栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
6 巻, 5 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 平井 信義
    1954 年 6 巻 5 号 p. 195-196
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
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  • 中川 一郎
    1954 年 6 巻 5 号 p. 197-200
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 第II報食蛋白の變動と體蛋白蓄積能
    田中 光雄
    1954 年 6 巻 5 号 p. 201-212
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
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  • 第1報人參のカルチン分解効果
    後藤 たへ, 有井 昌子
    1954 年 6 巻 5 号 p. 213-217
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    種々の鹽類の溶液 (金屬イオンの濃度1mg/100ccを用いて人参のカロチン分解に對する金屬イオンの効果の實驗を行つた。Cu+2イオン, Zn+2イオン及びCO+2イオンは出來るだけ細くきざんだ人參をその中で20分間煮沸しても何等えいきようを及ぼさないことがわかつた。Fe+2イオンとPb+2イオンは煮沸した場合にカロチンを分解しMn+2イオンは煮沸しない場合でも分解することがわかつた。そして煮沸すればますますその効果がつよくなることがわかつた。鐵イオンを用いてしらべるとイオンの濃度が一定の場合にはカロチン分解は煮沸時間の長さに比例しておこり叉煮沸時間が一定の場合にはイオンの濃度に比例して分解がすすむことがわかつた。Na+イオン及びおそらくK+イオンはやはり煮沸下でカロチンを分解する金屬イオンと共存する對立イオンSO1-2イオン, C1-イオン, 及びNH4+イオンは人参カロチン分解に効果がないことがたしかめられた。それからNO3-イオンについても同様なことがいえると考えられる。
  • (第1報) ビタミンB1及び鹽化ソーダの影響
    一瀬 義文
    1954 年 6 巻 5 号 p. 218-221
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    (1) 合成l-アスコルビン酸及びキャベツに合成ビタミンB1を加えて夫々之等を煮沸した場合には何れもB1を加えたものは加えなかつたものよりもビタミンCの残存率が大きかつた。また概してB1の量が増加するにつれて残存率も増加した。これはB1に含まれた硫黄化合物特にSH基によるCの酸化保護作用のためではないかと思われた。
    (2) 上記の場合にNaClを加えるとその量がlg/dl以下の際は概してB1の作用を阻害しないようであつたが, NaClが3gpdl以上になると概してB1の作用は阻害され, この際B1の濃度が大きい程阻害の程度も大きかつた。
    (3) 合成l-AAと合成B1との混合比の差による, また煮沸前後に於けるpHの差は殆んど認められなかつた。またNaClの添加によりpHはNaClの量に應じ0.1乃至0.6位減少したが, 何れの場合に於てもpHの減少と殘存率の増減との間には少くも重大な關係は認められなかつた。
  • (第1報) 人參中のアスコルビン酸酸化酵素
    稻垣 長典, 福場 博保, 榎本 利子
    1954 年 6 巻 5 号 p. 222-225
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
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  • 干柿の糖に就いて
    北原 増雄, 竹内 良光
    1954 年 6 巻 5 号 p. 226-229
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    干柿製造期間中乾燥により甘味の増加する理由を, 糖含量の變化と糖の種類を檢索することによつて調査し, 且つ干柿の白粉について研究して次の結果を得た。
    1. 干柿が乾燥に伴つて甘味を増すのは全く水分の蒸發によつて糖濃度が増加するためであつて, 糖の絶對量には殆んど變化がない。
    2. 干柿に含まれる種類として葡萄糖, 果糖, 甘蔗糖, アラビノース及びガラクチュロン酸を檢出した。
    3. 干柿白粉の甘味成分は葡萄糖のみであることを確めた。
  • 第III報炭酸カルシウムの添加が, 高フイチン酸食に於けるカルシウム及び燐代謝に及ぼす影響
    土屋 重義
    1954 年 6 巻 5 号 p. 230-240
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    米類に基因する高フィチン酸食に, CaCO3を添加した際, フイチン酸のCa吸收阻碍作用はどの程度抑制し得るか, CaCO3の添加量はどの位が適當か, フイチン燐の吸收は變化するか, 總燐代謝はどう影響されるか等を究明する目的で, 6人の健康成人男子に低Ca食を攝取せしめ, これにCaCO3をCa量として1000mg添加した組, Ca量として400mg添加した組及びCaCO3, を全く添加しない組の3組に分け, 低フイチン酸食と高フイチン酸食との比較實驗を行つた。その結果, 次の成績を得た。
    1) Ca攝取量の増加に伴い, フイチン酸のCa吸収を阻碍する率は減少した。即ちCa攝取量240mgの際のフイチン酸のCa吸収阻碍率は, Ca攝取量の40~41%と推定されたが, Ca攝取量640mgの際は25~30%と推定され, 更にCa攝取量1240mgの際は17~18%と推定された。
    2) フイチン燐の攝取量が, 約650mg程度の高フイチン酸食に於けるCaCO3の添加量は, Ca量として約400mgが適當であると考えられる。
    3) 糞便中にそのままの形で排泄せられたフイチン燐の排泄率は, Ca攝取量の増加に伴い増加した。即ち, Ca攝取量220~240mgの場合は13~16%, Ca攝取量620~640mgの場合は22~26%, Ca攝取量1220~1240mgの場合は30~39%であつた。
    4) フイチン燐の吸收は15~31%と推定され, 又この範圍内でCa攝取量の増加に伴いフイチン燐の吸収は減少するものと推定された。
    5) CaCO3を添加した際, 高フィチン酸食時に於ても, 低フイチン酸食時に於ても共に糞便中へのP排泄量を増加し尿中へのP排泄量を減少した。
    6) 高フイチン酸食と低ブイチソ酸食とでは, 一般榮養素の吸収率は, いずれも僅かに低フィチン酸食が良かつた。又, CaCO3の添加は, 一般榮養素の吸収には何等影響を及ぼさなかつた。
  • 柳 金太郎
    1954 年 6 巻 5 号 p. 241
    発行日: 1954/02/15
    公開日: 2010/11/29
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