小児歯科学雑誌
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41 巻 , 3 号
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  • 岡本 安広, 岡崎 好秀, 日野 香苗, 東 知宏, 山岡 瑞佳, 堀 雅彦, 松村 誠士, 下野 勉
    2003 年 41 巻 3 号 p. 501-505
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    1歳6か月から3歳児歯科健診まで,計4回実施している乳幼児歯科保健事業のうち,2歳・2歳6か月児を対象としている虫歯予防教室の齲蝕抑制効果について調査した.
    虫歯予防教室に2回参加した全受診群と1回参加した受診群,参加しなかった非受診群の3歳時と6歳時の齲蝕罹患者率および一人平均df歯数について比較した.
    1.各群の1歳6か月時の齲蝕罹患者率および一人平均df歯数には,差を認めなかった.
    2.3歳時の齲蝕罹患者率は,非受診群では60.6%,全受診群では42.4%であり両者間には差が認められた.(X2検定 p<0.001)
    3.3歳時の一人平均df歯数は,非受診群では3.47歯,全受診群2.03歯であり,両者間には差が認められた.(t検定 p<0.001)
    4.6歳時の齲蝕罹患者率は,非受診群では88.4%,全受診群では77.6%であり,両者間には差が認められた.(X2検定 p<0.001)
    5.6歳時の一人平均df歯数は,非受診群では7.42歯,全受診群5.54歯であり,両者間には差が認められた.(t検定 p<0.001)
    以上の結果より,乳幼児歯科健診事業をすべて受診している小児は,6歳時においても齲蝕罹患の抑制効果が認められた.
  • 山内 理恵, 有田 憲司, 阿部 洋子, 森川 富昭, 木村 奈津子, 山口 公子, 津田 雅子, 福留 麗実, 西野 瑞穗
    2003 年 41 巻 3 号 p. 506-513
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    母親の年齢と乳歯の齲蝕発生との関連を検討する目的で,徳島県名西郡石井町の地域歯科保健管理データベースを利用して,1991年~2001年の間に生まれた第一子の小児を母親の初産年齢をもとにG1群(初産年齢22歳以下),G2群(初産年齢23~28歳),G3群(初産年齢29~34歳)およびG4群(初産年齢35歳以上)に分類し,齲蝕罹患状況を分析し,以下の結果を得た.
    1. 1歳6か月ではG4群で齲蝕有病者率および一人平均齲歯数が最も高かった.
    2. 2歳6か月ではG1群で齲蝕有病者率および一人平均齲歯数が最も高かった.
    3. 3歳6か月ではG1群で齲蝕有病者率および一人平均齲歯数が最も高かった.
    4. 5歳ではG3群で齲蝕有病者率および一人平均齲歯数が他の群に比べて著しく低かった.
    5. 1歳6か月で離乳の完了していない小児の割合は,G1群およびG4群で高く,G3群で低かった.
    6. 1歳6か月で哺乳瓶をくわえて寝る癖のある小児の割合は,G2群およびG4群で高く,G3群で低かった.
    7. 親による仕上げ磨きは,GI群ではどの年齢においても毎日する割合が低かった.G4群は2歳6か月では毎日する割合が最も高かったが,5歳では最も低かった.
    以上より,G1群およびG4群は齲蝕ハイリスク群で,G3群は齲蝕ローリスク群であり,母親の年齢が乳幼児期の齲蝕発生要因となることが示唆された.
  • 守口 憲三
    2003 年 41 巻 3 号 p. 514-531
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    インド人小児の乾燥頭蓋骨160個体を用いて,下顎骨の発育変化を,乳歯未萌出期から永久中,側切歯萌出完了期まで,6段階に分類し,各歯齢間で比較検討した結果,次のような結論が得られた.
    1.下顎枝に関連する下顎枝最小幅,下顎枝高,下顎枝垂直高,長さを表わす下顎長,下顎体長,幅の発育に関連する下顎頭幅,下顎頭最大幅,下顎角幅,前下顎幅は,いずれも,歯齢が増すにつれて増大し,とくに,乳歯萌出期に最大の発育量を示した.次いで,第二乳臼歯萌出完了期あるいは永久歯萌出開始期において発育量が増大し,永久中,側切歯の萌出完了期の発育は緩徐であった.
    2.下顎頭前後最大径のみは,乳歯萌出前から乳歯列完成期まで変化がなく,永久歯の萌出開始期ではじめて有意の増大を示した.
    3.下顎切痕では,幅,高さともに,乳歯萌出期に一旦減少するも,その後は歯齢を増すに従い増大し,第二乳臼歯萌出完了期,永久歯萌出開始期の順で最大の発育量を示した.
