栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
7 巻 , 4 号
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  • 稻垣 長典
    1954 年 7 巻 4 号 p. 135-142
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 岩田 久敬, 橋野 旻, 高木 秀尚
    1954 年 7 巻 4 号 p. 143-145
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    我國野生植物の内, 澱粉資源として利用し得るものについて澱粉採取試験を行い製品の品質を比較試驗した。またそれ等の澱粉粒の大さ, 形状等を比較測定した。ワラビ・ヒガンバナ・カタクリ・ウバユリ・ヤマユリ・トコロ等の澱粉粒は徑20μ以上のものが多く, クズ・キカラスウリ・ソテツ實・ササ實・ナラ實等の澱粉粒は小型のものが多かつた。
  • 小原 哲二郎, 野崎 能孝
    1954 年 7 巻 4 号 p. 146-147
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    酵母を食糧化する目的て澱粉及び小麥粉に酵母を加え,主として蛋白質並びにビタミンB1を強化した實驗については既に第1報,第2報に報告したが,引きつづき大豆の代替として酵母を用い味噌を製造し,標準味噌と比較檢討した。その結果多少みるべぎ成績を得たのでここに報告する。
  • 廣部 智夫
    1954 年 7 巻 4 号 p. 148-150
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 後藤 たへ
    1954 年 7 巻 4 号 p. 151-153
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    著者はさきに日常主要食品の微量無機成分を測定しその成績は1部本誌に發表したが今回は弗素について化學的定量法を以て測定を行つた。
    本元素は齒牙の石灰化不全に關連を有しその攝取量が近年頓みに着目され米圖に於ては飲料水申に人工的に弗素の添加も實施されている程で日常主要食品中の弗素の分布を知ることも無意義でないと考え約30種の食品につき弗素の含量を測定しここにその成績を報告する。
  • 古明地 良孝, 五島 孜郎, 中野 驍
    1954 年 7 巻 4 号 p. 154-160
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 卷幡 定雄
    1954 年 7 巻 4 号 p. 161-166
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 永澤 信, 遠藤 一
    1954 年 7 巻 4 号 p. 167-169
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    酸性白土は氣相においても液相においても強い吸着能をもち,吸濕劑,液體の脱色精製劑などとしての用途はよく知られており,それらに關する研究は少くない。1916年Seidalが醸造底面酵母からビタミンBを分離するに酸性白土を利用することを發表して以來多數の研究がなされ,今日ではビタミンB1の分離に酸性白土を利用することは常識的となり,定量分析法にも採用されている。また食品にビタミンB1を強化する際にその溶出損失を防ぐために酸性白土を利用する方法は著者などの研究室で研究した。しかしながら酸性白土によるビタミンB1の吸着の本質についてはほとんど知られておらず,それが應用上に大きな障害となつているので,著者らはこの點を解明しようとした。
  • 山田 晃, 村上 律, 飯田 昌子
    1954 年 7 巻 4 号 p. 170-173
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 廣部 りう
    1954 年 7 巻 4 号 p. 174-179
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    生野菜は貯藏中にそのビタミンC含量が著しく變化減少することは知られておりその變化減少は貯藏場所,温度,濕度等によつて影響があることもよく研究されている。
