日本小児アレルギー学会誌
Online ISSN : 1882-2738
Print ISSN : 0914-2649
ISSN-L : 0914-2649
15 巻, 2 号
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
  • 小倉 英郎, 小倉 由紀子
    2001 年 15 巻 2 号 p. 123-136
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 松井 猛彦, 四宮 敬介
    2001 年 15 巻 2 号 p. 137-138
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 向山 徳子
    2001 年 15 巻 2 号 p. 139-144
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 西牟田 敏之, 青柳 正彦, 関根 邦夫, 渡辺 博子
    2001 年 15 巻 2 号 p. 145-151
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 細井 進
    2001 年 15 巻 2 号 p. 152-155
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 井上 壽茂
    2001 年 15 巻 2 号 p. 156-159
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • John O. Warner
    2001 年 15 巻 2 号 p. 160-168
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • (I) アミノフィリン静脈内投与の場合
    森川 利夫, 森川 みき
    2001 年 15 巻 2 号 p. 169-174
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    アミノフィリンの静脈内投与の際には血中テオフィリン濃度をモニタリングすることは重要である. それによって不必要な副作用を避けることもできる上に, 気管支拡張作用も期待できる充分な量のアミノフィリンを使うことが出来る. またそのモニタリングの際に得られた測定値を解析して, その患者の薬物動態を把握しておくことは, 次のアミノフィリン投与の際の参考としても重要である.
    今回我々は, 今までの気管支喘息患児451例における, 995回の薬物動態解析のデーターを集計して, 各年齢ごとの男女別の薬物動態パラメーターを算出して, それを基に各年齢ごと, 男女別の, 推奨すべきアミノフィリンの静脈内投与法, 投与量を計算したので, ここに提案した.
  • (II) 徐放性テオフィリン製剤経口投与の場合
    森川 利夫, 森川 みき
    2001 年 15 巻 2 号 p. 175-180
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    徐放性テオフィリン療法による Round the Clock (以下RTC療法) の際には, 血中テオフィリン濃度モニタリングが大切で, またそれで得られた測定値を解析して, 各患者の薬物動態を把握しておくことも重要である. 今回我々はそのようにして薬物動態を解析して蓄積された, 323例, 1756回のデーターを集計して, 得られた各種パラメーターの年齢別, 男女別の差異を明らかにするとともに, それを基にして年齢ごとの男女ごとの, 推奨すべき徐放性テオフィリン製剤の投与量を計算したので, ここに提案した.
  • 高村 まゆみ, 小田嶋 安平, 鈴木 章市, 今井 孝成, 吉田 英生, 飯倉 洋治
    2001 年 15 巻 2 号 p. 181-187
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    マクロライド系抗生物質の抗炎症作用を目的として, 少量長期療法は慢性気道炎症に対して注目されてきている. 今回我々は難治性の気管支喘息例に対してマクロライド少量持続療法を施行し, 臨床学的および免疫学的検討を行った. 対象は中等症持続型~重症持続型喘息児の生後8ヵ月から11歳10ヵ月 (平均3歳6ヵ月) の36例. 少量EM (10-20mg/kg/日), CAM (5mg/kg/日) 投与し, 試験期間 (対照観察期間3ヵ月+投与3ヵ月以上) の3ヵ月毎臨床症状および血液免疫学的検討を行った. 対象症例全体でみると症状点数, 喘息点数の有意な低下がみられ, 特に3歳以上群, アトピー型群に症状点数, 喘息点数の低下がみられた. 3歳以下非アトピー型群は感染合併型が多く症状点数, 喘息点数の有意の低下を認めた. マクロライド少量持続療法は一部の症例ではあるが有効であり, 今後難治性な喘息児に試みる価値があると思われた.
  • 渡辺 美砂
    2001 年 15 巻 2 号 p. 188-193
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    卵除去食療法中の患者46例を対象に, 加熱卵負荷試験を実施した. 対象の血中EW, OAおよびOM特異IgE抗体をユニキャップで測定し, 負荷試験の結果と比較した.
