当院では平成25年から日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会の提唱した介護者へ向けたストーマケに対する講習会用学習目標に則った講習会を平日の夜問に開催した。2年間で受講修了者は46名となった。この有用性と今後の課題を明らかにすることを目的に受講者ヘアンケート調査を実施した。回答は、46名中37名(80%)から得た。回答のなかった9名中、7名の介護職員は退職していた。37名中、20名は講習会後にストーマケアに関わる機会があり、19名が基本的な装具剥離・装着操作やストーマの観察などに役立ったと回答した。また、ストーマに対する不安が軽減していた。しかし、講習会後にも対応困難な出来事を6名が経験した。
以上から講習会は有意義であった。一方で、37名中35名が継続参加希望し、対応困難な出来事の経験や、泌尿器科・認知症の講義を希望していることもあり、内容を検討した上での継続的教育の必要性が示唆された。
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