    4.下顎角,下顎枝角は歯齢が増すに従い減少し,永久歯萌出開始期に最大の減少量であった.
    5.角前切痕は,乳歯列完成後から緩徐な減少を続けていた.
    6.下顎骨の発育は,骨体が母体となり,下顎枝,下顎頭の発育を誘導し,骨体の発育のスパートは歯の萌出と関連性をもっているものと考えられた.
    7.後方臼歯の萌出余地の確保には,従来の意見に加えて,下顎骨自体における膜性骨化の増大が示唆された.
  • 松山 順子, 八木 和子, 三富 智恵, 田邊 義浩, 田口 洋
    2003 年 41 巻 3 号 p. 532-538
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    保育園において幼児の給食摂取状況を観察し,幼児の摂食における咀嚼回数,咀嚼時間に関する特徴を検討した.保育園の4歳児3名を対象とし,異なる献立4回分の摂食状況をビデオに撮影し,咀嚼回数を計測した.対照として,成人3名に幼児と同じ献立の1回の給食を摂取してもらい,同様に咀嚼回数を計測した.幼児の咀嚼回数は,480~1379回で,献立ごとの3名の平均咀嚼回数は,分散分析の結果いずれの献立においても有意差は認められなかったが,個人によって咀嚼回数に違いが認められた.また,幼児と成人の咀嚼回数を比較すると,幼児の平均咀嚼回数は1117.7回,成人の平均咀嚼回数は561.7回で,幼児の咀嚼回数は成人の約2倍であった.同一食品において,一口ごとの咀嚼回数について変動係数を求めたところ,幼児では変動係数の値が成人に比べて大きく,一口ごとの咀嚼回数にばらつきが認められた.
  • 佐野 富子, 柳田 響子, 田邊 義浩
    2003 年 41 巻 3 号 p. 539-548
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    今回著者らは幼児期の歯科治療と,その後の継続的な定期診査が歯科恐怖の発症にどのような影響を与えているかを検討する目的で,幼児期に新潟大学歯学部附属病院小児歯科診療室で歯科治療を行った青年に対し,国際的に広く用いられているアンケートDental Fear Survey(DFS)を行った.継続的に歯科的管理を行っている継続群と行っていない非継続群の2群についてDFSの結果を比較検討し以下の結論を得た.
    1.非継続群の20設問の合計点数(DFS値)は45.41であり,過去に報告した日本人一般青年の45.15と同程度となった.これに対し,継続群のDFS値は34.60で,非継続群および一般青年に比べ有意に低い値を示した(P<0.01).
    2.継続群,非継続群ともに4歳以下ではほとんどの場合に身体抑制下で診査や治療が行われていた.両群間で実際の歯科治療内容に有意な差はみられず,DFS値と強い相関を示す治療内容はみられなかった.
    本調査より,幼児期に同様な歯科治療経験を持つ者でも,その後の対応により,青年期の歯科恐怖心に相違がみられることが示された.この結果は,幼児期の歯科治療から青年期にかけての心理的ケアの重要性を意味していると同時に,幼児に対して心理的負担をかける機会の多い小児歯科では,長期に亘って適切な対応を行う必要があることを示唆していた.
  • 畑 弘子, 船山 ひろみ, 後藤 申江, 宮澤 はるみ, 真柳 秀昭
    2003 年 41 巻 3 号 p. 549-559
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    本学附属病院小児歯科で乳歯列期から永久歯列期まで管理してきた小児のうち,下顎乳前歯に癒合または先天欠如を有する30例を対象として,永久歯への交換の際に生じる問題点および永久歯咬合での問題点について調査し,以下の知見を得た.
    1.下顎乳前歯に癒合または先天欠如がみられたが永久歯数に異常を認めない症例では,永久4切歯が乳犬歯間に問題なく排列した症例もあったが,その頻度は少なかった(10例中2例).このような症例では,側切歯萌出に伴い,乳犬歯が脱落したり,側切歯が舌側に萌出してきて,乳犬歯を抜去した症例が多かったが,側方歯交換終了までリンガルアーチを装着することで,比較的良好な永久歯排列が得られた.
    2.下顎乳前歯に癒合や先天欠如がみられ,永久歯でも癒合または先天欠如が認められた症例では,切歯交換期に問題となる症例は少なかった.この症例の永久歯咬合では,オーバーバイト,オーバージェットともに大きい症例が多かった.
    3.永久歯でも癒合または先天欠如が認められた症例では,空隙のある歯列が多かったが,空隙は犬歯より後方部に多く認められた.審美的に障害となるような空隙が前歯部に生じた症例は,20例中,下顎両側乳側切歯2歯欠如の1例のみであった.
