栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
34 巻 , 3 号
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  • 小町 喜男
    1981 年 34 巻 3 号 p. 185-190
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 田代 操
    1981 年 34 巻 3 号 p. 191-200
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 千葉 英雄, 佐々木 隆造, 吉川 正明, 伊倉 宏司
    1981 年 34 巻 3 号 p. 201-209
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    大豆の高温地域における好貯蔵条件を設定するための基本的な情報を得るために, 異なる温湿度条件下 (5℃, RH 65%; 37℃, RH 35%; 37℃, RH 65%; 37℃, RH85%) に3カ月および5カ月貯蔵された丸大豆と脱脂大豆粉の品質変化と生物活性成分の変動が検討され, 次のような結果を得た。
    1) 丸大豆, 脱脂粉ともに, 高温高湿区と高温中湿区のものでは, 色調の褐色度増加, アルデヒド含量の増加, たん白質抽出率の低下がみられたが, 高温低湿区と低温中湿区のものでは, それらの変化はなかった。
    2) 丸大豆油分の抽出率, ケン化価, ヨウ素価, TBA値は, いずれの貯蔵条件区の丸大豆についても, 対照値と同程度の値を示した。
    3) 丸大豆の発芽能は, 高温区では湿度条件に関係なく3カ月で完全に消失し, 低温中湿区では5カ月後でも86%の発芽率を有していた。
    4) 抽出液を試料として, 12種類の酵素, トリプシンインヒビター, ヘマグルチニンの活性が測定された。丸大豆, 脱脂粉ともに, 高温高湿区と高温中湿区のものでは大部分の活性値は減少したが, 高温低湿区と低温中湿区では, 大部分の活性値は対照値と同程度であった。
    これらの結果は, 高温地域で大豆を貯蔵する場合, 低湿条件を設定することが, 大豆の品質を維持するうえで有効な方策であることを示した。
    本研究は文部省科学研究費補助金特定研究「温帯・熱帯地域における生物生産の比較農学的研究」の一環としてなされたものである。
  • 岩渕 明, 秋場 克彦, 務台 方彦, 神立 誠
    1981 年 34 巻 3 号 p. 211-219
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    たん白飼料 (カゼイン18%) および無たん白飼料を, それぞれ無菌白ネズミと通常化白ネズミに与え, 糞中窒素化合物と, とくに糞中非たん白部アミノ酸を分析した。その結果を要約すると次のとおりである。
    1) たん白飼料期および無たん白飼料期のいずれにおいても, 飼料摂取単位当たりの糞中排泄窒素量は, 無菌白ネズミ区が通常化白ネズミ区より有意に高かった。
    2) たん白飼料期および無たん白飼料期のいずれにおいても, 無菌白ネズミ区が通常化白ネズミ区より, ペプチド態, アミノ態, アミド態および尿素態の各窒素排泄量が有意に高かった。純たん白態窒素排泄量は, これらとは逆に, 通常化白ネズミ区のほうが有意に高かった。アンモニア態窒素は, たん白飼料期では通常化白ネズミ区のほうが有意に高かったが, 無たん白飼料期では, 無菌白ネズミ区と通常化白ネズミ区の間に有意差がなかった。
    3) 通常化白ネズミ区の尿素態窒素排泄量は, 無菌白ネズミ区に比べて非常に低く, 0.4mg/日以下であった。
    4) たん白飼料期における, 無菌白ネズミ区の糞中主窒素化合物は, ペプチド態およびアミノ態窒素であって, 通常化白ネズミ区では, 純たん白態およびペプチド態窒素であった。無たん白飼料期では, 無菌白ネズミ区の主窒素化合物は, アミノ態, ペプチド態および純たん白態の各窒素であって, 通常化区では, 純たん白態窒素であった。
    5) 糞中非たん白部全アミノ酸 (g/16gN) は, たん白飼料期では, ヒスチジン, シスチン以外の15種のアミノ酸が, また, 無たん白飼料期では, シスチン以外のすべてのアミノ酸が, 無菌白ネズミ区のほうが通常化白ネズミ区より有意に高かった。
    6) 糞中非たん白部全アミノ酸組成 (g/16gN) は, 無菌白ネズミ区では, たん白飼料期と無たん白飼料期でほぼ同じアミノ酸パターンであったが, 通常化白ネズミ区では, 異なるアミノ酸パターンを示した。
