日本栄養・食糧学会誌
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65 巻 , 2 号
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総説
  • 山田 耕路
    65 巻 (2012) 2 号 p. 59-64
    公開日: 2012/06/06
    ジャーナル フリー
    食品中に存在する体調調節因子の多くは多機能性を示し, 種々の疾病の予防に寄与することができる。また, ある種の食品成分は相乗的に作用し, 組み合わせて投与することにより, 低用量で生体調節機能を発現することが可能である。食品成分の機能を活用することができれば, 多機能性食品の構築が可能となり, より低コストで, より安全で, 高い機能性を有する食品を供給することが可能になる。これを実現するためには, 体調調節因子の成分間相互作用の解明, 体内動態の解明, 加齢に伴う体調調節機構の変化の解明などを進める必要がある。多機能性食品の開発は緒についたばかりであり, 広範かつ総合的な取り組みが必要となっている。本稿では, 著者らが実施してきた多機能性食品の開発に関する研究の全貌を紹介する余地がないため, 機能性脂質, 抗酸化成分, 食物繊維の体調調節機能とその活用に絞り, 重要なトピックのみを紹介することとする。
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報文
  • 開元 多恵, 木村 元秋, 細川 紘美, 渋谷 まゆみ, 前田 英雄
    65 巻 (2012) 2 号 p. 65-73
    公開日: 2012/06/06
    ジャーナル フリー
    ビタミンB6 (B6) 欠乏食給餌下, 餌に4.75% (w/w) の分枝鎖アミノ酸 (BCAA) を添加した時にラットの生体内に与える影響について検討した。餌にB6を含有したBCAA無添加食群 (C群) と添加食群 (aaC群), B6を含有しないBCAA無添加食群 (D群) と添加食群 (aaD群) の4種類の食餌で5週齢のウィスター系雄ラット各6匹を3週間飼育した。その結果, aaD群の半数のラットの肝臓にトリアシルグリセロール (TAG) の異常蓄積を認めた。また, aaC群ではセリンデヒドラターゼ (SDH) 活性が他の3群よりも有意に上昇し, 一方で血漿中のグリシン, トレオニン, リシン濃度がC群に比べ有意に低下した。次にaaD群の肝臓中のTAG量の相関性を調べたところ, 血漿中のピリドキサールリン酸 (PLP) とシトルリン濃度および, 肝臓中のSDH活性との間に負の相関性が, 一方で血漿中のトレオニン, グリシン, チロシン, リシン濃度との間には正の相関性が認められた。以上の結果から, 十分なB6摂取状態であってもBCAAを添加した時に, ラットのアミノ酸代謝に変化が認められること, さらにB6欠乏の状態でBCAAを添加した時には, 複合的なアミノ酸代謝の変化と, 一部のラットの肝臓にTAGが異常に蓄積することを認めた。
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