体力科学
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29 巻, 4 号
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  • 健康青年男子の低糖高蛋高脂食の場合
    小野 三嗣, 渡辺 雅之, 長尾 憲樹, 池田 道明, 山本 隆宣, 小野寺 昇, 田中 弘之, 原 英喜, 湊 久美子, 大橋 道雄
    1980 年 29 巻 4 号 p. 191-204
    発行日: 1980/12/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    低糖高蛋高脂食をあたえた青年健康男子5名に20km走を行わせ, それが血圧, 心拍数, 体重, 皮脂厚, 血液成分, 尿所見の経過に如何に反映するかを見ると共に, タウリン投与がそれをどのように変動させるかを二重盲検法によって研究し, 概ね次のような所見を得た。
    1) 20km走による体重減少度はタウリン投与時の方がプラセボ投与時より多かった。
    2) 20km走による最大血圧上昇度はタウリン投与時の方がプラセボ投与時より少なかった。
    3) 20km走後に上昇してくるCK-MB/CK比はタウリン投与によって減少させることができた。
    4) 20km走によるLDHの増加率はプラセボ投与時よりタウリン投与時の方が小さい。
    5) プラセボ投与時には20km走によってトリグリセライドが上昇したが, タウリン投与時には減少した。
    6) タウリン投与は20km走による個々の脂肪酸構成比に大きな影響をあたえる。
    7) 20km走によるアドレナリン値はタウリン投与時の方が大きい。
    8) その他の血液成分や尿中カリクレインに対しては有意の変動が見られなかった。
  • ―季節的変化並びに運動クラブ活動の影響―
    石榑 清司, 大城 順子, 柴田 純子
    1980 年 29 巻 4 号 p. 205-212
    発行日: 1980/12/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    運動部に所属している女子大学生19名と運動部に所属していない女子大学生15名を対象に, 身体10ケ所の皮脂厚を1年間にわたって4回 (1月, 5月, 10月, 1月) 測定し, 次の結果を得た。
    1) 身体10ケ所の皮脂厚のうち, 運動群, 非運動群ともに, また, いずれの測定時期においても, 平均値 (第1回目測定) が比較的小さい部位は頬上部, 顎下部, 上腕部, 胸部で, 平均値の比較的大きい部位は腋下部, 背部, 腹部, 腰部, 人腿部, 下腿部であった
    2) 皮脂厚には運動群, 非運動群ともに季節差が認められ, 多くの部位で10月に最も低い値を示した。すなわち, 皮脂厚は冬に増大し夏に減少する傾向を示し, 10月においてもなお皮脂厚は低値を示す。
    3) 皮脂厚にはかなりの個体差が認められた。頬上部, 顎下部では個体差が比較的小さいが, 他の部位の皮脂厚では個体差が大きく, 変異係数は30%以上であった。
    4) 非運動群の1年後の皮脂厚は多くの部位で前年値にほぼ一致するのにくらべて, 運動群では前年値より有意に低下する部位が多かった。これは, 運動クラブ活動の影響が考えられる。とくに, 運動クラブ活動開始後約8ケ月の1年生では, 各部位 (下腿部を除く) の皮脂厚低下量がすでに1年以上運動クラブ活動していた2年生以上にくらべて大きかった。
    5) 運動クラブ活動による身体各部位の皮脂厚の低下は, 運動クラブ活動開始後約8ケ月の1年生では腰部に1しく認められた。また, 1年間の上腕部と背部の皮脂厚の和の変化量は, 体重の変化量と大きな正相関を示した.
  • 1980 年 29 巻 4 号 p. 225-316
    発行日: 1980/12/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 29 巻 4 号 p. 317-324
    発行日: 1980/12/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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