栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
28 巻 , 5 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 山本 尚三
    1975 年 28 巻 5 号 p. 231-234
    発行日: 1975/08/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 高木 兵治, 岡本 玲子
    1975 年 28 巻 5 号 p. 235-238
    発行日: 1975/08/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    農家自家醸造味噌のヒスタミンの存在とその含有量を調べた。
    すなわち, ヒスタミン含量の比較的高いと思われる味噌からその分離を試み, Rf値その他からこれがヒスタミンであることを推定した。
    農家から蒐集した味噌147点について, その含量をPPCにより分離, 比色法により測定した。 その結果, これらの味噌に含まれるヒスタミンは, 0~28mg%の範囲で, その平均値は6.3mg%であった。 ヒスタミン含量の多寡と一般成分の間には有意の関連を見いだすことはできなかった。
  • 高木 兵治, 岡本 玲子
    1975 年 28 巻 5 号 p. 239-245
    発行日: 1975/08/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    農家自家醸造味噌のなかには, チラミン・ヒスタミン等のアミン類を顕著に含むものがある。 これらアミン類を含存する味噌の性状を一般成分, 酸・アルカリ滴定曲線, 酸化還元電位とから検討を試みた。
    その結果, これらアミン含量の高い味噌の性状は, 一般に水分が高く, 食塩の低い傾向がみられた。
    滴定曲線の傾斜度は, 直立型を示すカルシウム強化味噌, 傾斜のゆるやかな漬物味噌, 中間型の普通味噌となり, それぞれの味噌について傾斜の緩急とアミン含量についてみると, いずれの味噌においても傾斜度のゆるやかな群がチラミン・ヒスタミン含量の高い傾向を示した。 とくに漬物味噌は傾斜がゆるやかなものが多く, これらアミン含量の高い例数の多いことは, 食塩含量が低いか, それが不均一な濃度となっていることが考えられる。
    試料の採集個所によるEh値は樽の下層部が最低値を示し, またアミン含量は上層部ほど高い傾向を示した。
    普通味噌, 漬物味噌, カルシウム強化味噌の年次別Eh値は, それぞれの味噌にピークがあり, とくに漬物の有無はEh値にかなりの影響があった。 Eh値とチラミン含量の間には, はっきりとした関連は得られなかった。
    熟成期間とアミン含量についてみると, 普通味噌では年次経過に従い, チラミン含量の高い味噌の例数は減少するが, 漬物味噌は逆に増加する傾向を示した。
    チラミンを生成しない自家醸造味噌の食塩量を推定し, 絶対食塩濃度で27%とした。 食塩含量の低下が望ましいことから, その目標値は24%とした。 この場合, 良質な麹を使用し, 配合割合も適正でなくてはならない。
  • 鴨居 郁三, 鬼丸 修, 小原 哲二郎
    1975 年 28 巻 5 号 p. 247-255
    発行日: 1975/08/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1) 冷凍オオナゴ (A) を対照とし, 他の3種の配合飼料 (B~D) によるハマチの養殖試験を行なった。 12月までの当歳魚養殖試験では, オオナゴ投餌にはおよばなかったが, 飼料B区はかなりの好成績を示し, 増肉係数もオオナゴ投餌 (A区) の7.84に比べ7.88と大差はなかった。 なお, 12月からの越冬期では, オオナゴと配合飼料区の増重に差が見られたが, 飼料B区では水温が上昇し, 摂飼の活発になる4月には再び増重し, オオナゴ (A区) 投餌に近い結果を示した。
    2) 肉質, 肝臓および幽門垂の重量および脂質含有量の変化は次のとおりであった。
    i) 肉質肉質の脂質含有量は各区とも12月に高く, 水温の低下する2月には減少し, 4月には再び増加した。 また生魚とほぼ同量の脂質含有量の飼料BおよびCを投餌しても, 肉質中の脂質蓄積量には差が認められ, 12月における各飼料間の魚体重の差は, 蓄積された脂質重量に大きく影響されていると見られた。
    ii) 肝臓肝臓重量は各飼料区とも12月に最高で, 2月には減少していた。また蓄積脂質の絶対量は, オオナゴ (A区) 投餌以外は, 肝臓重量の減少する2月でもあまり変化せず, 冬期には脂質以外のものが消費されているのではないかと考えられた。肝臓重量の魚体重に対する比率は, オオナゴ (A区) 投餌では12月に最高になるが, 他の配合区では10月に最高となり, 以後減少を示した。
    iii) 幽門垂各飼料区とも冬期においても脂質の蓄積が見られ, 重量が多少減少しているBおよびC区においても, 脂質含有率が増加しているため, 蓄積脂質の絶対量は増加し, 肉質および肝臓とは異なった傾向を示した。
    3) ハマチ脂質の脂肪酸組成については, 飼料中脂質の脂肪酸がほぼそのまま肉質, 肝臓および幽門垂に移行する。 とくに粉末油脂を加えたBおよびC区では, 粉末油脂中に多量に含まれるC18: 2の移行が, 明らかに認められる。
    4) 12月と脂質量の減少する2月に採取したハマチの脂質の脂肪酸組成を見ると, C14: 0およびC16: 0の組成に多少の変化が見られるものがあった。
