栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
31 巻, 2 号
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
  • 新山 喜昭
    1978 年 31 巻 2 号 p. 117-127
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
  • 松本 恵子, 一寸木 宗一, 浜倉 大全, 前川 昭男, 鈴木 隆雄
    1978 年 31 巻 2 号 p. 129-133
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    オキアミは自己消化による分解の速いこと, 解凍したときのドリップが多いことが知られており, 利用加工上の問題となっている。
    今回の実験ではとくに自己消化等品質の劣化に関連すると推察されるprotease, tyrosinase活性についてオキアミおよび煮熟オキアミを用いてシバエビ, サクラエビを対照として検討した。さらにmyosin ATPase活性の測定も行なった。
    1) protease活性は藤井らの方法に準じて粗酵素液を調製しカゼインを基質として酵素活性を測定した結果, オキアミおよび煮熟オキアミはシバエビ, サクラエビに比較して約5倍の活性を示した。
    なお, オキアミ, サクラエビproteaseの至適pHは8.0, 40℃であった。
    2) tyrosinase活性は試料より0.03Mリン酸緩衝液 (pH 7.4) にて抽出した粗酵素液を用いカテコールを基質としてワールブルグ検圧計により酵素活性を測定した結果, シバエビ, サクラエビは, オキアミ, 煮熟オキアミに比較して約2倍の活性を示した。なお, オキアミ, サクラエビtyrosinaseの至適pH 7.5, 至適温度は25℃であった。
    3) myosin ATPase活性について測定した結果, オキアミは煮熟オキアミにくらべ約3倍, シバエビ, サクラエビにくらべ約8倍の活性を示した。
    オキアミ, サクラエビのmyosin ATPaseの至適pHは6.0, 至適温度は20℃であった。
  • 斎藤 衛郎, 福井 良弘, 星野 忠彦, 金田 尚志
    1978 年 31 巻 2 号 p. 135-141
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/07/27
    ジャーナル フリー
    1) 熱重合油の有毒成分であるCy. FAの急性毒性の程度を知るため, 熱重合アマニ油からCy. FAを調製し, 経口投与によるLD50値を求めたところ, 9.84g/kgmouse, 33.35mmol/kg mouseで, リノール酸メチルヒドロペルオキシドと同程度の毒性を示した。
    2) Cy. FAによる急性毒性を病理組織学的に検討し, 肝臓, 肺臓, 腎臓, 大脳に病理学的変化をみとめた。こうした変化のうち, 肝臓のび漫性脂肪化, 肝細胞の萎縮, 壊死像等はCy. FAによる中毒性の肝細胞の直接的な障害像と考えられた。同時にうっ血像がみとめられたが, これは二次的なショックに伴う循環障害の現われと解された。一方, 肝臓以外の臓器にみられた変化は, 肺臓のうっ血と出血, 大脳皮質の神経細胞の壊死, 腎臓の遠位尿細管管腔や上皮細胞の変性などから成るが, おもに二次的なショックに起因する非特異的な循環障害の結果と考えられ, Cy. FAの投与に特異的な組織障害像とはいえない。
    3) 以上のことから, Cy. FAによる急性毒性は, Cy. FAの投与に起因した直接的な中毒性の肝障害とCy. FAをストレッサーとする二次的なショックに伴う主として阻血性の臓器障害によると推察された。
  • 鈴木 継美, 山口 蒼生子, 鈴木 久乃
    1978 年 31 巻 2 号 p. 143-148
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    本研究によってえられた結果は, 以下のごとくまとめられる。
    1) 調査期間を延長することによってえられる集団の平均値の変動はどの栄養素でも小さくなる。
    2) その際, 栄養素によって変動の縮小に差があり, たとえばカルシウムは縮小が著しく, 変動係数は約1/10の大きさになるが, 脂質では, 約1/3になるにすぎない。
    3) 調査期間を7日にすることによって, 30日の記録からえられた集団の平均値とえられた平均値とのへだたりは小さくなる。
    4) 個人の1日あたり平均値を事前に作成し, それを用いて集団の平均値, 不偏分散をもとめ, 母平均の区間推定を行なってみると, その区間内に30日の集団の平均値が含まれる頻度はカルシウムで90%以上, エネルギーで80%前後, たん白質・鉄で60~70%であるが, 他の栄養素では50%に満たない。
  • 広井 忠夫, 嶋 悌司, 鈴木 恒夫, 月岡 本, 木村 修一
    1978 年 31 巻 2 号 p. 149-154
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    紅こうじ菌が産生する色素の一種, モナスロルブリンが, 紅こうじ菌の一種Monascus anka UN 202-13菌に対して, どのような栄養生理的意義を有するかを検討する目的で実験を行なった。
    結果として, リン酸1アンモニウム0.01mol/dl, 酸性リン酸カリウム0.1g/dl, 硫酸マグネシウム0.05g/dlおよび99.5%エタノール3ml/dlを加えた培地に, モナスコルブリンを微量添加してUN 202-13菌を培養すると, 生育および色素生産量が顕著に増加することを認めた。
    0.005g/dlのモナスコルブリンを添加した場合, 無添加のおよそ3.5倍の生育を示し, 6倍の色素生産量の増加を認めた。これをグルコース10g/dlの場合と比較した場合, モナスコルブリン添加のほうが勝っていた。
