栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
34 巻 , 1 号
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  • 中村 正
    1981 年 34 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 中川 昌一
    1981 年 34 巻 1 号 p. 7-13
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 山本 良郎, 米久保 明得, 飯田 耕司, 土屋 文安, 亀高 正夫
    1981 年 34 巻 1 号 p. 15-22
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    CaおよびPの吸収に及ぼすCa, P, たん白質, 脂肪およびpHの影響を, 45Caおよび32Pを用いた反転腸管法により検討した。50~60gのウイスター系雄ラットから小腸を麻酔下に取り出し, これを3等分 (上部, 中部, 下部) し, それぞれ中央部より6cmの長さの反転腸管 (内液1ml含有) を調製した。
    単純系の実験においてはCaCl2 (Caとして67.5mg/dlまたは22.5mg/dl) およびKH2PO4 (Pとして54.0mg/dlまたは18.0mg/dl) が高Ca-高P, 高Ca-低P, 低Ca-高P, 低Ca-低Pの組み合わせで, しかも45CaCl2またはKH232PO4が8, 000cpm/mlになるように調製した溶液を外液とし, 一方複合系の実験においては, この上にたん白質および脂肪の消化酵素とともにかゼインおよび脂肪を加えた溶液を外液とした。反転腸管は単純系の実験ではpH 5.6または6.6で, 複合系の実験ではpH6.8で, 37℃にて30分間インキュベートした。
    CaおよびPの吸収率および吸収量はCa, Pの量, Cq/P比, pHおよびたん白質, 脂肪分解物により大きく影響され, また小腸部位によっても違いが認められた。
    Caの最高の吸収率および吸収量は単純系, 複合系いずれの場合にも高Ca・低P群で得られたが, 単純系の場合には小腸上部でpH 6.6の場合に, 複合系の場合には小腸中部で得られた。
    単純系におけるCaの吸収率および吸収量に及ぼすCa, Pの量およびCa/P比の影響は, pH 6.6におけるほうがpH 5.6における場合より大きかった。
    Caの吸収率および吸収量は単純系におけるほうが複合系におけるよりも大であった。
    Caの吸収率および吸収量は, 平均として見た場合, 単純系では小腸上部>中部>下部の順であったが, 複合系では小腸中部>下部>上部の順であった。
    単純系ではPの最高吸収率はpH 6.6の小腸上部における低Ca・低P群で, 最高吸収量はpH 6.6の小腸上部における高Ca・高P群で得られたが, 複合系では吸収率, 吸収量ともに小腸下部における高Ca・高P群で最高値が得られた。
    小腸上部と中部におけるPの吸収率および吸収量は単純系のほうが大であったが, 小腸下部におけるそれは複合系のほうが大であった。
    Pの吸収率および吸収量は, 平均として見た場合, 単純系では小腸上部>中部>下部の順で, 小腸下部で顕著に低かったが, 複合系では小腸下部>中部>上部の順であった。
  • 横澤 隆子, 大浦 彦吉, 中川 眸, 中嶋 よし子, 竹本 佳世子
    1981 年 34 巻 1 号 p. 23-28
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    低たん白栄養状態を修復する機構がどのように作動しているかということを知る手がかりとして, 尿素量とアルギナーゼ活性について臓器相関性から検討したところ, つぎのような結果を得た。
    2%カゼイン低たん白食で飼育したラットの血中, 肝臓中の尿素量はともに, 飼育日数の経過とともにその値が減少し, 飼育日数14日目まで著明な変化がみられた。一方, アルギナーゼ活性も臓器中の尿素量と類似した変化を示し, 肝臓では活性低下, 腎臓では活性上昇が観察された。これに対して, 尿中に排泄される尿素量は, 2%カゼイン食摂取において劇的な変化を示し, 8日目以降では摂取前の約5%の値を維持していた。しかしながら, このような変動様式も絶食状態や必須アミノ酸の欠乏しているたん白食で飼育した場合に認められず, 生体はたん白摂取不足に対して, アミノ窒素代謝における調節機構を強く作動していることが示唆された。
  • 片山 洋子, 須川 洋子, 山下 和子, 檀原 宏
    1981 年 34 巻 1 号 p. 29-33
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    マウスを (1) 対照群, (2) GTG投与後2日群, (3) 肥満群, (4) 非肥満群に分け, 肝臓の細胞内でAuがどのような分布を示すかについて観察した。
    GTG投与マウス肝ではかなりの細胞が損傷をうけるものと推察されるが, 肝機能は残存している細胞によって代償されている。
    細胞分画法によって得られた〔F-1〕は, 主として核画分であろうと思われるが, β-galactosidaseと198Auはともに〔F-1〕への分布が非常に大きかった。また, β-galactosidase活性の細胞内分布は, 肥満群と非肥満群との間で異なっていた。
  • 横澤 隆子, 大浦 彦吉, 中川 眸, 竹本 佳世子
    1981 年 34 巻 1 号 p. 35-41
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    食餌性プリンの尿酸レベルに与える影響について, 体重変化, 食餌摂取量, 摂水量, 尿量などの変化と比較検討したところ, つぎの点が明らかにされた。
    1) 体重変化と食餌摂取量 アデノシン, グアニン, グアノシン, ヒポキサンチン, イノシン添加食群ではコントロール食群に比べ, 順調な体重増加が観察されたが, アデニン添加食群では逆に体重減少をきたし, 食餌摂取量においてもアデニン添加食群のみが極端に減少していた。
    2) 摂水量と尿量 摂水量は, いずれの添加食群においても, コントロール食群に対する有意差は観察されなかったが, 尿量はアデニン添加食群において, 飼育開始時より多尿現象を呈していた。
