日本栄養・食糧学会誌
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68 巻 , 3 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
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報文
  • 大塚 礼, 加藤 友紀, 西田 裕紀子, 丹下 智香子, 今井 具子, 安藤 富士子, 下方 浩史
    68 巻 (2015) 3 号 p. 101-111
    公開日: 2015/06/19
    ジャーナル フリー
    「国立長寿医療研究センター・老化に関する長期縦断疫学研究」の第2次調査と, 第3次から第7次調査に1回以上参加し, 第2次調査でMini-Mental State Examination (MMSE: 0-30点) が28点以上の男性298人, 女性272人 (60歳以上) において, 3日間食事秤量記録から算出した短鎖 (炭素数4-7) , 中鎖 (8-10) , 長鎖 (12-22) 脂肪酸摂取量と8年間の認知機能得点低下 (MMSE27点以下) との関連を一般化推定方程式により検討した。多変量調整後, 短鎖 (181 mg/日) または中鎖脂肪酸1 SD (232 mg/日) 上昇に伴い, 認知機能低下のオッズ比は0.86 (95%CI: 0.75-0.98) または0.84 (0.74-0.95) と低値を示し, 長鎖脂肪酸では0.89 (0.76-1.04) であった。短鎖および中鎖脂肪酸摂取は認知機能得点低下リスクを軽減しうる可能性が示唆された。
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  • 坂田 文子, 高橋 啓明, 早場 純子, 萩原 仁美, 知久 一雄
    68 巻 (2015) 3 号 p. 113-118
    公開日: 2015/06/19
    ジャーナル フリー
    鉄は赤血球合成やエネルギー産生に必須の微量金属であるが, 生体は鉄を積極的に排泄する機構を持たず, 過剰になると細胞に障害を与える。加齢により動物の組織には鉄が蓄積する。ヘプシジン-25は網内系マクロファージからの鉄放出と腸管からの鉄吸収を抑制することで, 鉄代謝を負に制御するペプチドホルモンである。加齢に伴う鉄蓄積と血清ヘプシジン-25の関連について検討した結果, 加齢により血清ヘプシジン-25は上昇することが明らかになった。成長の鈍化に伴う赤血球合成能の低下により網内系マクロファージへ鉄が蓄積し, 腸管からの鉄吸収を抑制する目的でヘプシジン-25が誘導されると考えられた。ヘプシジン-25は網内系マクロファージからの鉄放出も抑制するため, 鉄がさらに蓄積すると考えられた。出血等のない成熟動物や老齢動物への鉄補給の必要性, 摂取形態について, 今後, 栄養学的な検討が必要である。
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  • 山岸 あづみ, 工藤 陽香, 青江 誠一郎
    68 巻 (2015) 3 号 p. 119-128
    公開日: 2015/06/19
    ジャーナル フリー
    軟化処理昆布の摂取が食餌性肥満モデルマウスのメタボリックシンドローム関連指標に及ぼす影響について検討した。C57BL/6Jの雄性マウスを3群に分け, 高脂肪食に総食物繊維量が5%になるようにセルロース (CO群) , 乾燥昆布 (IN群) , 軟化処理昆布 (SO群) を添加した飼料を用いて12週間飼育した。その結果, 肝臓脂質量, 血清インスリンやレプチン濃度は, CO群に比べて試験群は有意に低下した。一方, 腹腔内脂肪重量, 脂肪細胞サイズ, 血清コレステロール濃度はSO群のみCO群との間に有意差が見られた。肝臓の脂肪酸合成酵素 (FAS) やジアシルグリセロールアシル基転移酵素1 (DGAT1) のメッセンジャーRNA (mRNA) 発現量もSO群がCO群に比べて有意に低かった。本結果から, 軟化処理した昆布の摂取は乾燥昆布を摂取するよりメタボリックシンドローム関連指標の改善効果が高いことが示唆された。
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