    0.04g/dlのモナスコルブリンを添加した場合は, 無添加に比して, 生育はおよそ6倍, 色素生産量は8倍増加し, グルコース10g/dl添加の培地との比較では, 生育ではおよそ2倍, 色素生産量では6倍増加することを認めた。
    この現象は, UN 202-13菌がモナスコルブリンを単に排泄物として産生するのではなく, エタノールを有効利用するための賦活剤としての効果を有しているものと考えられ, モナスカス菌の生体内におけるなんらかの代謝に関与しているものと推察される。
  • 永田 由美子
    1978 年 31 巻 2 号 p. 155-160
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    すでに行なわれている各種労作の労作強度 (RMR) の測定値は, 生活環境が測定時と異なっている現在では, 測定しなおす必要を認めないわけにはいかない。またエネルギー代謝測定に必要な, 呼気ガス測定装置も, 古くは労研式呼気ガス測定器のみが主として, 用いられていたが, 現在では, ブレスアナライザーも用いられており, さらに理研式干渉型ガス検定器が, 呼気ガス測定に利用されるようになった。これは小型で, 携帯に便利であるので, 野外での研究に適している。これを用いて, 呼気ガス分析を行なった場合, どのような誤差を生じるか, また操作上の注意について実験し, さらに, その測定結果を他の2種の機器を用いた場合と比較する実験を行なった。その結果, 次のようなことがわかった。
    1) 理研式ガス検定器を初心者が用いた場合, 誤差を生じるので, ある程度の練習を必要とする (Table 2, 3)。
    2) 理研式ガス検定器を用いるとき, 試料ガスの採取には, 3回以上のスプレーによる吸引操作を行なう必要がある (Fig. 1)。
    3) ブレスアナライザーによる測定には, 初心者による誤差は少ない (Table 1)。
    4) 理研式ガス検定器と労研式呼気ガス分析器とによる測定値は, 安静時ガスについても, 労作時ガスについても差は認められなかった (Table 4)。5) 理研式ガス検定器とブレスアナライザーによる測定値についても, まったく差は認められなかった (Table 5)。
    以上の実験結果から, 理研式ガス検定器は呼気ガス中のVO2, VCO2の分析に用いることができると考えられる。
  • 永井 鞆江, 今村 裕一, 海老原 清, 桐山 修八
    1978 年 31 巻 2 号 p. 161-170
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    ラットの半合成飼料に5%のアマランスを添加したときみられる成長抑制毒性に対して, 各種野菜残渣ならびにコンニャクマンナン (KM) をそれぞれ5%同時添加し, それらの毒性制御効果を比較した。用いた野菜残渣はごぼう, だいこん, にんじん, たけのこの4種から次のようにして調製した。
    洗浄した新鮮野菜を水とともに摩砕し, 煮出したのち, エタノールでよく抽出後, 風乾, 粉砕した。
    その結果, 次のような知見がえられた。
    1) 精製半合成飼料にアマランスを5%添加して生じる激しい成長抑制に対して, 4種の野菜残渣をそれぞれ5%同時添加すると, いずれの場合にも成長抑制は完全に阻止された。
    2) このとき, 野菜残渣の添加によって飼料効率も完全に基本飼料群の値まで回復した。
    3) 水溶性KMのアマランス毒性阻止効果は野菜残渣よりやや低かった。
    4) 野菜残渣の有効性は飼料中の必須栄養素 (本実験ではZn, Cu, Mn) レベルが必要量すれすれ, あるいは不足するような条件では一見増幅される。
    5) 脱ミネラルしたごぼう純試料でも, 4) の条件ではこれらミネラルの出納を改善する傾向がみられた。
    しかし, 全体としてミネラルの影響はわずかであり, 野菜残渣の有効性は別の機構によるものと考えられる。
  • 笠原 賀代子
    1978 年 31 巻 2 号 p. 171-175
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    大徳寺納豆の全香気成分, カルボニル成分, 酸性成分および塩基性成分につきGC-MS, IR分析およびtRによる同定を行なった。カルボニル成分としてアセトアルデヒド, イソブチルアルデヒド, イソバレルアルデヒド, フルフラール, 5-メチルフルフラール, ベンズアルデヒド, フェニルアセトアルデヒドの7成分, アルコール成分としてフルフリルアルコールを, 酸性成分として酢酸, プロピオン酸, イソ酪酸, n-酪酸, イソバレリアン酸, イソカプロン酸, n-カプロン酸, フェニル酢酸の8成分の計16成分を同定した。さらにトリメチルピラジン, テトラメチルピラジン, テトラハイドロピリジン, ピリジンおよび2-フリルメチルケトンの5成分を推定した。以上のうち大徳寺納豆の主要ピーク成分はイソバレルアルデヒド, フェニルアセトアルデヒド (ヒヤシンスの香り), フルフラールおよびフルフリルアルコールであり, これらの4成分に加えて微小ピークではあるがベンズアルデヒド (梅の花の香気成分) が大徳寺納豆香気の重要因子とみなされる。
  • 早川 徳子, 高野 由美, 鈴江 緑衣郎, 上野 洋子
    1978 年 31 巻 2 号 p. 177-181
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/07/27
    ジャーナル フリー
    Studies were conducted to clarify the effect of dietary protein on the development in rats poisoned with lead, and the following results were obtained.
