Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
11 巻, 6 号
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Editorial
総説
  • 宮城 正行, 内田 健太郎, 中脇 充章, 川久保 歩, 井上 玄, 高相 晶士
    2020 年 11 巻 6 号 p. 878-882
    発行日: 2020/06/20
    公開日: 2020/06/20
    ジャーナル フリー

    椎間板は非特異的腰痛の一因となる.腰痛のほとんどは自然に改善するが,臨床上問題となるのは腰痛が慢性化する病態である.腰痛の慢性化の機序については,急性腰痛が遷延化した病態と,持続的にトリガーとなる損傷が繰り返し起こる病態の可能性がある.これらの病態に,椎間板内への神経伸長,椎間板内に発現する炎症性サイトカインや神経成長因子といった疼痛関連物質とその発現に関与するマクロファージ,椎間板に持続的に加わるメカニカルストレスが関与している可能性がある.

  • 堀 悠介, 星野 雅俊, 中村 博亮
    2020 年 11 巻 6 号 p. 883-889
    発行日: 2020/06/20
    公開日: 2020/06/20
    ジャーナル フリー

    腰痛や脊柱変形は健康寿命の延伸を目指す我が国にとって克服すべき課題である.体幹筋は体幹支持に重要な要素だが,体幹筋の萎縮や脂肪変性がこうした病態に与える影響は明らかになっていない.我々は多施設横断研究によって体幹筋量の低下と腰痛や機能障害,脊柱後弯が関連していることを証明した.本稿ではその研究結果を中心に,体幹筋の加齢に伴う変化と,腰痛や脊柱アライメントとの関連,介入方法に関して文献をレビューした.

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