栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
29 巻 , 8 号
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  • 山本 愛二郎
    1976 年 29 巻 8 号 p. 417-424
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 柴田 長夫, 内藤 初枝
    1976 年 29 巻 8 号 p. 425-432
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    初体重70g前後のWistar系ネズミを用い, P欠乏食により出現する症状の把握およびPの食欲におよぼす影響につき調べることを目的として実験を行ない, 次のような成績を得た。
    1. 1カ月間P欠乏群
    P欠乏食投与20日目以後, 次第に欠乏による影響が出現し, 摂食量, 体重増加量, 効率の減少を認めた。毎日の観察では, 腹壁筋の軟化が観察された。血液生化学所見, 臓器重量比, 肝, 腎, 副腎, 腹壁筋等の組織標本およびX線写真は, いずれも正常であった。
    2. 2カ月間P欠乏群
    摂食量は平均17g/日, 体重増加量は平均0.8g/日程度であり, 欠乏群の中でも伸びの良好なもの, 劣るものが現われていった。毎日の観察では, 腹壁筋と四肢の緊張が著明となり, 血液生化学所見ではSGOT 267, SGPT 232と上昇を示し, 肝機能障害を疑わせた。その他の結果は, 正常であった。
    3. 3カ月間P欠乏群
    摂食量は, 2カ月欠乏群と同様の結果を示した。また体重増加量は, ほぼ全例で増加停止となり最後まで維持していった。効率は次第に低下し, 対照群の10~20%となった。毎日の観察では, 食糞するものが出現し, 腹壁筋の軟・硬の変化が続いていた。また全期間を通じ, 突然死・衰弱死するものは出なかった。血液生化学所見では, 2カ月欠乏と同様SGOT 161, SGPT 106と上昇が認められ, 血清P値のわずかな低下6.2mg/dlを認めた。次に臓器重量比では, 胸腺の萎縮0.07%, 盲腸の拡張6.5%が認められた。また組織標本では, 肝脂肪化の増加が著明であった。腹壁筋にも多少核の集中, 淡染等が認められた。その他は, 正常であった。全期間を通し, 尿蛋白, 尿糖は異常がなかった。
    この報告の大要は, 1974年5月の第28回日本栄養・食糧学会総会で発表した。
  • 長野 新子, 岡本 奨
    1976 年 29 巻 8 号 p. 433-438
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    脱脂脱皮ナタネより主要たん白質, グロブリンとグルテリンを得た。グロブリンはα, β, γの3成分よりなり, 各成分はサブユニットと考えられる3種のたん白質から構成されていた。pH変化, 加熱処理, MEに対する挙動は各成分により異なり, α・γ成分はゲルろ過で確かめられる範囲において変化しないが, β成分はいずれの処理に対しても変化した。栄養的にはリジンに富み, 良好なアミノ酸組成を示した。グロブリンのアミノ酸組成は, 大豆グロブリンに似ていた。
  • 半田 隆, 峯木 茂, 飯塚 廣
    1976 年 29 巻 8 号 p. 439-444
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1) Rhizopus sp. strain FukumotoのGA粗酵素を等電点分画した結果, 5個の活性ピークが認められ, 主要ピークをGA-7.9およびGA-8.3とした。
    2) GA-7.9とGA-8.3はゲルろ過により, さらに2活性区分に分離され, 溶出順にそれぞれGA-7.9 I, GA-7.9 II, また, GA-8.3 I, GA-8.3 IIとした。
    3) GA-6.7を除く各GAは, pH 4.0のディスク電気泳動で単一バンドを示し, GA-7.9 IとGA-7.9 IIの混合物, GA-8.3 IとGA-8.3 IIの混合物もまた単一バンドを示した。
    4) これらのGAの至適温度は55℃であり, 50℃以下で安定であった。至適pHはGA-8.3のIとIIのみ5.1で他は5.5であり, pH 3.5~7.5で安定であった。可溶性澱粉に対するKmは, GA-7.9, GA-8.3ともIがIIよりやや大きな値を示し, 他はさらに大であった。また, 分子量はほぼ同じで約53, 000と推定された。
    5) GA-7.9とGA-8.3のIとIIは, アミロース, アミロペクチンおよび可溶性澱粉に対してはIがIIに比べて強い活性を示したが, ポテト生澱粉を基質としたときには, 逆にIIがIより強い活性を示した。
  • 大中 政治
    1976 年 29 巻 8 号 p. 445-454
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    健康な男女学生23名を被験者として標準食を投与し, 臥位安静状態を続けたとき, SDAによる代謝亢進がどの程度であるかを明らかにするため, 次のような三連の実験を行った。
    従来SDAの算出は, 摂食後の安静代謝量よりBMRを差引いて求められてきた。しかし, 基礎条件下でみられる最低のエネルギー消費状態は長時間維持されるものではなく, 漸次増大, ついで減少するという日内変動を示すので, これに基づいた新しいベースラインをつぎのようにして求めた。すなわち, SDAの少ない高糖食を維持量 (450kcal) だけ朝8時に与え, 6~8時間後 (14~16時) の安静代謝量を日内リズムのピーク値とした。
    そして, BMR (7時), ピーク値 (15時) およびBMR値 (22時) を結んだ線を新ベースラインとした。
    これにより, 500kcalから2, 500kcalまで摂取熱量を種々変えた食餌を与えた際のSDAを新しい算出方法を用いて検討した (実験I) 。
    実験IIは, 食餌の投与回数がSDAの大きさにいかに影響するかを見た。
    実験IIIは, トコロテンのような非栄養食品と標準食におけるSDAを比較することにより, 食品が単に消化管を通過することにより, どの程度代謝亢進に影響するかを検討した。
