栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
23 巻 , 7 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 梶本 五郎, 吉田 弘美, 三宅 佐和子
    1970 年 23 巻 7 号 p. 437-442
    発行日: 1970/09/20
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1. 100ml容試験管にTcoおよびBHAをそれぞれ0.02%含む豚脂を180℃, 油浴中で1-5時間加熱し, 加熱後, AOM装置にて自動酸化させ, その安定度を比較すると, いずれも対照に比べ, PO. V, CO. Vは低く, 安定性を高めている。ことにTcoにリン酸あるいはウルトラリン酸などのシネルギスト添加は, 酸化防止性が高い。
    2. Tco誘導体およびBHAを0.02%添加した豚脂をフライ鍋中で加熱し, その酸化度合を測定すると, mix-Tcoが最も酸化度が低く, ついで, δ-Tco, α-Tco, BHAの順であった。
    3. 加熱による損失は, BHAが最も多く, ついでα-Tco, δ-Tco, mix-Tcoの順である。
    4. TcoおよびBHAをそれぞれ添加した豚脂で調製した即席麺の保存性は, BHAおよびmix-Tcoを添加したものが保存性に富み, シネルギストでは, クエン酸よりウルトラリン酸の方がやや効果が高い。
    添加油を160℃で2時間加熱後, その油脂で調製した即席麺の保存性は, 未加熱油で調製した即席麺に比べ保存性は劣るが, 対照に比べ, Tcoを添加したものは, いくらか酸敗防止効果があり, 中でもmix-Tcoが最も効果が高く, 逆にBHAを添加したものは, ほとんど防止効果は得られなかった。
  • 梶本 五郎, 吉田 弘美
    1970 年 23 巻 7 号 p. 443-446
    発行日: 1970/09/20
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    フライ油として大豆油を用い, アジ2匹 (50g/匹) を180℃, 2分間揚げ, アジ8匹揚げるごとにフライ油を秤取し, 揚げの回数とフライ油へのアジ油の移行量および変質度を測定した。
    1. 揚げの回数が増すにしたがい, フライ油へのアジ油の移行量は多くなり, アジ2kg (40匹) 揚げ, フライ油に10%程度移行した。
    2. 揚げアジよりフライ油へのアジ油の移行量の求め方は, フライ油とアジ油の脂肪酸組成含量の相違を利用した。すなわち, 両油脂を比較した場合, C14, C16, C18: 2などの脂肪酸含有量がことに異なるので, あらかじめ大豆油とアジ油との混合割合の異なるものについて, C14, C16, C18: 2の検量線を求めておく。ついで, フライ油の脂肪酸を測定し, 検量線と比較して移行量を算出した。
    3. アジ油がフライ油に移行するにしたがい, フライ油の色度, CO.V, A.Vなどは高くなる。すなわち, 変質度合が次第に大きくなる。
  • 大武 由之, 片山 智博
    1970 年 23 巻 7 号 p. 447-451
    発行日: 1970/09/20
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    馬肉の脂質の性質を明らかにする目的で, 食肉加工向けに輸入された馬肉について, その背最長筋, 上腕三頭筋および半膜様筋から抽出した遊離脂質と結合脂質の脂肪酸組成をガスクロマトグラフィーによって調査した。
    遊離脂質と結合脂質とは脂質成分が異なっていて, 遊離脂質は大部分が中性脂肪よりなり, 微量のリン脂質を含み, 一方, 結合脂質はほとんどがリン脂質よりなり, 少量の遊離脂肪酸, 遊離コレステロールを含んでいた。
    上腕三頭筋は背最長筋や半膜様筋よりも遊離脂質と全脂質含量が高かったが, リン脂質含量ではこれら筋肉間に有意差が見られなかった。
    一般に, 結合脂質は遊離脂質よりもC18: 2とC20: 4が多く, C16: 0, C16: 1およびC18: 1が少なかった。
    遊離脂質では背最長筋は上腕三頭筋や半膜様筋よりもC18: 0, C20: 4が多く, C14: 0, C16: 1が少なく, また上腕三頭筋は他の2筋よりもC16: 0が多く, C18: 0, C18: 2およびC20不飽和酸が少なかった。
    結合脂質にあっては, 背最長筋は上腕三頭筋や半膜様筋に比べてC16: 1が少なく, C20: 4が多かった。これらの結果, 上腕三頭筋は背最長筋や半膜様筋に比べて飽和酸含量が高かったし, 背最長筋の脂質は一番不飽和度が高かった。
  • 飯森 正秀, 原口 達一
    1970 年 23 巻 7 号 p. 452-454
    発行日: 1970/09/20
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    Vibrio anguillarumにたいする低pH, 無機塩の影響を検討し, ついでpH5.0の培地に界面活性剤SAEO, NAEO, LAS, SEを加えた時の抗菌効果を検討した。その結果, SAEO, NPEO, LASは供試菌にたいしてpH5.0の培地の抗菌作用を助長し, またその後最適pHの培地に菌体を移植した時も増殖を阻害することを認めた。
  • 吉利 和, 柴田 長夫, 山下 政三
    1970 年 23 巻 7 号 p. 455-472
    発行日: 1970/09/20
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    A nutritional study of neurotic anorexia has been carried out and the following results were obtained.
    1) Patients in this category, without exception, mainly complain about lack of weight and anorexia and they are neurotic. Light disturbances of gonad and hypophysis are observed.
    Psychologically, they are of marked individuality, aggressive in nature, egotistic and excitable. Concerning food, they order only the amount they want or sometimes prepare it themselves.
    2) Concerning quality of food, total calory is little but many in variety. Protein is usually over 1.5g/kg but sometimes is over 2.0g/kg and animal protein is generally over 70%. When the intake of calory increases, the quantity of rice and bread increases and the ratio of protein compared to the total calory decreases. Water intake is very little.
    3) Even if patients are emaciated, they withstand the stress, common cold and infectious diseases and disturbance of organ function is less. It can be considered that they are able to maintain minimum healthy livelihood is due to high protein and high fat food although the total calory is low. This is the point that is different from the malnutrition in which both the protein and the calory are low.
    4) It is considered that this illness exist as disease because they are able to live long even under low nutritional condition owing to the fact that although the total calory is low, intake of protein, fat and vitamin are rich. Accordingly, when the circumstance become bad and the food condition become poor, they gradually become malnutrition.
  • 1970 年 23 巻 7 号 p. 473-486
    発行日: 1970/09/20
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 23 巻 7 号 p. 486-507
    発行日: 1970/09/20
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
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