    (1) The amounts of exogenous lead in the whole brain and blood of low protein group were higher than those of high protein group.
    (2) Body weight gain per gram of dietary protein in the control group was higher than that in the lead-administered group.
    To elucidate these mechanisms, the transferred amount of both lead and amino acids were measured. The rat small intestine, to which 1ml of casein solution, 1ml of lead nitrate solution and trypsin were packed, was incubated for 60minutes. The amount of lead transferred from intestinal mucosa to medium was markedly reduced by increasing amounts of protein added, and that of amino acid transferred was also inversely related to the lead concentration used. The activity of proteolytic enzyme was inhibited non-competitively by in vitro addition of lead, which Ki value was obtained to be 0.0015M.
  • 水沼 俊美, 佐藤 文代, 岸野 泰雄, 奥田 拓道
    1978 年 31 巻 2 号 p. 183-191
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    The feeding of high fat diet induced fatty liver, while the feeding of high carbohydrate diet caused hyperlipemia. In the case of the high fat diet, triglyceride was deposited markedly in the liver (namely, deposited type). Elevated levels of serum triglyceride might result from increased secretion of triglyceride from the liver (namely, secreted type).
    No difference in cholinephosphotransferase activity was observed between the two groups. In contrast, diacylglycerol acyltransferase activity was higher in rats fed the high fat diet than in those fed the high carbohydrate diet.
    The lipoprotein lipase activities in both the plasma after heparin injection and the adipose tissues were similar in the two groups, suggesting that the delivery of triglyceride from the plasma to the adipose tissue proceeds at a similar rate between the two groups.
    Morphological examination revealed an increased number or size of lipid droplets in the liver cell cytoplasm of rats fed the high fat diet.
  • 山岸 達典, 森本 キミ, 堀井 昭三, 関 博麿, 大西 和夫
    1978 年 31 巻 2 号 p. 193-198
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    in vivoにおけるCaの投与量と生体反応の関係を計数化, つまり, ウサギのCa経口負荷により, Caの腸管吸収にともなう血清Caの増加, Pの減少などの生体反応のパターンを求めて, これに対する縮合メタリン酸塩 (PMP) の抑制作用を観察した。
    1) 予備実験蒸留水の強制的経口投与, 経時的な採血などの物理的な刺激を禁餌ウサギに与えた場合 (対照A群), 血清中のCa量の経時的変化はわずかながら低下したが, 血清P量では投与後ほぼ一定の勾配で漸時低下する傾向を示した。
    PMPを体重kg当たり200mg以上の投与群 (対照B群) では血清Ca量の減少, P量の増加を認めたが, 100mg/kgでは対照A群と同様な経時変化を示した。
    塩化カルシウム250mg/kgの投与 (対照C群) では血清Ca量が順次増加する一峰性の経時変化で, P量では投与後急速に減少し, その後やや回復する波状性の経過を示した。
    2) 本実験PMP 100mg/kg-塩化カルシウム250mg/kg投与群 (実験A群) ではCa負荷時の血清Ca, P量の経時変化に対してPMPがそれを抑制する作用を示した。
    PMP 50mg/kg-塩化カルシウム250mg/kg投与群 (実験B群) では, 上記の実験A群と同様にPMPは抑制作用を示した。
    PMP 25mg/kg-塩化カルシウム250mg/kg投与群 (実験C群) ではCa負荷時の血清Ca, P量の変化に対してほとんど影響を示さなかった。
  • 片山 (須川) 洋子, 山中 成子
    1978 年 31 巻 2 号 p. 199-203
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    sucrase活性におよぼす高果糖食の影響をしらべるために, 白ネズミを高果糖食群, 高ブドウ糖食群, 高澱粉食群および飢餓群に分け, いずれも1日3時間のmeal-feedingで4日間または2週間飼育した。
    1) 高果糖食群のみが, とくに4日間のmeal-feedingにおいて, 小腸粘膜が著しく増加していた。
    2) Brush borderの重量も, 4日間のmeal-feedingで高果糖食群のみが飢餓群にくらべて有意な増加を示した。
    3) 小腸粘膜の増加傾向に対応してsucrase活性は上昇していた。高果糖食群のsucrase活性は小腸粘膜の重量あたりでもたん白質あたりでも他の群よりも大きかった。
    4) brush borderのsucrase比活性は各群の間に差がみられなかった。すなわち, 食餌中糖質源のちがいによる差は認められなかった。
  • 丸山 武紀, 木下 葉子, 新谷 いさお, 今村 正男
    1978 年 31 巻 2 号 p. 205-209
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/07/27
    ジャーナル フリー
    To know the quality of shortening, 29 samples were analyzed. Acid value was in the range of 0.03-0.12 (X 0.060), peroxide value, 0.0-0.93 (X 0.435) and carbonyl value, 0.74-5.14 (X 2.680), indicating no deterioration of oils. Melting point and iodine value varied greatly according to their usig properties, but there was hardly any difference in the saponification value among the samples except for four samples containing coconut oil.