    負荷試験で即時型反応を示した陽性群は20例 (P群), 陰性群は26例 (N群) で, 両群間で年齢, 卵除去期間に有意差を認めなかった. P群のEW, OAおよびOM特異IgE抗体価は, 各0.8, 0.9および0.7logUA/mlで, N群では, 0.3, 0.3および-0.3logUA/mlといずれもN群で有意に低値を示した. N群のEW, OAおよびOMの特異IgE抗体陽性率は, 各々92.3%, 88.5%および34.6%で, P群ではいずれも100%であった. OM特異IgE抗体陽性率だけが両群間で有意差を認めた. また, RASTクラス別にみた負荷試験結果では, クラス2における負荷試験の陽性率が, EW26%, OA25%, OM59%でEWとOM, OAとOMの間に有意差を認めた (P<0.05). これらの結果より, ユニキャップによるOM特異IgE抗体の測定は, 卵除去食療法中の患者において加熱卵除去解除の指標として有用となることが示唆された.
  • 血清インターロイキン-5活性の検討
    佐伯 敏亮, 野間 剛, 宮田 康弘, 釼持 学, 菅原 陽子, 石川 義人, 松浦 信夫
    2001 年 15 巻 2 号 p. 194-200
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    食物アレルギーを示すアトピー性皮膚炎 (AD) に好酸球著増を併発した乳児例の臨床経過と血清サイトカイン活性について検討した. 症例は3ヶ月女児. 母乳栄養. 生後1ヶ月頃より湿疹が出現し, 母体の食餌摂取制限にても湿疹は増悪し, 体重増加不良を示した. 低蛋白血症と肝機能障害を認め, 末梢血好酸球数が増加し (15, 520/μl), 食物抗原に対する特異IgE抗体の高値を認めた. アレルギー治療用ミルク, スキンケア, ステロイド療法により症状および好酸球増多は改善したが, ステロイド減量により再度増悪した. これらは, 食物除去を含む治療の継続に伴い改善を認め, 11ヵ月時ステロイド療法を中止した. 好酸球増多と症状とは必ずしも侍関を認めず組織への好酸球浸潤は軽微であった. 血清中IL-5活性はIL-4およびエオタキシン値 (正常範囲内) と解離を示し, 健常児と比較して高値を示した. IL-5活性はステロイド療法により低下し, ステロイド減量により軽度増加するとともに末梢血好酸球数の対数値と正の相関を示した. 以上から本症例における末梢血好酸球著増は血清中で亢進を認めたIL-5活性と特異的に侍関していることが示唆され, その著増はIL-5活性に起因していると考えられたが, 著増した好酸球は症状発現の主体をなしている可能性は少ないと考えられた.
  • 琴寄 剛, 高橋 由利子, 横田 俊平, 相原 雄幸
    2001 年 15 巻 2 号 p. 201-207
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    鶏卵・牛乳アレルギーが疑われた小児74名について, オボアルブミン (OVA), オボムコイド (OVM), 加熱牛乳 (BM) 特異的IgE抗体を測定し, 卵白 (EW) ならびに牛乳 (CM) 特異的IgE抗体と比較し, その有用性を検討した.
    OVAとOVM抗体はEW抗体と強い正の相関を認めた. OVA抗体陽性69例中でOVM抗体陰性は21例であった. この内9例で加熱鶏卵摂取を行ない全例で臨床症状を認めなかった. 両抗体陽性は58例で, 20例で加熱鶏卵摂取を行ない, 8例でアレルギー症状を認めた. また, 両抗体の経時的測定からは, EW抗体と一致した変動を示した.
    一方, CM抗体陽性の31例中, BM抗体陰性は10例であった. 未摂取1例を除く9例のうち8例は牛乳摂取による症状を認めなかった. 両抗体陽性は21例で, 未摂取5例を除く9例中6例で臨床症状を認めた.
    以上から, OVM抗体は, 鶏卵アレルギーが疑われる患者において, 食事制限解除の可否の判断の助けになる可能性が示唆された. しかしながら, BM抗体の有用性は必ずしも明確ではなかった.
  • 富山県内の病院薬局ならびに院外調剤薬局における差異について
    横田 孝之, 足立 雄一, 尾上 洋一, 浜道 美紀, 板澤 寿子, 岡部 美恵, 山元 純子, 足立 陽子, 村上 巧啓, 宮脇 利男
    2001 年 15 巻 2 号 p. 208-214
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    気管支喘息に対する吸入療法を効率良く継続するためには吸入指導が重要であるが, 近年院外処方箋発行を含む薬剤師業務の転換が進むにつれ薬剤師による吸入指導が行われるようになってきた. 今回, その実態を明らかにする目的で富山県内の31基幹病院薬剤部 (院内薬局) ならびに63院外調剤薬局 (院外薬局), 計94施設にアンケート調査を依頼した. 回答の得られた65施設中50施設 (76.9%) で吸入指導が実施されており, うち約半数が小児に対しても行っていた. 医師からの依頼で指導しているのは院内薬局の68.4%に対して, 院外薬局では12.9%と低率であった. 約半数の院内薬局で指導のために薬剤師自らが実技を行ったり, 患者に実際の吸入をしてもらっていたが, 院外薬局では約20%であった. 吸入指導で重点を置いている点として吸入手技を挙げているのは院内薬局の80%以上に対して院外薬局では50%以下であった. 以上のように, 吸入指導の内容は院内・院外薬局で大きく異なっており, 薬剤師のための吸入指導指針の作成が必要と考えられた.
