科学や技術の方面を中心に, コンピューターの大幅な高速化とメモリ大容量化の要求が強まっている。それに呼応して昨年は国産スーパーコンピューターの発表 (富士通7月, 日立製作所8月) が相次いだ。この動きは米国においても大きな反響を呼び, 科学用超高速コンピューターをめぐる世界の情勢は一段と活発化の様相を呈している。そして, 我国の科学計算もこの秋頃より本格的なスーパーコンーユーター時代に入る。
ここでは, それらの情況を踏まえ, スーパーコンピューターの動向と特徴などについて, 若干の解説を試みたい。
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