    Long-chain fatty acids of over C20 were not found in the majority of samples, and shortchain fatty acids of less than C12 were found in four samples. In general, amount of C16 acids was characteristically great, and found in 32.46% on the average. Sterols detected were cholesterol, campesterol, stigmasterol and β-sitosterol. It was found from the features of sterol and fatty acid compositions that four samples consisted of only animal fats, 13 from vegetable oils, and 12 samples mixtures. From the results obtained above, it was noticed that lard was used as a main animal fat and palm oil was the main vegetable oil for shortening.
  • 丸山 武紀, 木下 葉子, 新谷 いさお, 今村 正男
    1978 年 31 巻 2 号 p. 210-214
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    AOM test and oven test (50°C, 10 weeks) were carried out with 29 samples of shortening for frying and spraying, and the correlation between the stability and the composition of shortening was examined.
    Even though there was hardly recognized any changes in acid value by oven test with all samples tested, but changes of peroxide vatue separated into two groups, the one showed no change and the other changed rapidly. As the results of AOM test, it was found that there were 9 samples which required more than 100hrs. and 6 samples which required less than 50hrs. In general, samples compounded with coconut oil system and those with low degree of unsaturation tended to prolon, g the AOM time.
    There were correlations between iodine value or content of unsaturated fatty acids and the AOM time or the peroxide value obtained by the oven test for 10 weeks, but the correlation coefficients with the AOM time was higher than those with the peroxide value.
  • 祐川 金次郎, 有賀 秀子, 西村 勝美, 龍 富美男, 林 友子
    1978 年 31 巻 2 号 p. 215-219
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    前報にひきつづいて, 牛乳, 人乳, 水中の硝酸, 亜硝酸およびジメチルアミン含量を測定した。
    1) 牛乳380試料中, NO3-N含量0.15ppm以下が約94%で, 7~9月に比較的高い濃度を示したが, 異常に高いものはなかった。またNO2-Nはほとんど検出されなかった。
    2) 人乳202試料中, NO3-Nは牛乳に比較して高濃度であり, 大部分が1~5ppm, 最高値は9.57ppmであった。とくに初乳に多く, 常乳に移行するにともなって減少する傾向を示した。NO2-Nは初乳で0.2~0.4ppmのものも認められたが, ほとんど0.1ppm以下であった。
    3) 水道水中のNO3-Nは0.5ppm以下であったが, 自家ポンプ揚水中には, NO3-NおよびNO2-Nがそれぞれ5~20ppm, 0.05~0.15ppmと高いものも検出された。
    4) DMA-Nは, 人乳および牛乳でそれぞれ0.05~0.2ppm, 0.13~0.6ppmであり, 他の一般食品に比較しては低い含量であった。
  • 鈴木 敦士, 松石 肇裕, 大森 康督, 野並 慶宣
    1978 年 31 巻 2 号 p. 220-222
    発行日: 1978/04/10
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    To investigate the relationship between meat tenderness and content of the CASF (Ca2+-activated sarcoplasmic factor), the CASF was prepared from broiler and culled chicken pectoralis muscles immediately after death.
    The yield of the crude CASF prepared from broiler was lower than that from culled chicken, while the specific activity of the former was higher than that of the latter. The crude CASF was fractionated into three fractions (A, B and C) by gel filtration on Sepharose 6B, and the fraction B was a main fraction of the CASF activity. The ratio of the fraction B to other fractions was higher for the crude CASF prepared from broiler than that from culled chicken.
    It seems to be difficult to explain the difference in the tenderness between broiler and culled chicken meats only from the standpoint of the CASF activity.
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