気管支喘息発作時におけるスクイージングの効果をピークフロー値(以下 PF 値)と Spo
2 値,痰を喀出できた児の割合(以下排痰率)から検証を行った.
【対象】 気管支喘息の発作で入院している3歳から9歳で簡易ピークフローメーターによるPF測定が可能な男児24名,女児10名の計34名
【調査方法】 吸入終了後,直ちに看護師が5分間のスクイージングを行い,吸入終了後15分の時点で同測定を行って得られたデータをスクイージング群.吸入後にはスクイージングを行わずに吸入終了後15分の時点で同測定を行って得られたデータをコントロール群とした.
【結果】 スクイージング群の吸入前とスクイージング後において有意に PF 値の上昇,改善を示し,Spo
2 値は上昇させる傾向が見られた.
全症例における排痰率はスクイージング群で高率な排痰が認められた.
【結論】 スクイージングは気管支喘息発作軽減の援助として効果があると言える.
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