全国373の訪問看護ステーションについて平成19年9月のストーマケアの現状をまとめた。
1.利用者数のうちストーマケア対象者は3.2%で訪問看護師がストーマケアを経験する機会は少なかった。
2.対象者は、後期高齢者が61%であり、身体機能低下、認知症、介護者のケア力不足が多く、高齢化や高齢者世帯の増加が反映されていた。
3.セルフケア習得のサポートが17.5%ありセルフケア達成前に退院している現状が明らかになった。
4.訪問看護師は、情報や知識・技術不足を感じており、相談の場や退院した病院の退院指導の充実を望んでいる。
5.地域連携を有効に機能させるために今後医療機関と在宅療養機関との地域の有機的連携が必要である。
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