栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
32 巻 , 3 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 奥 恒行
    1979 年 32 巻 3 号 p. 147-155
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 斉藤 昌之
    1979 年 32 巻 3 号 p. 157-162
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 中谷 千絵, 唐沢 郁夫
    1979 年 32 巻 3 号 p. 163-167
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    炭酸水素ナトリウムアルカリ性水溶液およびMenzel緩衝液を用いてクロロゲン酸と含窒素化合物とから調製した緑色液について, 溶離液を蒸留水またはMenzel緩衝液とし, Sephadex G-25, G-15によるカラムゲルクロマトグラフィーで, 色素の分離を行なった。
    溶離液を蒸留水とし, 炭酸水素ナトリウム水溶液を用いクロロゲン酸とアラニン, フェニルアラニン, グルタミン酸などのアミノ酸とから調製した緑色液から, blue-green, purple, yellowの3色素成分が分離された。いずれのアミノ酸の場合でも, blue-green色素は可視領域に共通にあらわれる弱い吸収λmax 630nmと, 675~690nmの範囲に個々のアミノ酸に特徴的な強い吸収をもつλmaxを示した。yellow色素は可視領域に特徴的なλmaxを示さなかった。また, 溶離液をMenzel緩衝液とした場合, クロロゲン酸とフェニルアラニンとから調製した緑色液から, purple色素は分離されず, green色素 (可視領域: λmax 630, 690nm) と上記yellow色素と同様のyellow色素が分離された。しかし, 溶離液を蒸留水とした場合, green色素からblue-green, purple色素が得られた。
    一方, Menzel緩衝液を用いてクロロゲン酸とフェニルアラニンとから調製した緑色液について, 色素の分離を行なった。溶離液をMenzel緩衝液とした場合, green色素 (可視領域: λmax 630, 690nm) とyellow色素が分離された。しかし, 溶離液を蒸留水とした場合, green色素から, 上記と同様に, blue-green, purple色素が得られた。
    メチルアミンの緑色液からはblue色素 (可視領域: λmax 630, 680nm) が得られ, アンモニアの緑色液からはpurple色素 (可視領域: λmax 555nm) が得られた。
  • 鈴木 雅子, 三谷 璋子
    1979 年 32 巻 3 号 p. 169-177
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    食物摂取と健康状態との関連性について, 企業に働く男性236名, 女性317名を対象として, 食物摂取調査および東大式新健康調査票 (The Todai Health Index) を用いて検討した。
    1) 食物摂取得点が高ければ体位もバランスのとれた標準型となり, 低ければ太りすぎ, やせ型が増加していた。
    2) 食物摂取得点が高ければインスタント食品の摂取も少なく, 食物摂取調査による健康状態も良好であった。
    3) 家庭もちは独身者より, 独身者は独り住いより家族と同居のほうが食物摂取得点は高かった。
    4) THIにおける健康状態において, 攻撃性と虚構性をのぞき, 食物摂取得点が高ければ健康上に関する訴えが少ないという関連性がみられた。
  • 山本 良郎, 米久保 明得, 飯田 耕司, 土屋 文安, 亀高 正夫
    1979 年 32 巻 3 号 p. 179-186
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    脂肪酸組成あるいは分子内脂肪酸配位の違いにより油脂の消化吸収性が異なることを, 消化過程で生成する各脂質成分のミセル溶液への移行の面から裏づけるべく, 油脂の種類を変えたin vitro消化により得られたミセル溶液の性質につき検討した。すなわち人乳脂肪, 牛乳脂肪, 牛脂分別油, パーム分別油, ヤシ油, 豚脂, エステル交換豚脂あるいは微水添豚脂を含む乳化液を消化後, 100,000×gで遠心分離して得られたミセル溶液につき脂質画分を測定した。
    ミセル溶液中のMG, FFAおよびFA塩の合計量はヤシ油>人乳脂肪>牛乳脂肪≒微水添豚脂>豚脂>パーム分別油≒エステル交換豚脂>牛脂分別油の順であった。
    総脂質中のC12:0~C18:0の飽和脂肪酸については, 炭素鎖長が長くなるほどミセル溶液中への当該脂肪酸の移行率が低下し, 同じ炭素数18の脂肪酸であれば, 不飽和脂肪酸の移行率のほうが飽和脂肪酸のそれより高かった。ミセル溶液中へのC14:0, C16:0, C18:0の移行率は, 2位結合比の高い油脂ほど高い傾向を示した。
    人乳脂肪と牛乳脂肪については, 脂肪酸の形態別に検討した。飽和, 不飽和を区別せずに脂肪酸とMGを比較した場合には, 両脂肪ともミセル溶液中への移行率はFFA>MG>FA塩の順であり, またMG, FFAおよびFA塩の合計のミセル溶液中への移行率は, 人乳脂肪で51.7%, 牛乳脂肪で48.9%であった。飽和脂肪酸については, 両脂肪ともMGの場合にミセル溶液中への移行率が最も高く, FA塩で最低であったが, 不飽和脂肪酸については, FFAのほうがMGの場合よりミセル溶液中への移行率が高かった。飽和脂肪酸については, MGのミセル溶液中への移行率は人乳脂肪のほうが高く, 一方FFAとFA塩のそれは牛乳脂肪のほうが高かった。遊離の飽和脂肪酸および塩を形成している飽和脂肪酸のミセル溶液中への移行率が牛乳脂肪で高かったのは, 消化の結果生成したモノオレインの量が牛乳脂肪のほうが多かったためと推定された。