  • 内川 智江, 北村 智子, 辻野 啓一郎, 望月 清志, 大多和 由美, 藥師寺 仁
    2003 年 41 巻 3 号 p. 560-565
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    フッ化物歯面塗布は,現在広く行われている齲蝕予防処置法である.東京歯科大学水道橋病院小児歯科外来では,小児がフッ化物歯面塗布を受け入れやすくするため,従来から使用している自院調製の1.23%酸性フッ素リン酸(APF)溶液に加え,人工甘味料が添加された1.23%APFゲルを使用している.今回,当科においてフッ化物歯面塗布を行った小児およびその保護者を対象に,フッ化物歯面塗布の経験,小児が選択した人工甘味添加APFゲルの種類,ならびに塗布後の感想,フッ化物に対する意識などについてアンケートを行った.
    フッ化物歯面塗布を受けた小児の年齢は6歳が最も多かった.低年齢児は人工甘味料の味を好む傾向が強く,年齢が高くなるに従い甘味の強いものから清涼感のあるミント味へ嗜好が変化していた.今回の調査で人工甘味料添加APFゲルは概ね好意的に受け入れられていた.人工甘味料添加APFゲルは,塗布時に小児が訴える不快感を軽減することから,本剤の応用は,低年齢児に対する齲蝕予防処置の導入に有効であった.
  • 鬼頭 秀明, 渡辺 宣子, 鬼頭 信秀
    2003 年 41 巻 3 号 p. 566-572
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    著者らは,Nd:YAGレーザー照射後のエナメル質表面をSEM像にて観察した.エナメル質表面に与える総照射エネルギー量を200J,繰り返し速度10ppsとし,出力設定のみを100-900mjまでの100mj間隔9段階に分けて比較,検討を行い,以下の所見を得た.
    1.Nd:YAGレーザー照射において低出力(mj値)設定な場合,溶融による溶岩様構造部と噴火口様の陥没形成量が少なく,逆に高出力になる程その形成が広範となり,滑沢で帯状の均一無構造化した歯表面の変性が顕著に現われた.
    2.全ての照射出力(mj値)設定において,網目状に広がった亀裂や小孔の形成が認められた.しかし出力の相違による形成量や大きさへの影響に関しては,明確な所見は得られなかった.
  • 黄 饒青, 早崎 治明, 中田 志保, 中田 稔
    2003 年 41 巻 3 号 p. 573-579
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    開口量は顎機能評価の一般的な指標として頻繁に用いられているが,この診査には下顎切歯点における開口量と顆頭運動量に相関があるという前提が必要である.しかし,その相関に関する報告は非常に限られており乳歯列期の小児における詳細な報告は見当たらない.そこで本研究は,この点を明らかにするため,乳歯列期小児24名と成人女性26名を被験者とし,習慣性開閉口運動を三次元6自由度下顎運動計測装置(TRIMET)にて3回ずつ計測して,下顎切歯点(以下,切歯点),左右解剖学的顆頭中央点(以下,顆頭点)の1)上下運動範囲,2)前後運動範囲,3)三次元直線距離,4)三次元運動軌跡の関係を比較検討した.また,これらの変動係数も求めた.さらに切歯点と顆頭点の関係を明らかにするため,これら2つの解析点間の相関係数を4つの解析項目間で求めたところ,以下の結論を得た.
    1.小児は成人に比較して切歯点および顆頭点のすべての計測項目が有意に小さかった.
    2.切歯点,顆頭点の計測項目の変動係数は顆頭の上下範囲を除いて,小児の方が小さい傾向が認められた.
    3.小児および成人の両群において,切歯点と顆頭点間の移動距離には有意な相関が認められた.
    4.切歯点と顆頭点の計測項目間の個人間相関係数は小児より成人の方が小さい傾向が認められたが,個人内相関係数はすべて小児が成人より小さかった.
    これらの結果より,習慣性開閉口運動は成人より変動係数が小さいことから,小児にも適用できる被験運動であると考えられた.また切歯点の運動から顆頭の運動を推測することが可能であると考えられたが,成人よりも相関が若干劣ることなどから,小児では繰り返し計測を行う必要性が考えられた.
  • 押野 一志, 真谷 俊朗, 山岸 敦, 前田 晃嗣
    2003 年 41 巻 3 号 p. 580-587
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,エナメル質初期齲蝕病変の再石灰化に及ぼすフッ化物,カルシウムおよびキシリトールの効果を確認することである.フッ化ナトリウム,乳酸カルシウム,キシリトールを種々の濃度含有する水溶液を用いて,イオンの挙動解析,エナメル質へのフッ素取り込み試験やpH-cycling処置によるエナメル質初期齲蝕の再石灰化試験を行い,以下の所見が得られた.