    7) たん白飼料期における, 無菌白ネズミ区の糞中非たん白部全アミノ酸 (g/16gN) で, 最も高い必須アミノ酸はリジンであった。可欠アミノ酸ではグルタミン酸が最も高かった。無たん白飼料期では, 必須アミノ酸ではスレオニン, 可欠アミノ酸ではグルタミン酸が最も高かった。通常化白ネズミ区では, 両飼料期のそれぞれにおいて, 必須アミノ酸ではリジン, 可欠アミノ酸ではグルタミン酸が最も高かった。
    8) 糞中遊離アミノ酸 (g/16gN) は, 両飼料期のそれぞれにおいて, メチオニン以外のいずれのアミノ酸も, 無菌白ネズミ区が通常化白ネズミ区より有意に高かった。
    9) たん白および無たん白飼料期のそれぞれにおいて, 糞中遊離アミノ酸 (g/16gN) で, 最も高い必須アミノ酸は, 両白ネズミ区のいずれにおいてもリジンであった。可欠アミノ酸ではグルタミン酸が最も高かった。以上の結果から, 消化管内微生物は食餌および内因性たん白質, ペプチドおよぴアミノ酸に対して, 作用していることが示唆された。
  • 寺岡 久之, 森井 ふじ, 小林 純
    1981 年 34 巻 3 号 p. 221-239
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1975年より1979年の間に全国各地と岡山県内のスーパーマーケットより156種の食品を集め, エミッション・スペクトログラフ法によって, これらの試料中に含まれる24種の元素を分析し (KとNaは原子吸光法による), 次のような結果を得た。
    1) PbとNiは, Pbが野菜にやや高濃度であることを除けば, ほとんどの食品に一様に分布していた。
    ZnとCuは肉, 魚介, 穀物などの酸性食品に著しく高濃度であり, とくにZnは酸性食品に多量に含まれるPとの間に顕著な濃度相関が認められた (r=0.71, n=155, p=0.1%) 。
    Mn, B, Sr, Ti, Ba, V, Mo, Si, Alなどは野菜などのの植物性食品に高濃度に分布していた。とくにMnは穀類に, B, SrおよびAlは海藻に多く含まれていた。
    Agは貝類ときのこ類に, Cdは貝類と牛, 豚の肝臓に, Co, SnおよびCrは貝類のみに検出された。このように, 貝類には多くの重金属が濃縮されている傾向が認められた。
    2) 香川によって提唱された〔四つの食品群〕をもとに軽い労作の成人男子1人1日当たりの摂取量を算出すると, 表8に示したように, K3, 200mg, P 1, 200mg, Mg 300mg, Ca 660mg, Na 380mg, Fe 14mg, Si 41mg, Zn 15mg, Mn 3, 700μg, Al 4, 500μg, Cu 1, 600μg, B 1, 000μg, Sr 1, 000μg, Pb 220μg, T1 380μg, Ba 430μg, Ni 190μg, V 230μg, Mo 150μgという結果が得られた。
    これらの元素のうち, Ca, Mg, Fe, Zn, Cu, Pbなどは, 他の研究者によって得られた結果とおおむね一致しているが, Mnのように大きな差違の見うけられる金属もあった。この差違の多くは献立の違いによって生じると考えられる。今後とも食品中の微量重金属含有量のデータがより多く蓄積され, その摂取量の究明が望まれる。
  • 西田 妙子
    1981 年 34 巻 3 号 p. 241-246
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ヨウ素欠乏からヨウ素過剰給与まで, 雄白ネズミを飼料中ヨウ素ならびにコンブ添加量により区分けし, 飼育試験を6回行ない, 個々の白ネズミについて, 飼育試験中毎日のヨウ素摂取量を調べ, 最終給餌後翌日採取した血清について, 総ヨウ素濃度とたん白結合ヨウ素 (PBIと略記する) 濃度を測定した。
    血清総ヨウ素濃度とヨウ素摂取量および血清PBI濃度, またはヨウ素摂取量と血清PBI濃度の間には, おのおのの値に対数変換を施すと, すべて高い正の相関が見いだされた (r=0.99~0.94, p<0.001, n=126~95) 。これらの回帰線のベキ関数を用いて, 血清総ヨウ素濃度からヨウ素摂取量ならびに血清PBI濃度, あるいはヨウ素摂取量から血清PBI濃度を算定したところ, 計算値と実測値はかなりよく近似した。
  • 佐藤 典子, 宮島 恵美子, 鈴木 直記, 石川 俊次, 中村 治雄, 永野 允, 石井 和, 香川 芳子, 平野 武道, 嵯峨 美枝子, ...