    3) 尿中への尿酸, クレアチニン排泄量 コントロール食群に比べ, ヒポキサンチン, アデノシン, グアノシン, イノシン, グアニン添加食群において高い尿酸排泄量を示したが, アデニン添加食群では逆に低下していた。これに対して, クレアチニン排泄量はアデニン添加食群において, 有意に低下していた。
    4) 血中の尿酸, クレアチニンレベル 尿酸レベルはグアニン, グアノシン添加食群においてコントロール食群よりも有意に上昇していた。またクレアチニンレベルでは, アデニン添加食群においてのみ, 有意に上昇していた。
  • 梶本 雅俊, 長谷川 葉子, 鈴木 妙子, 近藤 雅雄, 木村 秀子, 丹羽 源男, 浦田 郡平
    1981 年 34 巻 1 号 p. 43-49
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    鉄およびたん白欠乏の単独と同時の成長期ラット血色素合成におよぼす影響をみた。生後3週齢の雌ドンリューラット (55匹) を20%および5%カゼイン食群の二つに分け, これをさらに対照群と鉄欠乏群に分けて3週間飼育した。毎週1回体重測定のほか尾静脈より0.1ml程度採血を行ないヘモグロビン量, ヘマトクリット値, 網赤血球数, 血漿たん白を測定した。3週後一部を腋下採血屠殺して, 血漿および肝臓の鉄含量を測定した。残りの群を1週間鉄またはたん白食投与による回復の影響をみ, 以下のような結果を得た。
    1) 鉄欠乏食による体重の増減は鉄入りの対照に比べ変化がなかった。
    2) 血中ヘモグロビン量 (Hb), ヘマトクリット値 (Ht) は20%カゼイン食では鉄欠乏群にHb, Htの有意の低下がみられたが, 5%カゼイン食では鉄欠乏群でもHb, Htの低下はみられなかった。平均赤血球色素濃度 (MCHC) はいずれの群にも大きな差はみられなかった。
    3) 血漿および肝の鉄含量について20%カゼイン食の鉄欠乏と回復群が低く, 5%カゼイン食群は血漿鉄が高い傾向にあった。
    4) 網赤血球数は加齢にともない低下し, 20%カゼイン食の鉄欠乏群で上昇を示し, 鉄投与によりさらに上昇した。5%カゼイン食では網赤血球数は低下し, 鉄欠乏や鉄投与の影響はみられずたん白投与によって上昇した。
    5) 成長期におけるたん白欠乏では貧血はおこりにくく, 良好な成長を示す栄養状態で鉄欠乏性貧血がおこることがわかった。これは成長による鉄要求性の増加と考えられ, たん白投与による網赤血球の増加とともに複雑な造血機構が討議された。
  • 浦田 郡平, 近藤 雅雄, 木村 秀子, 長谷川 葉子, 鈴木 妙子, 梶本 雅俊, 浦田 郡平
    1981 年 34 巻 1 号 p. 51-58
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    本報では鉄欠乏がラットのヘム合成酵素活性に及ぼす影響をしらべた。すなわち, 前報31) とまったく同じ実験条件下におけるラットのそれぞれから採り出した末梢血, 骨髄, および肝について, ヘム合成系酵素8種のうちからALA-S (ALA synthetase), ALA-D (ALA Dehydratase), Heme-S (Heme Synthetase) の3種を選び活性を測定した。前2者はヘム生合成の初期段階を, 後者は最後の段階を律速する酵素である。
    1) 20%カゼイン群では, 鉄欠乏によって骨髄のALA-S活性が低下, 末梢血のALA-D活性が上昇し, 鉄の再投与による回復期においてALA-S活性は対照値にもどったが, ALA-D活性はさらに上昇した。一方, 5%カゼイン群では, 鉄欠乏期間中はALA-S, ALA-D活性ともに対照値との間にまったく差が起こらなかった。しかし, このあとたん白を5%カゼインから20%カゼインに切りかえたところ両酵素活性ともに急上昇し, ALA-S, ALA-D活性に関する限り, 5%カゼインラットでは鉄の影響よりもたん白栄養の影響が上まわることを示した。
    2) Heme-S活性は前2酵素とは異なる対応を示した。すなわち鉄欠乏によって20%, 5%カゼイン群, ともに同程度に上昇し, 鉄再投与によって完全に対照値にもどった。この回復現象は5%カゼイン群においては鉄の再投与のみが有効であり, 20%カゼイン食への切りかえは無効であった。
    3) 末梢血ALA-D活性は網赤血球数とほぼ比例した。
    4) 肝のALA-S, ALA-D, Heme-S活性に対する鉄欠乏の影響は少なかった。
  • 谷 由美子, 青木 みか
    1981 年 34 巻 1 号 p. 59-64
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    Donryu系, 雄白ネズミの血清および肝臓の脂質成分, とくに過酸化脂質におよぼす運動負荷 (水泳20分/日) と食餌たん白レベル (20%と35%) の影響について調べた。
    1) 血清TBA価は, たん白質35%区のほうが20%区より高く, 非運動群は5%の危険率で有意差を認め, いずれのたん白質レベルにおいても運動負荷によって減少し, とくにたん白質35%区は有意に (p<0.05) 減少した。
    2) 肝臓TBA価も血清TBA価と同様に, たん白質35%区のほうが20%区より高く, いずれも運動負荷で減少した。
    3) 血清TG, T-CHは運動負荷によって減少したが (T-CHはp<0.01), 血清HDL-CH, ビタミンE, 肝臓TL, T-CHについては, 運動による影響は顕著に認められなかった。
    4) 腹腔の脂肪組織量, 血清TG, T-CH, HDL-CH, ビタミンE, 肝臓TL, T-CHのうち血清TG以外の他の成分は, たん白質20%区のほうが35%区より高値をしめした。
  • 伊東 牧子, 川田 澄子, 山本 信子, 遠藤 仁子, 萩原 美恵子, 原見 彩子, 大村 京生
    1981 年 34 巻 1 号 p. 65-69
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    0.6%のD, L-メチオニンを添加した16%カゼイン食に5mg/100gのエリタデニンを投与すると, イ) 炭水化物源がショ糖であってもαデンプンであっても, ロ) コレステロール+コール酸ソーダの並食の有無にかかわらず, ハ) 飼育期間の長短にかかわらず, ラットの血漿脂質 (総および遊離コレステロール, 燐脂質) が有意に低下したが, 同時に肝グリセリドが著しく増大し, 19%を越える脂肪肝の生成が見られた。
