栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
9 巻 , 4 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 田村盈 之輔
    1956 年 9 巻 4 号 p. 161-170
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 後藤 たへ
    1956 年 9 巻 4 号 p. 171-173
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    同腹の幼若純系ラッテを2群に分けて同一内容の食餌を給与量のみ減じて, 実験的栄失ラッテ群をつくり対照と比べたところ約3週間後には栄失ラッテは体重が10g余りの増量を示し対照の56g増量よりいちじるしく少なかつた。こうした過程に於いて各種無機成分の排泄状態をみたところ食餌をまつたく同一にした調整末期には両群に大差がなかつたのであるが, 第3, 第4期と栄失の進行にともなつて栄失ラッテのCa及びPの排泄は対照より目立つて多くなつた。Fe, Cuに於ても第3期ごろから判然と排泄量を増している。ところがNa及びKに於ては第3, 第4期に両群の排泄量に大差をみとめなかつた。
    以上の実験事実はこの報告の前報に於ける乳児の栄養状態と屎尿中のCa, P, Na, K, Fe, Cu排泄状態の関係とまつたく同じであつた。即ち, 今回の実験に於ても, 栄失ラッテに於ては摂取する, 各種無機成分の量は少ないのに排泄するCa, P, Fe, Cuの量が判然と多くなつて居り, Na及びKはやや傾向を異にして両群に於て大差がなかつた。このことは栄失時にはCa, P, Fe, Cuの体内蓄積が判然と減少するということが考えられる。
    以上は1日総排泄量についてのみ考察したが更に屎及び尿中のそれら無機成分含量についてはこうした場合の体組織並びに各器官に於けるこれ等の無機成分, 分布状態を検討中なのでそれらに関連させて考察報告する所存である。
  • 後藤 たへ
    1956 年 9 巻 4 号 p. 174-179
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 広部 りう, 高木 和男, 増田 富江, 望月 英男, 小峰 みえ子
    1956 年 9 巻 4 号 p. 180-184
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    (1) 前報に引続いて, はくさい, ほうれんそう, ねぎ, だいこん, にんじんについて, 貯蔵中の成分を追求した。
    (2) はくさいは, 長期貯蔵により, 緑葉部の損失が甚だしいため, カロチンの損失が大きく, 2週にして半減, 12週にして1/3に減少した。ビタミンB1およびB2はさしたる変化がみられなかつた。総ビタミンCは貯蔵により減少したが, 還元型についてはかえつて上昇を示した。
    (3) ほうれんそうは葉肉のみ測定したが, カロチンは貯蔵の初期に, ビタミンB1およびB2は中期以後に, ビタミンCは第4週から第5週の末期に損失が大きかつた。
    (4) ねぎは貯蔵後2週間で著しく可食部の減少をみたが, これは葉の一部の脱落であるため, その部分に多くふくまれるカロチンは, 極度に減少し, 2週間にして1/10を下廻つた。ビタミンB1は逆に増加の傾向を示したが, これはカロチンと逆の分布をしているのではないかと考えられる。
    (5) だいこんについては, 各ビタミン共大きな損失は見られず, あるものは逆に増加の傾向を示した。
    (6) にんじんは初期にスカシ箱貯蔵をしたため, 水分が急激に減少してしまつた。カロチンは貯蔵により大きな割合で減少しているが, 食用に耐えなくなつても, なお他の食品をはるかに上廻る含有量を示していた。他のビタミン類に対しては, 大きな波動を示しつつ, 貯蔵に従いわずかながら減少を示した。
    (7) きような等は貯蔵期間が余りに短かかつたため報告を省略した。
  • 和田 せつ, 高橋 久子
    1956 年 9 巻 4 号 p. 185-188
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 横山 正実
    1956 年 9 巻 4 号 p. 189-190
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 広部 りう
    1956 年 9 巻 4 号 p. 191-193
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    以上の実験結果を要約すると次の如くになる。
    1) 緑茶浸出液は熱湯浸出液も冷水粉砕浸出液も共に添加アスコルビン酸の酸化を抑制する作用をもつている。
    2) 緑茶をエーテル, 醋酸エチルで順次浸出したものの各残渣にはビタミンC酸化抑制作用が残存している。
    3) 緑茶をエーテル, 醋酸エチルで浸出し, 更にアルコールで抽出した残渣はビタミンCは失われるが, ビタミンC酸化抑制作用はなお残存している。
    4) 更にこれを水浸出した残渣にはビタミンC酸化抑制作用は全く認められない。
    5) 局法タンニン酸水溶液にはビタミンC酸化抑制作用が認められる。
    6) カフイン水溶液は比較的濃度の低い (茶葉中含量に近い) ものほどビタミンC酸化抑制作用が著しい。
    従つて緑茶のビタミンC酸化抑制作用を有する物質は水溶性のものでタンニン酸, カフインにも酸化抑制作用があり, これら多数の物質の綜合的作用と考えられる。
  • 田坂 重元, 小林 節子
    1956 年 9 巻 4 号 p. 194-198
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 永沢 信