    元來生野菜は貯藏中にもその生活作用をつづけているから呼吸作用が行われており,從つて環境中の空氣の組成は變化して行く場合がある。又貯藏生野菜生活環境の氣體をCO2でおきかえると呼吸作用は急激に抑制されると認められるからCO2環境中に貯藏した場合生野菜のビタミンC含量は如何に變化するかは學術上並に實際上興味ある事實である。細井は葦の葉のビタミンC含量に對するCO2ガス貯藏の影響を實驗して葦の葉のビタミンCがより迅速に減少することを認めている。菅原は菠薐草についてCO2,O2,N2の種々の量を混ぜた空氣中に貯藏した場合CO2含量大にしてO2含量小なる時はビタミンC含量は速かに低下することを報告している。これらの實驗結果はビタミンCの保存と關連させて興味あることと考えられるが,これに關しての業績は他には見當らないので數種の野菜についてほぼ同樣の實驗を行った結果を次に報告する。
  • 五島 孜郎
    1954 年 7 巻 4 号 p. 180-187
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    健康成人男子を被驗者とし, 攝取食品中のCaと燐の比が適當な場合に於ける, 攝取脂肪量のCa及び燐の吸收に及ぼす影響について觀察し, 併せて脂肪の利用をも觀察した。
    1) 攝取Ca量が760±20mgで, 脂肪攝取量を8.3g 27.8g, 78.4gの三段階に分けた時, Ca吸收と脂肪攝取量との間には, 何等關係を見出す事はできなかった。即ち以上の攝取範圍では脂肪はCaの吸收に, 影響を與えなかつた。
    2) 攝取燐量981.5, 932.7及び895.6mgの時の脂肪の燐吸收に及ぼす影響は, Caの場合と同樣認める事はできなかつた。
    3) 脂質の糞便中排泄量は食飼中の脂質の大小によらず, ほぼ一定である。
    4) 脂肪の吸收は, 攝取量が少いときより多い時の方が大となる傾向がある。
  • 金田 尚志, 酒井 壽惠, 石井 清之助
    1954 年 7 巻 4 号 p. 188-197
    発行日: 1954/12/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    從來有毒とされていた高度不飽和酸は新鮮な魚體内に存在する場合のように未變化なものであれば, 決して毒性は示さぬであろうと豫想し, この豫想を證明するため白鼠を用いて試驗を行い, 次の如き結果をえた。
    (1) 出來るかぎり精製を行つた高度不飽和酸エチ・エステルを, 飼料中のビタミン類がかなり少い状態で白鼠に投與したところ, なんら毒性は認められず, 白鼠は正常な成長をとげ, 對照として用いたオレイン酸エチルにさほど劣らぬ値を示した。
    (2) 上記高度不飽和酸エチルを室温で自働酸化せしめたものは烈しい毒性を示し, 白鼠の體重は減少し, 口邊, 四肢, 肛門の邊の毛は脱毛し間もなく斃死した。この結果からして從來信じられていた高度不飽和酸の毒性は高度不飽和酸そのものではなく, 實は自働酸化生成物の毒性と思われた。
    (3) 自働酸化生成物が毒性を示すという事實は高度不飽和酸の場合だけとはかぎらず, 不飽和酸全部についていえるのではないかと思いアマニ油液體酸エチルを自働酸化せしめたものについて試驗を行つたところ, 全く同一の結果を得た。即ち不飽和酸は二重結合数に應じて自働酸化をうける程度に差があるが, 酸化のある段階においてはみな毒性を示すように思われる。また以上の結果をもとにして考えると所謂魚油毒の本態は魚油そのものではなく, 含有脂肪酸の酸化生成物に起因するといえる。但しオレイン酸のごとく二重結合一コの不飽和酸はより不飽和な脂肪酸にくらべ, その酸化物の毒性はやや弱いが, これは二重結合の多い脂肪酸は過酸化物以外の酸化主成物が過酸化物毒に加擔しているためであろう。
    (4) 不飽和酸自働酸化物中に生ずる有毒成分の構造を究明するため, 尿素法を用いて酸化生成物の分離を行い, 尿素附加物を作らぬ部分に有毒成分が濃縮されることを認めた。
    (5) 實驗2として示したごとき補助的試驗を行つた結果, 不飽和酸自働酸化物中もつとも有毒な構造は過酸化物構造であろうという推定が成り立つた。この推定を證明するため, 自働酸化物より過酸化物の大部分を消失せしめた後動物試驗を行つたところ, 果して毒性の大半はなくなつた。この結果からして, 高度不飽和酸自働酸化物に生ずるもつとも有毒な構造は過酸化物構造であることを確認した。
    (6) 過酸化物のマウスに對する致死量は大略278mg. Total peroxide oxygen/Kg.(LD50) である。
    (7) 白鼠に経口投與した不飽和酸自働酸化物中の過酸化物はかなり肝臓及び筋肉中に見出される。
    (8) 白鼠肝臓より分離したミトコンドリアに高度不飽和酸自働酸化物を少量加えるとシトコンドリアは急激に減少する。
    (9) 東大, 病理學教室齋藤, 宇敷兩氏の所見によれば, 高度不飽和酸を投與して斃死寸前となつた白鼠の腎臓の細尿管は擴張し, 小腸の粘膜には細胞浸潤が認められた。
    (10) 以上の結果からして, 高度不飽和酸自働酸化物中の過酸化物の示す毒性は直接體組織を犯すと共に酸素系をも破壞することに起因するのではないかと想像される。
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