知能と情報
Online ISSN : 1881-7203
Print ISSN : 1347-7986
ISSN-L : 1347-7986
15 巻, 5 号
選択された号の論文の29件中1~29を表示しています
目次
巻頭言
特集
解説
特集論文
原著論文
  • 水谷 清隆, 張 西偉, 宮本 定明
    原稿種別: 本文
    2003 年 15 巻 5 号 p. 525-533
    発行日: 2003/10/15
    公開日: 2017/05/29
    ジャーナル フリー
    ファジィマルチ集合は,同一の要素が異なるメンバーシップとともに複数回出現する状況を表現するため,webで用いられる情報検索システムのモデルとして適切である.ここでは,ファジィマルチ集合に基づく情報検索モデルにおける情報要素のファジィクラスタリングアルゴリズムを提案する.さらに、サポートベクトルマシンに用いられるカーネル関数のクラスタリングヘの応用を考える.クラスタリングの例を示し,カーネル関数の効果について論じる.
  • 小澤 順, 今中 武, 九津見 洋, 松浦 聰, 内藤 榮一
    原稿種別: 本文
    2003 年 15 巻 5 号 p. 534-543
    発行日: 2003/10/15
    公開日: 2017/05/29
    ジャーナル フリー
    本稿では、「お買い得」、「若者向け」などの概念的要求による検索システムにおける効率的検索、および既存のDBMSとの結合を実現するための手法として、ファジィ推論ルールで表現された概念的要求を属性値の大小関係からなる検索条件に変換する方式について述べる。この方式では、データベースに存在しない概念的要求を、テータベースの属性を前件部とし概念的要求を後件部とする複数のファシィ推論ルールにより定義する。次に、定義されたファジィ推論ルールから、概念的要求の適合度が所定のしきい値を超えるような入力値の範囲を算出し、その入力範囲に基づいて属性値の大小閑係の組み合わせからなる検索条件を生成する。生成された検索条件は、単一の表からなるデータベースであれは容易にSQLに変換することができ、既存のDBMSで実行することが可能となる。この結果、概念的要求によるデータベース検索においても、効率的検索機能をはしめとするDBMSのデータ管理機能を利用することが可能になる。
報告
書評
用語解説
学生部会ΔNGLE
博士論文紹介
  • 小橋 勉
    原稿種別: 本文
    2003 年 15 巻 5 号 p. 551-
    発行日: 2003/10/15
    公開日: 2017/05/29
    ジャーナル フリー
    本論の第6章「環境操作戦略発動のプロセス:意味づけの視点から」では、組織間関係を操作する戦略(環境操作戦略)の発動時の組織内プロセスに論及している。これまで意思決定について、組織や個人を取り巻く環境の意味が明確に定まっていない「あいまいな状況」で行われるとする視点、多様な意味や解釈が存在する「多義的な状況」で行われるとする視点、そして意味が一つに定まっている状況(一義性)の中で行われるとする視点などが存在していた。本論では、それらは異なる視点でありながら時間の流れの中で順に表れるという関係を侍つことを論じた。即ち、何が問題なのか、あるいはどのような対処方法(戦略)が存在するのかが不明確な状況から、何らかの事象の発生とそれに対する意味づけの中で複数の意味(多義性)が表れる状況、そして意味が一つに定まり(一義化)、それに対して戦略が用いられることを、NUMMI(トヨタとGMの合弁)のケースで例証した。
  • 大西 圭
    原稿種別: 本文
    2003 年 15 巻 5 号 p. 551-
    発行日: 2003/10/15
    公開日: 2017/05/29
    ジャーナル フリー
    数値最適化問題のための拡張進化計算手法を提案する.特徴は,従来の進化計算手法が探索点生成に利用する遺伝子型空間内の探索点とは異なる情報を利用する探索点生成方法を特つことである.また,提案手法と従来の進化計算手法との比較実験を通じた進化計算手法に対する理解と今後の進化計算研究の方向の提示を試みる.従来の進化計算手法を2つの方向に拡張する.第1の拡張は,従来の探索点生成法が同じ遺伝子型空間内の親探索点から子探索点を決定するのに対し,適応度ランドスケープ内の親探索点から遺伝子型空間内の子探索点を決定する探索点生成法とするものである.この拡張に関して2つの手法を提案する.第2の拡張は,従来の遺伝子型空間内の点と表現型空間内の点の問の1対1対応を,多対1対応とするものである.つまり,表現型空間内の1個の解候補に対応する複数の遺伝子型空間内の点が存在する.この拡張に関して3つの手法を提案する.
リレートーク
一般論文
原著論文
  • 松村 真宏, 加藤 優, 大澤 幸生, 石塚 満
    原稿種別: 本文
    2003 年 15 巻 5 号 p. 554-564
    発行日: 2003/10/15
    公開日: 2017/05/29
    ジャーナル フリー
    議論の論点をすばやく発見し理解するためには、議論構造を可視化してユーザに提示することが有効である。そこで本稿では、議事録から話題の単位(セグメント)を同定し、さらに同定したセグメント間の関連を調べることにより、議論構造を構造化マップとして可視化するシステムを提案する。また、構造化された議論に影響の普及モデルIDMを適用することにより、議論の発展のトリガとなる話題を発見することを試みる。アンケートによる調査の結果、適度に議論が分割・構造化された構造化マップは、ユーザが議論の論点を直感的に捕らえるための手がかりを提供していることを示す。また、IDMにより同定された話題は、構造化マップにおける入次数、出次数に着目した結果よりもPrecisionが高いことを示す。
  • Tadashi IOKIBE, Minako KURIHARA, Yoshio MANIWA, Shoichi OHTA, Ichiro U ...
    原稿種別: Article
    2003 年 15 巻 5 号 p. 565-576
    発行日: 2003/10/15
    公開日: 2017/05/29
    ジャーナル フリー
    Acceleration plethysmogram (APG) is applied noninvasively and is used mainly for estimation of arteriosclerosis and blood vessel age. However, physicians of the Chinese school, from ancient times, have applied sphygmopalpation for health examination. This is because APG sensitively reflects the degree of cardiac output, distensibility of the peripheral blood vessels, arteriosclerosis, and the autonomic system. From our previous research employing the recurrence plots method as a chaotic analysis approach on APG for quantitative health examination, it was possible to evaluate healthy and disease states with an accuracy rate of over 86%. But the APG with small amplitude and normal topological structure is evaluated as disease. Based on this result, we carried out new research on classification of disease state; not disease name, and appropriate evaluation for APG with small amplitude and normal topological structure. As a result of our new research, all examinees were estimated quantitatively from the viewpoint of homeodynamical and hemorheological state.
ショートノート
学会から
会告
feedback
Top