  • 福本 順子, 中島 けい子
    1975 年 28 巻 5 号 p. 257-261
    発行日: 1975/08/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ペトリ皿に入れた市販牛乳を, 40Wの白色螢光灯 (1.625×104ergs/cm2/sec) で, 180分間照射すると, 約60%のリボフラビンが分解される。一方, これに青色 (400-560nm), 褐色 (主として500nm以上), および赤色 (550nm以上) の各フィルターを用いて光処理すると, リボフラビンの分解は, それぞれ20, 30および10%に軽減され, とくに赤色フィルターを用いた場合の低下は, ほとんど暗所保存に等しい。しかしながら, 透明フィルターを用いたときは, リボフラビンの分解はほとんど防止されない。以上の結果から, リボフラビンの分解防止のためには, 現在市販牛乳に用いられている透明ビンよりも赤色ビンを用いるほうがより望ましいと考えられる。
  • 毛利 善一, 西沢 一徳, 葛見 衛
    1975 年 28 巻 5 号 p. 263-269
    発行日: 1975/08/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    グリセリンカプリル酸エステルおよびそれを含む配合剤 (すべて食品添加物からなる) による市販電子ジャー中の米飯変敗防止効果について検討し, 以下の結果を得た。
    1) 電子ジャー内容器面には無数の凹凸が認められ, その中には変敗原因菌が十分潜入できるくらいの孔もあり, 洗浄による除菌作用のみでは, これらの菌を完全に除去できず, 変敗防止効果は不十分であった。
    2) 変敗米飯より分離した細菌に対する抗菌効果は, グリセリンカプリル酸エステル単独よりも, それとショ糖脂肪酸エステル, ピロリン酸カリウムなどを配合した配合剤のほうが優れていた。
    3) 分離菌に対する配合剤の抗菌力は, デンプン共存下ではデンプン非共存下の50分の1に低下した。また, 温度を55℃から70℃に上昇することによって抗菌力は増大した。
    4) 米飯の変敗臭がかなり弱い間は, 変敗原因菌数と変敗臭との間に比例関係が認められたが, 菌数が105台に増殖すると, 変敗臭の強度との相関性が見られなくなった。すなわち, ごくわずかでも変敗臭がすれば菌数は105台に増殖していることを認めた。
    5) 電子ジャーへの入飯試験の結果, グリセリンカプリル酸エステルを含む配合剤を内容器内壁に最低25mg付着残存させることにより, 変敗臭を著しく減少させることが可能であることを認めた。
    6) 本配合剤の米飯の味におよぼす影響について検討したが, とくに問題はなかった。
    7) 以上のことより, 電子ジャー中の保存米飯の変敗防止に, グリセリンカプリル酸エステルを含む配合剤を入飯前にあらかじめ内容器内壁に塗布あるいは噴霧する使い方をすれば, 十分効果を発揮できることと思われる。
  • 飯尾 雅嘉, 岡部 公一, 大村 浩久
    1975 年 28 巻 5 号 p. 271-275
    発行日: 1975/08/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ウシおよびマウス肝臓より粗グリオキサラーゼ系を抽出し, メチルグリオキサール, グルタチオンを基質として酵素反応を行ない, 種々のレダクトンおよびその類縁化合物の影響を観察した。その結果
    1) 2種の起源の酵素系いずれについても, 芳香族レダクトンであるポリフェノールのうち2個の水酸基が互いにオルト位にあるものの阻害効果が大きかった。メタ位にあるものでは中程度の阻害が見られ, パラ位にあるものではほとんど阻害を示さなかった。
    2) カテコール誘導体については, 水酸基に対して4位にある置換基の相違によって阻害効果が異なり, 極性基の導入によって阻害力が低下する傾向が観察された。
    3)p-ベンゾキノンも強い阻害効果を示したが, その作用機構はポリフェノールとは異なり, グルタチオンとの反応にあることが紫外スペクトル, ペーパークロマトグラフィーの結果から示唆された。
    4) アスコルビン酸などの非芳香族レダクトンは, 阻害効果を示さなかった。
    5) 2座配位子であるシュウ酸, フタル酸にも阻害作用は観察されなかった。
  • 阿部 皓一, 勝井 五一郎
    1975 年 28 巻 5 号 p. 277-280
    発行日: 1975/08/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    血清総Tocの螢光定量法については, Thompsonらが報告しているが, なお未検討なところがあるのでToc同族体の螢光と定量値の関係, 阻害物質の有無について検討し, また従来法と比較した結果, 従来法より微量の血清を用いて, 迅速, 正確に血清Tocの定量しうることを認めた。
  • 1975 年 28 巻 5 号 p. 285a
    発行日: 1975年
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 1975 年 28 巻 5 号 p. 285b
    発行日: 1975年
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
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