社会学評論
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40 巻 , 2 号
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  • 佐藤 慶幸
    1989 年 40 巻 2 号 p. 118-120
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
  • 正村 俊之
    1989 年 40 巻 2 号 p. 121-136,249
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
    近年、社会の自己組織化に対する関心がにわかに高まってきた。このような自己組織化に対する関心の高まりは、現代社会そのものがきわめて自己組織的になっていることを背景にしている。本稿のねらいは、現代社会の自己組織性をコミュニケーション論的な視覚から分析することにある。そこでまず、伝統的なコミュニケーション論を批判的に検討し、メッセージの意味構成のあり方に着目したコミュニケーション類型を呈示する。次に、自己組織化には、(1)反省的コミュニケーションによる自己組織化のほかに、(2)原初的コミュニケーションによる自己組織化という別の様式があることを示し、それがどのような特性をもつのかを明らかにする。そして最後に、原初的コミュニケーションが現代社会の自己組織化に果たす役割について述べる。
  • 今田 高俊
    1989 年 40 巻 2 号 p. 137-151,249
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
    現在、文明的スヶールの変化が起きつつある。それは、これまでモダン社会を導いてきた効率や合理性を中心とする機能優位の発想が行きづまり、意味の文明へ変態する過渡期をあらわす。先進産業社会では、豊かな社会が実現したことで、従来の構造と機能の発想には収まりきらない現象が多発し、ゆらぎ社会の状況を呈するようになった。その原因は、意味のメカニズムが自己主張を始めだしたことにある。いま必要なことは、意味をキーワードとした社会理論づくりをすることである。そのためには従来の機能主義的理性を脱構築した、意味とコミュニケーション的行為の理論化が要求される。本稿では、自己組織性論の立場からこのテーマに取り組み、批判的モダニズムのコミュニケーション的行為を参照しつつ、脱モダンな社会理論のフロンティアを模索する。主要な論点は、意味の文明が立ちあがるためには、合意形成と社会統合というモダンの理念にたいするノスタルジーからの決別、および違いに耐える精神構造と差異を編集して意味形成をおこなう組織づくりが必要とされることである。
  • 田中 義久
    1989 年 40 巻 2 号 p. 152-165,248
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
    From my point of view, “society” may be described as a structure of the multi-layered social relations caused by the mutualization of individual person's social actions. In substance, it consists of the following three layers : communion, community and communication.
    Social relations acquire autonomy regarding a subject of means and the substance of normative values. Verdinglichung and Versachlichung are contained in this autonomy.
    Social relations, formed by the interaction of human activities, produce Verdinglichung I in “economic” social relations, Versachlichung II in “political” social relations and Verdinglichung III of human relations and a character of consciousness in “cultural” social relations.
    Furthermore, such an autonomy--the separation of the subject of social actions from social rerations--destroys the organic integrity of Sinn which consists of “sense”, “significance” and “meaning”.
    So, contemporary sociological theory on communicative action and “cultural” social relation must be persuasive in its analysis of the reconstruction of Sinn amongst of this “informative” modern societies. In my view, it should be founded by a theorizing from the “Gestalt” between “external” nature--environmental world--and “internal” nature-human nature itself in individual personality--.
  • 宮野 勝
    1989 年 40 巻 2 号 p. 166-179,248
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    一九七六年から一九八三年の四回の衆院選について選挙区レベルの投票率を説明する。理論なき計量モデルから離脱するために、一方で説明変数として従来提起されてきたものをまとめ、他方で個人レベルの〈選択モデル〉から理論的に予想される変数を考察し、それらを用いてマクロの選挙区レベルのデータで検証することを試みた。
    〈選択モデル〉については、選挙結果に個人が影響しうる主観的確率を決めるメカニズムについて再考し、日本の総選挙に適合的と思われる二つの変数 (「一票の重み」と「接戦度」) を提案した。
    議員定数問題に関わる「一票の重み」に特に着目し、一票の重みが軽いと投票結果への個人の影響を少なく感じて参加意欲が減退して投票率が下がるのではないかと予想したが、実際、一票の重みと投票率とは選挙区単位では高度に正の相関がある。そこでこの相関が疑似的なものでないか検討するために四つの対立仮説 (都市説、年齢説、居住年数説、産業説) を立てたが、重回帰分析でそれらの変数をコントロールしてもなお、四回の選挙を通じて一票の重みは有意に投票率を説明した。したがって、本稿における検討の範囲では、「一票の重み」が軽いと投票率が下がるとの仮説は支持された。
    重回帰分析では他の変数の効果も同時に調べられ、結論として、接戦度、都市度、若者比率、雨量なども投票率に影響するが、居住年数、一次産業比率などは説明力が弱かった。
  • 石井 幸夫
    1989 年 40 巻 2 号 p. 180-193,247
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
    本稿は、言語行為論に内在し、その限界を標定することにより、言語行為論が逆説的に示唆する言語の本態を探ろうとするものである。
    言語行為論は、言葉は (表現上の) 意味以上の「力」を孕むというオースティンの直観によって開始された (一) 。オースティンはこの直観から言語と (意味的構成体としての) 意図との非相即性としての「力」という認識を得る。だが、この認識は、「力」に関する一般的体系的理論を構築しようとするや、「語る主体」として我々はその意図以上、意味以上にはいかなる事態に関しても語りえないというメタ・レヴェル的要請から、抑圧されざるをえない (二) 。サールが提示した「表現可能性原理」はまさにこのメタ・レヴェル的要請の表現であり、そのいみで一般的体系的な言語行為理論を開始する諸原理の原理であって (三) 、公理として、事実的不可能性に脅かされない超越的権威を保持している (四) 。だが、この原理の含意は巨大であって、それが他者と記号に関して含意するところはそれ自身に反してしまう (五) 。これは言語が本質的に「語る主体」の意図の外部としての純粋な「力」の領域で作動することを証示している。そして、ここから本稿は最終的に、言語の「他者」への依存性、事後性、暫定性を「力」の含意として明らかにする (六) 。
  • 江嶋 修作
    1989 年 40 巻 2 号 p. 194-195
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
  • 園部 雅久
    1989 年 40 巻 2 号 p. 196-197
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
  • 横山 寧夫
    1989 年 40 巻 2 号 p. 198-199
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
  • 中田 実
    1989 年 40 巻 2 号 p. 199-201
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1989 年 40 巻 2 号 p. 246
    発行日: 1989/09/30
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
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