測定は質改善の中心となる概念である.しかし,看護ケアのモニタリングにおけるコア要素の概念化や実証的な検証はあまり注目されていなかった.本研究では,看護ケアの質のデータベースを確立するための理論的基礎を提供するため,看護ケアのモニタリングにおける要素をIrvineらの提唱したNursing Role Effectiveness Model(Irvine, D, 1998)に基づいて明らかにすることを目的とした.2018年4月までに公表された文献を対象にPubMed,CINAHL,コクランデータベース,関連する雑誌と引用文献を調査した.18の研究が選定され,抽出された要素を看護役割効果モデルに基づいて3つに分類した.看護師への研修(構造),患者のアセスメント,迅速な治療提供の準備,患者との信頼関係構築とニーズや選好の把握,コミュニケーションとチームワーク(プロセス),患者安全と合併症予防(アウトカム)は3分の1以上の研究で挙げられた.また,複数のステイクホルダーの参加が,指標の選定において重要であることが分かった.
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