(1) 合成
l-アスコルビン酸に對する合成ビタミンB
2の量が少く煮沸時間10分間以内の場合はB
2の添加は
l-AAの酸化には殆んど影響なくB
2の量が多く且つ煮沸時間が10分間以上の場合は
l-AAの酸化を促進した。
(2)
l-AAに對するのB
2量が少く且つ煮沸時間が10分間以内ならばNaClの添加はその量に關係なく
l-AAの残存率には殆んど影響しなかつたが, 残の量が多くなり且つ煮沸時間が30分間以上となれば
l-AAの酸化を著しく促進した。
(3) キャベツ水煮の際に合成B
2を加えるとB
2の量が何れの場合にもCの残存率は著しく小さくなつた。
(4) キャベツ水煮の際に合成B
2及びNaClを加えると其等の濃度の高い程キャベツのCの残存率は小さくなつた。また, この際にはNaClの濃度が大きくなるにつれて煮汁のpHは小さくなつた。
(5) 蔬菜水煮の際にはB
2及びB
2とNaClとは蔬菜のビタミンCの損失防止には殆んど無効であろうと考えられた。
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