栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
26 巻, 6 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • ハンス カウニッツ
    1973 年 26 巻 6 号 p. 337-342
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 白井 伊三郎
    1973 年 26 巻 6 号 p. 343-351
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 堀江 和代, 堀江 祥允, 芦田 淳
    1973 年 26 巻 6 号 p. 353-357
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    たん白質の消化に対して栄養素または食品の共存がどのような影響を与えるかをin vivoで調べるため, 卵アルブミンにデキストリン, コーンオイル, 塩化ナトリウム, レモン汁, 煎茶および清酒をそれぞれ添加した試料を胃管を用いてラットに強制投与し, 1時間後の胃および小腸の窒素残存量を測定した。
    添加した食品または栄養素のうち, デキストリン, レモン汁および清酒は胃内の窒素残存量を高くし, 逆に小腸のそれは低下させたが, 胃と小腸のそれらの合計には影響を与えなかった。これに対してコーンオイル, 塩化ナトリウムおよび煎茶は胃内の窒素残存量は増加させたが, 小腸内のそれには影響を与えず, 胃および小腸のそれらの合計を増加させるか, または増加させる傾向を示した。
    これらの結果から, ここで用いた栄養素または食品のすべてが, 胃におけるたん白質の消化あるいはその消化物の胃から小腸への移行速度を阻害しているものと考えられる。
  • 守 康則, 加納 三千子
    1973 年 26 巻 6 号 p. 359-364
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    L-アスコルビン酸およびL-アスコルビン酸-H2O2系によるペプシン活性の阻害をペプシンの構造変化より検討し, 次の結果を得た。
    1) アスコルビン酸, アスコルビン酸-H2O2系はペプシンを酸化分解し, ペプシン溶液のわずかな粘度低下がみられる。
    2) アスコルビン酸, アスコルビン酸-H2O2系処理ペプシンのセファディクスG-25およびG-100によるゲルろ過パターンよりみて, ペプシンはアスコルビン酸, アスコルビン酸-H2O2系により分解され, トリクロル酢酸可溶性のペプチドおよびアミノ酸を主体とする低分子フラグメントの生成が認められる。
    これらの結果より, ペプシンはアスコルビン酸の酸化にともない, ペプチド結合が開裂し, 分解を起こし, ペプチドおよび遊離アミノ酸を生成するものと考えられる。
  • 沢村 経子, 五島 孜郎
    1973 年 26 巻 6 号 p. 365-369
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    炭酸Ca, 乳酸Ca, グルコン酸Caの3種のCa塩を用い, 被験動物の成長時期も考慮に入れ, 同一白ネズミについて幼若期ならびに, これらを同一飼料にて飼育した成熟期のCa出納および, それぞれのCa塩のP出納におよぼす影響を観察した。
    Ca出納について, 幼若期では3種のCa塩の間に差異を認めなかった。成熟期においては, 炭酸Ca食投与群が他2群に比し吸収率, 体内保留率とも高値を示した。
    P出納については, 幼若期でグルコン酸Ca食投与群が, 成熟期では炭酸Ca, グルコン酸Ca食投与群が吸収率, 体内保留率に高値を示した。
    加齢にともなう出納の変化として, Ca, Pともに吸収率, 体内保留率の低下がみられた。
    またPについては, 加齢とともに尿中排泄の増加がみられた。
  • 岸田 忠昭
    1973 年 26 巻 6 号 p. 371-375
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    Saccharomyces cerevisiae培養物中に血清コレステロール量低下作用物質の存在をマウスによって確認すると同時に, 血清たん白量およびリポたん白量の変化について検討を加えた。血清たん白に関しては, 電気泳動的にも, また量比的にも対照群と試験群間に差異がみられ, 血清たん白量は対照群より試験群のほうが多く, リポたん白に関しては対照群より試験群のほうが少なかった。また一方, 本試験群飼料の給与による血清中のGOTおよびGPT活性の変化を検討したところ, 異常は認めなかった。
  • 市川 芳江, 佐々 初世, 道 喜美代
    1973 年 26 巻 6 号 p. 377-383
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ショウガ汁中のたん白分解酵素を抽出精製し, 単一標品として得, 若干の酵素化学的諸検討を行なった。ショウガ汁中には, 塩析, セファデックスG-100ゲルろ過では同じ動態を示すが, イオン交換クロマトグラフィー, 電気泳動的に動態を異にする2種のSHプロテアーゼの存在を見いだし, GP I, GP IIと略称した。両者は分子量は同じ22, 500であり, ともに活性にSH化合物を必須とする。至適pH, SH化合物による活性化, 重金属イオン, SH試薬による阻害程度はともに類似している。しかしSH化合物の活性化は, GP IのほうがGP IIより大きく, また金属イオンのうちAg+, Ni++の阻害はGP Iのほうが大きい点若干異なるが, 両者は, isoenzymeの可能性が考えられる。ショウガ汁の肉軟化効果は, このプロテアーゼによるたん白分解酵素活性と関連があると考えられる。
  • 下田 真利子, 香川 芳子, 西村 薫
    1973 年 26 巻 6 号 p. 385-389
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    Measurement of body fat contents is essential for a judgement of obesity, which is defined as an abnormal increase of the fat content in the body. The fat content estimated from skinfold thickness was compared with the value calculated from the whole body potassium content which was obtained by the counting of whole-body radioactivity. The obese and non-obese women were chosen as subjects for this study. It became clear that the fat value estimated from the potassium content is higher than from the skinfold thickness. The relation between two calculated values were investigated by regression lines. It was obvious that the regression line of obese woman group vary with age, but not of nonobese group.
  • 秋山 露子, 大橋 登美男
    1973 年 26 巻 6 号 p. 391-394
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    牛乳および乳製品の胃内での凝固性を判定するのに広く用いられているカードテンション測定法であるADSA法と, バラツキの少ない測定値が得られるように考案されている改良法との比較検討を, 数種のメデウムカードミルクを用いて行なった。得られた結果の要点は次のとおりである。
    1) 供試乳の違いによって, ADSA法で測定したカードテンション値よりも, 改良法で測定した値のほうが高い場合や, 逆に, 低い場合があり, これには, 供試乳の性状が影響するものと思われる。
    2) すでに, ソフトカードミルクについて得た結果と同様に, ADSA法よりも改良法のほうが統計的にすぐれた測定法であることを認めた。
  • 1973 年 26 巻 6 号 p. 399
    発行日: 1973年
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    本誌第26巻第2号に掲載の, 岡芳子, 桐山修八, 吉田昭著“野菜類のステロール組成”の論文中に誤りがありましたので, 下記のとおり訂正してお詑び申し上げます。 (誤)19.55 (正)0.05
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