日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
Print ISSN : 0287-3516
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67 巻 , 5 号
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報文
  • 赤田 直輝, 宗兼 将之, 猪田 敬弘, 神野 伸一郎, 本村 信治, 廣村 信, 榎本 秀一
    67 巻 (2014) 5 号 p. 237-244
    公開日: 2014/10/31
    ジャーナル フリー
    福島第一原子力発電所事故以来, 内部被ばくに対する放射線防護は喫緊の課題である。本研究では, 栄養補助食品のローヤルゼリーを投与したマウスの放射性セシウム, ヨウ素およびストロンチウムの体内動態の変化を, 複数分子同時イメージング装置 (GREI) および高純度ゲルマニウム半導体検出器を用いて評価した。事前に1週間ローヤルゼリーを経口投与したマウスに, 137Cs, 131Iおよび85Sr混合溶液を静脈注射投与した後, 組織分布を定量的に解析した結果, 甲状腺の131Iの蓄積が減少し, さらに全ての核種において尿中排泄量が増加する結果となった。GREI解析により得られた結果からも, 131Iの甲状腺への蓄積減少および全ての核種の膀胱への集積増加が観察された。これらの結果より, 内部被ばくの低減化が, ローヤルゼリーの持続的摂取で可能であり, GREIにより内部被ばく低減化をモニタリングできることが示唆された。
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  • 坂田 文子, 佐々木 勝則, 内田 貴之, 知久 一雄, 高後 裕
    67 巻 (2014) 5 号 p. 245-253
    公開日: 2014/10/31
    ジャーナル フリー
    タンパク質・エネルギー栄養障害時にはしばしば貧血が認められ, 主な原因は鉄欠乏と考えられている。近年, 鉄代謝の解明が進み, ヘプシジン-25が鉄代謝の中心的役割を果たすことが明らかになった。これまでに, ヘプシジン-25と栄養状態の関係についての報告はない。そこで, タンパク質・エネルギー栄養障害時にみられる貧血とヘプシジン-25との関連について, 成長期の無タンパク質食摂取ラットを用いて検討した。さらに, 無タンパク質食への鉄配合の有無が鉄代謝に及ぼす影響についても検討した。その結果, 成長期のタンパク質・エネルギー栄養障害時にみられる貧血の原因は絶対的鉄欠乏ではなく, ヘプシジン-25産生亢進による鉄代謝阻害, すなわち鉄の利用障害である機能性鉄欠乏と考えられた。タンパク質・エネルギー栄養障害時には蓄積鉄は増加し, 鉄補給なしでも鉄欠乏にはならず, 安易な鉄補給は鉄過剰を招く危険性がある。病態の改善には, 栄養状態の回復が最善の解決策である。
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  • 畠山 雄有, 北野 泰奈, 本間 太郎, 卾 爽, 山本 和史, 治部 祐里, 川上 祐生, 都築 毅
    67 巻 (2014) 5 号 p. 255-270
    公開日: 2014/10/31
    ジャーナル フリー
    我々は, 様々な年代の日本食のうち, 1975年の日本食は最もカロリー制限 (CR) 様効果が強く, 健康維持に有益であることを明らかとした。CRは健康維持に有益な方法であるが, 妊娠授乳期の母親のCRは子供の将来の健康に悪影響を与えることが知られている。そこで本研究では, 日本食が母乳を介して子供に与える影響を明らかにするため, マウスを用いて検討した。様々な年代の日本食を授乳期の母獣に与え, 離乳後の仔を高脂肪食で飼育した。その結果, 11週齢と18日齢において1975年群で肝臓に脂質蓄積が認められた。一方, 18日齢の1975年群では白色脂肪組織重量が最も低く, 脂質代謝系遺伝子が活性化し, 脂肪分解や排出が促進されていた。よって, 1975年日本食は母乳を介して乳児の白色脂肪組織重量を低下させるものの, 肝臓において脂質の消費を促進せず脂質蓄積を進行し, さらにこの変化は成長後も持続することが明らかとなった。
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