    1956 年 9 巻 4 号 p. 199-201
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    バター, ラード, ダイズ油を脂肪源とする食物に, 界面活性剤 (ソルビタン誘導体) を添加したときの油脂吸収率の動向を見るために動物試験をおこなつたところ, Polyoxyethylene Sorbitan Monooleateではかなり明瞭に脂質排せつ量が減少する傾向を認めた。
  • 北川 正保
    1956 年 9 巻 4 号 p. 202-204
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    脂肪酸のペーパークロマトグラフイに際しては, そのイオン解離とか酸自身の重合等の為スポツトが不明確になつたり, 尾を引いたりするが, 之を防ぐ為に一般に展開剤に酸又は塩基を加えたり, 或は脂肪酸誘導による方法がとられている。前二者は遊離酸検出には一般にpH指示薬が用いられるが, 第三の法で脂肪酸をハイドロオキザム酸誘導体を用いると過クロール鉄で鋭敏に発色するのでpH指示薬によるよりも検出がより容易で鮮明且つ鋭敏である。
    展開剤に関してはヂオキサンー水ではRf値が大で分離能が低いので, ヂオキサンと自由に混じ, 且つ夫自身では殆んど移動を示さない様な溶媒デカリン, テトラリン, キシロールを選びこれらの混合溶媒について検した結果, カプリン酸乃至ラウリン酸までの分離が可能であつた。この中で特にヂオキサンーデカリンは分離能に於ても, スポツトの鮮明度に於ても, 最もすぐれていた。
    ミリスチン酸以上では本法では分離が出来ないので, 一般に行われている様に逆相法による他はない。
    又スポツトの鮮明度と各々の分離能は濾紙を酸で前処理することにょり, 著しく改善せられた。
  • 西原 さつき
    1956 年 9 巻 4 号 p. 205-209
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    供試の味噌用及び酒用麹菌株の4株について次の事を実険証明した。
    (1) 供試麹菌株を使つて米麹をつくつた場合, その低温処理麹汁には糠味噌漬乳酸菌の増殖の開始を抑制する作用のある物質が存在する事を更に確認した。
    (2) この増殖へのLagをあたえる物質は, 50°以下並に100°に於て蒸溜した場合, 溜出性でないことを知つた。同時に50°と100°との間で分解性のものであることも認めた。
    (3) 低温処理米糠麹汁に於ては, 低温処理麹汁にみる様な培養初期の永いLag periodはなく, むしろ麹化する事により糠そのものよりも増殖を一層促進する物質の生成を認めた。
    (4) 上記, 低温処理麹汁の増殖への永いLag periodの存在は, 之に低温処理米糠汁を加える事によつて消失することがわかつた。
  • 松下 アヤコ, 山田 晃
    1956 年 9 巻 4 号 p. 210-214
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1. 春から初夏にかけて出まわる10種類の果実についてその含有する遊離のアミノ酸を, イオン交換樹脂及びpaper chromatographyによつて分離検出した。これらの果実中に共通して存在するアミノ酸はAspartic acid, Glutamic acid, Serine, Asparagine, Threonine, Alanine, Histidine, Valine, Leucineの9種類であるが, りんごの場合にはThreonine, Asparagineは見出されなかつた。りんごは新鮮品ではなかつた。Proline水蜜桃, 未熟の桃, すもも, 夏みかん, 梅の各々に見出され, β-Alanineは水蜜桃, 未熟の桃, すもも, 金瓜, 苺の各々に又Tyrosineは水蜜桃と金瓜にGlycinは夏蜜柑と金瓜に見出された。
    2. アミノ酸の量的差異を求めるために上記アミノ酸のクロマトグラムについて呈色班点抽出比色法により定量を行つた。梅, あんず, すもも, 水蜜桃, 未熟の桃, 夏みかん, 苺の各々に共通して著しく多いアミノ酸はAsparagineである。又Aspartic acidもこれに次いで多い成分である。又共通して少い成分はThreonineである。又金瓜にはHistidineが著しく多くAlanine, Valine, Aspartic acid, もこれについで多い成分である。アミノ態窒素の含有量は全体的に少いが, 特にびわとりんごに少なかつた。本実験のPhotoelectric Spectro photometer使用にあたり御懇篤な御指導を賜つた熊本逓信病院検査室主任竹屋博士に厚く御礼を申し上げる。
  • 岩崎 康男, 堀内 美穂子
    1956 年 9 巻 4 号 p. 215-217
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    うど, わらび, 筍から検出したアミノ酸を表に纒めると第5表のようになる。
    表のように食用植物の幼芽あるいは幼嫩に共通に比較的多く含まれているアミノ酸はロイシン, アスパラギン酸, グルタミン酸とアスパラギンで, 次はアラニン, チロシンである。
    バリンはわらび, 筍に多いがうどには検出されない。ヒスチヂンは筍では推定程度の含有で, 多少その存在も疑問であるが, うど, わらびには明かに含まれ, 特にわらびに多い。またフェニールアラニンはわらびにのみ顕著に認められる。
  • 曾根 清秀
    1956 年 9 巻 4 号 p. 218-222
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
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