    1981 年 34 巻 3 号 p. 247-251
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    女子高校生, 515人の血清TCとHDL-Cを測定し, 一部生徒の食事調査により, 食事と血清脂質の関係を検討したところ, 血清リボたん白コレステロールと, 食事は一部で明らかな関係があり, しかもHDL-Cと (LDL+VLDL) -Cとでは, 異なった栄養素により影響を受ける可能性があると思われた。
  • 田中 慶一, 土井 雅子, 小野坂 敏見, 岡原 國男
    1981 年 34 巻 3 号 p. 253-257
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    カドミウム投与量による生成metallothionein量と金属組成の変化, およびこれらの経時変化をラットの肝臓について検討した。
    1) metallothionein画分中のカドミウムは6mg/kgまで投与量に応じて増加したが, 亜鉛は2mg/kgで最大に達したあと6mg/kgまで低下し, metallothionein量としては2mg/kgでブラトーに達してそれ以上の投与量でも増加しなかった。したがってカドミウムと亜鉛の比は6mg/kgまでほぼ投与量に応じて増加した。
    2) 1mg/kg投与後の経時変化については投与後短時間においてはmetallothionein画分にカドミウムのみが検出され, 亜鉛はカドミウムが高分子画分から消失してから認められるようになった。したがってカドミウムと亜鉛の比は投与後短時間における高値から2日後の約0.5まで低下したが, その後徐々に増加して32日目には約0.8になった。
    これらの結果からカドミウム投与によって生成するmetallothioneinのカドミウムと亜鉛の比は, カドミウムの投与量および投与後の時間に依存することが判明した。
  • 小住 フミ子
    1981 年 34 巻 3 号 p. 259-263
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    摂食および飢餓のWistar系雄ラットを使用し, エタノール投与による代謝変動に対して, 甲状腺ホルモンがどんな影響を示すか検討し, 次のような結果を得た。
    1) サイロキシン非投与摂食群では, エタノール投与3時間後に肝-グリセロリン酸の増加が起こり, 続いて8時間後に肝中性脂肪の増加を見たが, これらはいずれもサイロキシン処置群では軽減され, メルカゾール処置群で増強された。
    2) 48時間絶食群ではサイロキシン非投与群およびメルカゾール処置群でエタノール投与3時間後に肝中性脂肪のやや低い増加の山が見られた。
    3) サイロキシン処置群では, 血中アルコールの消失速度が遅延し, また血中アセトアルデヒードの濃度の上昇も低かった。
  • 鈴木 継美
    1981 年 34 巻 3 号 p. 265-268
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    某女子大学新入生42名の30日にわたる食事記録を用い, 栄養素摂取における食物構成の多様性を示す三つの指標を求めた。指標は, (1) 食材料種類数, (2) DiversityIndex, (3) Simpson Indexであるが, 個人別, 栄養素別に求められた指標値の分布, 相互の関連, 栄養素摂取の個人別日間変動との関連, さらに集団の代表値につき栄養素ごとに日間変動 (摂取量の) と多様性との関連を検討した。この結果, Diversity Indexが今後の検討に値いする指標であろうとの示唆がえられた。
    資料の整理, 計算にあたって山口蒼生子 (秋草学園短大), 門脇とも子 (東北大公衆衛生学教室) 両氏の助力を受けた。記して厚く御礼申しあげる。
  • 説田 武, 佐藤 弘美
    1981 年 34 巻 3 号 p. 269-274
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    十二指腸粘膜フェリチンの鉄吸収制御機構における役割を知る目的で, 正常ラットおよび潟血貧血ラットに過剰鉄を経口的に1回投与するか, あるいは正常ラットの腹腔内に過剰鉄を1回投与し, それぞれ経時的にSIおよび腸粘膜のFr-鉄とFr-たん白質の変動を中心にしらべ, 比較検討した。
    1) 正常ラットに過剰のクエン酸第二鉄を経口的に1回投与すると, SIは15分から3時間後にかけて増加し, 24時間後にはほぼ回復したが, 腸粘膜のFr-鉄とFr-たん白質は15分から30分後にかけて一過性に著明な増加を示した。 以上より, 腸粘膜のフェリチンが, 過剰鉄の吸収を阻止するために, 一種のシグナルとして働いたことが示唆される。
    2) 瀉血貧血ラットに過剰のクエン酸第二鉄を経口的に1回投与すると, SIは15分から3時間後にかけて漸次著増し, 24時間後も高値を示したが, 腸粘膜のFr一鉄は15分から3時間後にかけて徐々に軽度の増加を示した。 以上より, 腸粘膜のフェリチンが, 鉄の吸収に関与したことが示唆される。
    3) 正常ラットの腹腔内に過剰のクエン酸アンモニウム鉄を1回投与すると, SIは15分から3時間後にかけて増加し, 24時間後に回復したが, 腸粘膜のFr-鉄とFr-たん白質は15分から30分後にかけて一過性に軽度の増加を示した。 以上より, 腸粘膜のフェリチンが, 血中のトランスフェリンから鉄を取り込んだことが示唆される。
  • 鈴木 継美, 岡崎 光子
    1981 年 34 巻 3 号 p. 274-278
    発行日: 1981/06/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ある集団内部の消費単位につき, その食品使用の集団内部での個別性を評価する指標を提案した。この指標は消費単位ごとの個別の食品の消費の有無に基づいて計算れさるが, それを用いることにより, 個々の消費単位の食物消費の個別性を把握することが可能になると期待される。
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