    1.フッ素イオン水溶液へのカルシウムイオン水溶液の添加実験から,キシリトール含有の有無にかかわらず,当量点 F:Ca=2:1まで定量的にフッ化カルシウムを生成することが認められた.
    2.フッ化ナトリウム+キシリトール+カルシウム群は,フッ化ナトリウム単独群およびフッ化ナトリウム+キシリトール群に比較して有意に高いフッ素沈着が認められた.
    3.フッ化ナトリウム+キシリトール+カルシウム群は,フッ化ナトリウム単独群およびフッ化ナトリウム+キシリトール群に比較して有意な再石灰化が認められた.
    4.フッ化ナトリウム+キシリトール群はフッ化ナトリウム単独群よりも高い再石灰化率を示したが有意差は認められず,キシリトール含有量の違いによる影響も認められなかった.
  • 園本 美惠, 平尾 彰規, 西村 貴子, 竹安 正治, 春次 賢太朗, 保澤 静, 嘉藤 幹夫, 大東 道治
    2003 年 41 巻 3 号 p. 588-593
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    小児の口腔領域における外傷は臨床外来の場でよく遭遇する.特に低年齢児の乳前歯外傷や幼若永久前歯外傷の場合は整復固定法に苦慮する場合が多い.今回私たちは外傷により脱臼した乳前歯および幼若永久前歯に対して,吸引型マウスガードによる整復固定を行った.乳前歯および幼若永久前歯の外傷における整復固定は線副子による固定が困難なため比較的簡単に製作できる吸引型マウスガードによる固定が有用と思われる.
  • 尾山 里奈, 田中 千穂子, 舛元 康浩, 金城 幸子, 宮川 尚之, 森主 宜延, 山崎 要一
    2003 年 41 巻 3 号 p. 594-599
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    全身麻酔下集中歯科治療を受けた患者の介護者を対象に歯科保健に対する理解と動機づけを行うことを目的とし,介護者へのアンケートと患者の歯垢付着,歯肉炎の状態を調査することで健康教育の意義,重要性を検討した.健康教育は全身麻酔下集中歯科治療前日に実施し,術後2か月の定期健診時に再評価を行った.
    歯磨き習慣は,96.4%がありと回答し,専門的な指導を受けた経験の有無は,あり39.0%,なし61.0%であった.間食については,規則的であった者がわずか14.3%で,3回以上摂取していた者が82.4%にも達していた.歯垢付着,歯肉炎は術後が有意に減少傾向を示していた.歯磨きの意識と行動について「歯磨きの意識が変化した」は89.3%であり,「行動が変化した」は67.9%であった.また,間食の意識と行動について「間食の意識が変化した」は78.5%であり,「実際の行動に変化がみられた」は71 .4%であった.意識に変化のみられた者のうち,91.0%が行動の変わった対象であった.患者の歯磨きに対する受け入れについては50.0%が「変わった」と回答した.
    以上から,介護者の歯磨き,間食に対する意識と行動の変化が得られ,患者の歯垢付着,歯肉炎状態が良好化した.多くの介護者は,口腔状態の改善が口という器官を健全に機能させるだけではなく全身の健康にも影響を与えるということに理解を示した.
  • 伊平 弥生, 川原 由季, 小平 裕恵, 関根 未希, 大森 郁朗, 朝田 芳信
    2003 年 41 巻 3 号 p. 600-608
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    本研究は隣接面齲蝕の予防と抑制を目的として開発された隣接面齲蝕抑制材を第一大臼歯近心面に塗布した際の齲蝕抑制効果を知ることを目的に行った.対象歯面はIII A~III B期の第一大臼歯近心面で,口腔内診査ならびに咬翼法エックス線写真により健全,COあるいはC1と診断された119歯面である.塗布方法をセパレーター使用群,第二乳臼歯窩洞形成群ならびに第二乳臼歯抜歯群の3群に分け,塗布後3年以上経過した第一大臼歯近心面の齲蝕罹患状況を調べた.
    隣接面齲蝕抑制材を塗布することによる第一大臼歯近心面の齲蝕抑制率はセパレーター使用群で69.2%,第二乳臼歯窩洞形成群で60.7%,第二乳臼歯抜歯群で87.5%であった.第一大臼歯近心面が健全ならびにCOの時に隣接面齲蝕抑制材を塗布すると齲蝕抑制率は78.7%であった.
    これらの結果から第一大臼歯近心面への隣接面齲蝕抑制材の塗布は第一大臼歯近心面の齲蝕の予防,抑制に有用かつ効果的であると考える.
  • 2003 年 41 巻 3 号 p. 609-658
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 2003 年 41 巻 3 号 p. 663
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
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