我々は, 従来型コルセットに腹部から背部へと牽引を加えるためのバンドを付加した伸展型コルセットを考案した. 71例の腰痛患者に従来型と伸展型コルセットを装着させ, 腹腔内圧と相関すると報告されている腹腔外圧を計測し, ウエスト/ヒップ比 (WH比) による腹部肥満度との相関性を評価した. その結果, WH比が小さい患者ほど, 伸展型の方が従来型コルセット装着時より腹腔外圧が上昇した. 過去に我々は, WH比が小さい腰痛患者では伸展型コルセットの方が従来型コルセットより有効であったと報告した. 今回の結果から, その理由は, WH比の小さい患者では伸展型の方が従来型コルセットよりも腹腔内圧を上昇させるためであると考察した.
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