  • 中村 尚夫, 田村 晶子, 田中 寿代, 松下 智賀子, 山本 富美子, 吉井 幸子, 泉 寛治
    1981 年 34 巻 1 号 p. 71-75
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    Dietary fiber content of foodstuffs commonly used for diabetics was determined by the sum of neutral detergent fiber plus pectin. The increasing interest in dietary fiber and its relation to human health and disease has created a great need for dietary fiber content of foods. Neutral detergent fiber values were given as the residues after Van Soest neutral detergent fiber treatment. Pectin values were determined by Ca-Pactate method.
  • 篠原 和毅, 前田 秀夫, 野中 美智子, 村上 浩紀, 大村 浩久
    1981 年 34 巻 1 号 p. 76-79
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    Esch. coliおよびBac. subtilisの増殖が100mM AsAあるいは10mM TRによって抑制された。この効果はCu2+によって増強され, 1mM Cu2+の共存下では10mM AsAあるいは1mM TRでも認められた。一方, AsA-3-Pは1mMないし10 mMでBac. subtilisの増殖を促進し, Cu2+によりその効果はかえって低下された。しかしEsch. ciliに対する影響はほとんど認められなかった。
  • 下志万 千鶴子, 赤井 英子, 坪野 郁子, 橋野 泰子, 橋本 和恵, 古野 律子, 矢野 恭子, 原 節子, 戸谷 洋一郎, 松尾 登
    1981 年 34 巻 1 号 p. 79-87
    発行日: 1981/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    The inquiry about the utilization of edible oil and the limitation of its use was directed by the questionnaire method. Also the properties of deteriorated oil considered to be unusable and oil in use were determined.
    The questionnaire was recovered from 299 homes in Kansai district, 248 homes in Kanto district and 175 mass feeding facilities. As for used out oils, 74 samples from homes and 116 samples from mass feeding facilities were collected. In regard to oils in use, the number of samples collected from home was 74 and from mass feeding facility was 116.
    The criteria for changing the oil to new one at mass feeding facilities were in the order of color, number of times used, forming property, condition of fried foods and viscosity. Two or three of these factors mentioned above were taken into account. The home also used the same criteria and one or two of them were taken into account.
    The properties of oils in use and also t hose out of use were measured with a few variables.
    Over 90% of used ois were found to be their peroxide values below 10, either those collected from mass feeding facilities or those from homes, nevertheless these were in use or out of use.
    Within oils of the same peroxide value, the color varied greatly. Even when the color was dark, its peroxide value was found to be not always high.
    There were not many samples which showed high acid value or viscosity.
    It should be concluded, from these results, that there is no significant corelationship between acid value and color, or viscosity and color.
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