  • 堀内 康生, 上本 未夏
    2001 年 15 巻 2 号 p. 215-218
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    大阪教育大学新入生996名を対象にアレルギー性疾患について実態調査を行った. また, 同一集団を対象に4年後の症状の推移について調査した. 喘息発作は男子学生が2.2%から2.4%に増加, 女子学生が1.1%から1.6%に増加した. 喘鳴症状もそれぞれ11.0%から16.8%および7.7%から13.9%に増加した. 咳嗽や喫煙習慣もそれぞれ6.6%から8.8%,6.1%から9.2%および7.9%から40.4%,0.9%から9.1%に増加した. アトピー性皮膚炎 (AD) やアレルギー性鼻炎 (AR) の発症率も増加していた. アレルゲンとの接触を避ける患者教育の必要性が課題かと考えられた.
  • 国立療養所中央共同研究「小児慢性疾患の治療・管理に関する研究班」報告より
    杉本 日出雄, 赤坂 徹, 杉江 信之, 野口 幸男, 西牟田 敏之, 関根 邦夫, 山崎 宗廣, 上田 雅乃, 井口 淑子, 竹内 浩視, ...
    2001 年 15 巻 2 号 p. 219-226
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    気管支喘息児に対する施設入院療法の効果について検討した. 全国の療養所16施設に, 1996年4月から1999年9月までに1年以上長期入院した喘息児175名 (男118名, 女57名), 平均年齢11.2±2.8歳について, 1) 患者背景 (初発年齢, 発作が通年性になった年齢, 通年性になってから入院までの期間), 2) 入院前の治療内容, 指導内容, 実施状況, 3) 施設入院療法開始前後の発作点数と治療点数, 4) 入院時と入院12ヶ月目の呼吸機能, 5) 入院時と入院12ヶ月目の気道過敏性, 6) 入院時と入院12ヶ月目の運動能力, 7) 入院時と入院12ヶ月目のIgE, RASTスコア, 8) 入院前1年間と入院後1年間の欠席日数を検討した. その結果, 施設入院療法は治療点数や発作点数の減少, 呼吸加機能や気道過敏性の改善, 運動能力の向上, アレルゲン暴露からの回避, 学習空白の改善といった効果をあげた.
  • クリアランスと年齢, 発作, 発熱およびCRP値との関連についての多施設検討
    小田嶋 博, 久田 直樹, 水元 裕二, 浜崎 雄平, 熊本 俊則, 有山 昭典, 藤野 時彦, 宮里 善次, 木葉 万里江, 西間 三馨
    2001 年 15 巻 2 号 p. 227-234
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 日本小児アレルギー学会・喘息死委員会
    西間 三馨, 松井 猛彦, 赤坂 徹, 鳥居 新平, 三河 春樹
    2001 年 15 巻 2 号 p. 235-246
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    1990年から2000年までに登録された喘息死のうち発作以外による死亡例12例を除く166例について解析した.
    今回はとくに喘息死の最近の変化を観察するために1988年から1997年までの155例と1998年から1999年までの9例の2グループに分けて検討した.
    一年あたりの死亡数は前半が15.4人に対して後半が4.5人であり, 低下傾向がみられた. 重症度に関しては前半と後半で差を認ゆなかった. 死亡に関与した要因に関してはこれまでの成績通り, 予期せぬ悪化が最も多く, 後半では100%であった. 適切な受診時期の遅れは減少傾向がみられた. 薬剤過剰投与が喘息死の要因, あるいはその疑いがあるとされた例は21例で, 1999年は報告がなく, 14例が定量噴霧式吸入器 (MDI) 使用例であった. そのうち64%が feneterol 使用例であり, 14%が tulobuterol 使用例であった.
  • 2001 年 15 巻 2 号 p. 247-253
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 15 巻 2 号 p. 254-258
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
feedback
Top