    以上の実験から, 次のような結果を得た。
    1) 投与熱量を500kcalから始め, 500kcal刻みに2, 500kcalまで5段階に変化させ測定したSDA (基礎代謝を華準) の摂取熱量に対する割合は, 500kcal投与時が最も大きく, 13.9%で投与量が増加すると逆に減少し, 2, 500kcal食では6.8%となった。また, 修正SDAにおいても同様500kcal食11.2%, 1, 000kcal食8.8%, 1, 500kcal食7.2%, 2, 000kcal食6.9%, 2, 500kcal食5.7%とそれぞれ投与熱量が増加すると, 余剰熱量の割合は減少した。BMRを基準としたSDAに対し, 修正SDAは有意に低値で約15~20%減であった。
    2) 熱量1, 500kcalの標準食を1回あるいは2回, 3回に分割投与した際に, 投与回数の増加に伴いSDAは大となった。すなわち, 1回投与時の修正SDAに6.7%, 2回食で7.3%, 3回に分けて投与すると9.0%となった。
    3) トコロテンのような非栄養食品ではSDAの発現はほとんどなく, エネルギー代謝の変化過程は絶食時のそれと類似したものであった。
    4) 以上の点を考慮して日常の食餌摂取と同じ条件, すなわち標準的な食餌2, 500kcalを3回に分けて摂取したときの修正SDAは, 摂取熱量の5.7%程度であった。
  • 原 登久子, 閑 敏郎, 畠中 隆夫, 森本 茂樹, 岩本 真佐子, 山下 礼子, 角谷 貴美子
    1976 年 29 巻 8 号 p. 455-457
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    漁村婦人のV. EおよびPUFAの摂取量と血清中のV. E値を調査した。
    1) 食事からのα-トコフェロール, PUFAの摂取量は, それぞれ5.1±2.1mg, 13.8±6.9gで, α-トコフェロール (mg) /PUFA (g) は0.40±0.13となった。また, 非α-トコフェロールは11.3±5.2mgであった。
    2) 血清中の総トコフェロールは, 0.80±0.29mg/dlであった。
    3) 食事中のα-トコフェロールおよびPUFA量と血清トコフェロールの間には, 相関が認められなかった。
  • 藤田 修二, 東野 哲三
    1976 年 29 巻 8 号 p. 457-459
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    The oxidation and the browning reaction of pyrogallol were caused by the polyphenoloxidase (EC 1.10.3.1) preparation obtained from the immature fruit of satsuma mandarin. The effects of some factors such as pH, temperature and inhibitors on this reaction were investigated.
    The optimum pH of this reaction was around 7.2-7.6, and no reaction was found below pH 6.0. This reaction was strongly inhibited by the compounds such as potassium cyanide and sodium diethyldithiocarbamate and also remarkably inhibited by L-ascorbic acid. The enzyme preparation was considerably stable at relatively high temperature.
  • 青柳 康夫, 正田 悦子, 菅原 龍幸
    1976 年 29 巻 8 号 p. 460-461
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    干しシイタケ8銘柄のエリタデニン, デオキシエリタデニン含量を測定し, 次の結果を得た。
    1) エリタデニンは50.7~92.7mg%の含量を示し, 黒子で比較的高い値を示したが, 各銘柄間にはほとんど差はないものと考えられる。
    2) デオキシエリタデニンは7.7~13.6mg%で, エリタデニンの約1/6含まれ, 各銘柄間での差はなかった。
  • 山田 幸二, 平野 隆司
    1976 年 29 巻 8 号 p. 462-465
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    小麦グルテンをたん白質源とした食餌中のたん白質含量2.5%, 5%, 7.5%, 10%, 15%, 30%, 50%の飼料にリジンまたはリジンおよびスレオニンを添加し, 成長, 肝臓脂質量, 血漿中の遊離スレオニン濃度に対する影響について検討した。
    成長量は, リジン添加小麦グルテン飼料で15%, リジンおよびスレオニン添加小麦グルテン飼料で10%までは各々段階的に増加するが, それ以上のたん白質含量では差がみられなかった。リジン添加小麦グルテン飼料に対するスレオニンの添加効果は, 15%以上ではみられなかった。
    肝臓脂質含量は, リジン添加小麦グルテンでたん白質含量5%, 7.5%, 10%, 15%の順に増加し, 肝臓乾物あたり20%以上であったが, たん白質含量2.5%, 30%, 50%では11~16%であった。
    肝臓脂質含量20%以上の白ネズミの血漿中の遊離スレオニン濃度は7μmoles/dl以下であるが, 血漿中の遊離スレオニンが16μmoles/dl以上の白ネズミの肝臓脂質含量は9~16%であった。
  • 1976 年 29 巻 8 号 p. 466-472
    発行日: 1977/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
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