  • 竹久 文之, 鈴木 徹, 木村 修一
    1979 年 32 巻 3 号 p. 187-190
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    0~30%のセルロースを含む食餌を雄マウスに与え, 消化物残渣の滞腸時間, 糞水分含量, および消化管の長さ, 重量を測定し, 次の結果を得た。
    1) 胃の長さ, 重量はセルロース含量30%群で増加した。
    2) 小腸, 盲腸の大きさはセルロース摂取の影響を受けなかった。
    3) 大腸 (結腸+直腸) の長さ, 重量はセルロース含量に伴い増加し, とくに20%と30%群で有意であった。
    4) 滞腸時間および糞水分含量はセルロース含量に伴って減少した。
  • 岡田 玲子
    1979 年 32 巻 3 号 p. 191-200
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1968年~1977年にかけて新潟県内の山・農・漁村および都市近郊における幼児の5年間の栄養摂取状況の推移について調査し, 以下の結果を得た。
    1) 食品摂取パターンはおおむね基準量パターンに接近し, とくに山・漁村のそれが顕著であった。4地域共通して肉・油脂類, その他の野菜の増加および菓子類の減少と, 依然として緑黄色野菜, 乳類および穀類の摂取不足が観察された。
    2) 栄養素摂取状況の5年間における推移は比較的小さく, また各栄養素の増減について4地域共通の現象はみられなかったが, 平均的な栄養水準は概して所要量に接近する, よりよい方向に推移した。
    3) 栄養素摂取上の個人差はエネルギーおよび糖質においてやや小さく, 発育期にとくに必須の栄養素においておおむねやや大であった。また, 各栄養素の適量摂取児は概して山・農村に増加傾向がみられ, 多量摂取児は都市近郊次いで漁村に比較的多くみられ, 一方, 摂取不足児はおおむね減少傾向を示していた。
    4) 都市近郊では動物性たん白質と脂質が多量摂取され, 不足の栄養素はV. B2のみであり, 漁村は総たん白質, 動物性たん白質が多量摂取され, 不足の栄養素はV. AとV. B2である。山・農村はかなり改善されたものの, まだ動物性たん白質, 脂質, V. A, V. B1およびV. B2, さらに山村のカルシウムが充足されず, 栄養素摂取上の生活環境別の差異が明瞭であった。
  • 佐々木 光美, 山田 和彦, 森内 幸子, 細谷 憲政
    1979 年 32 巻 3 号 p. 201-208
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    白ネズミ小腸粘膜からスクラーゼ-イソマルターゼ複合体を精製して, その性質について観察し, 他の動物のスクラーゼ-イソマルターゼ複合体と比較検討した。
    1) 白ネズミ小腸粘膜のS-I複合体をパパインを用いて可溶化し, 硫安分画, セファデックスG-200カラムクロマトグラフィー, DEAEセファデックスA-25カラムクロマトグラフィーを行なうことにより, マルターゼ活性をもつ単一の酵素標品を得た。スクラーゼ活性は140倍, イソマルターゼ活性は96倍に上昇した。
    2) S-I複合体の分子量は, ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動法により215,000と推定された。
    3) スクラーゼ, イソマルターゼならびにマルターゼ活性のKm値はそれぞれ18, 4.0, 3.7mMであり, いずれの酵素活性も, Trisにより拮抗的に阻害され, また重金属イオンのAg+, Hg++により完全に阻害され, Cu++, Zn++により部分的に阻害された。至適pHは, いずれもpH 6.0であった。
    以上のことから, 白ネズミ小腸粘膜から精製されたS-I複合体は, 単一の酵素たん白質であり, その性質はウサギ, ヒト, ニワトリなどのS-I複合体と同様の性質をもつものであることが明らかにされた。
  • 兼松 弘, 丸山 武紀, 新谷 勲
    1979 年 32 巻 3 号 p. 209-213
    発行日: 1979/12/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    酸化防止剤無添加の豚脂, 牛脂, パーム油およびとうもろこし油を試料として, AOM試験によるPOVおよびCoVの変化およびAOM値と反応温度との関係などを調査, 検討した。
    1) AOM試験中のPOVの変化は, 油脂の種類, 性状によって, その傾向が異なる場合があるので, POVのみでAOM値を求めると, 到達POV値によってはまったく逆の結果が得られることもある。
    2) 100℃以下の反応温度では, AOM値は反応温度の指数関数として表わされる。しかしこの関係は油脂の種類, 性状によって多少異なるので, 反応温度が違うと異なる結果が示されることもある。
    3) AOM試験によるCoVの変化は, 一般にPOVよりやや遅れて上昇し始めるがその変化はPOVと比較して非常に小さい。またAOM試験中では各油脂ともCoVはPOVとよい相関関係を示した。
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