デザイン学研究
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1986 巻, 57 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1986 年 1986 巻 57 号 p. Cover6-
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1986 年 1986 巻 57 号 p. Cover7-
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
  • 吉岡 道隆
    原稿種別: 本文
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 1-
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 2-
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 2-
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 3-4
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
  • 宮崎 清, 青木 弘行
    原稿種別: 本文
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 5-12
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
    本稿は,材料に関する認識と感覚・評価がいかに材料体験の有無と度合によって規定されるものであるかを,アンケート調査による採集資料を数量化理論III類やクラスター分析などの手法によって処理し,実証的に解明したものである。対象とした材料は,日本の伝統的物質文化を支えてきたワラと近年の近代化・工業化のなかで生誕し時代を制覇するに至ったプラスチックである。採集資料の解析を通し,(1)材料体験の有無と度合およびその内容が,優れて,材料認識の質を規定すること(2)材料体験の有無と度合およびその内容が,材料に関する感覚や評価内容を決定することが実証された。したがって,デザインの世界においては,材料の有する物性的側面と材料に対する感性的側面とを統合的に陶冶していくために,不断の材料体験を行うことが必要とされる。
  • 高津 道昭
    原稿種別: 本文
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 13-20
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
    レオナルド=ダ=ヴィンチが遺した手稿の中には機械の研究,解剖の研究,水の研究等が含まれており,それら数千枚におよぶ素描と解説を通し,彼の芸術的・科学的才能は永遠に光を失うことがないであろう。私は従来,レオナルド=ダ=ヴィンチというと美術の巨匠,発明・発見の天才としてだけ見られている状況に対し,不本意なものを感じてきた。この研究は,レオナルドの手稿の視覚表現の部分をエディトリアリ=デザインとして促え,彼の造形哲学と解剖学の解説に触れながら,レオナルドのデザインの方法について探究しようとするものである。なお合わせて,彼の手稿の目的と,当時の印刷・出版の事情を調べ,さらにレオナルドの思想と現代のデザイン理論とを比較してみたいと思う。
  • 米田 明生, 本村 猛能
    原稿種別: 本文
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 21-26
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
    現在,中学美術科及び技術科の木材加工,金属加工等の学習において,生徒に物と人間の関係を深く考察させる学習を取り入れ,これを基にしたデザイン学習は,一般的に行われていないようである。その理由は美術科においては,その施設設備の不足とその教材化に視点の相違が見られるし,一方技術科においては,加工技術の生産的,工的学習が中心とされてきていること等によるものである。本研究ではデザイン教育の立場から,物と人間の関係を生徒に深く学習させる必要から,その学習を技術科の木材加工の領域において行わせ,併せて生徒の創造性を重視した授業の実践を行った。その結果は,(1)生徒は物と人間の関係を考察する学習について著しい興味・関心を示して取り組んだ(2)その学習過程にデザイン的要素を導入し,かつ生徒の創造性を重視した授業展開によって,生徒の学習態度が著しく改善された(3)本学習は生徒の造形性を高め,創造のよろこびと「デザインの心」を知らせるのに効果的であったなどの知見が得られた。
  • 永田 喬
    原稿種別: 本文
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 27-32
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
    本稿は近年発展途上国,なかでも東南アジア諸国で工業デザインに対する関心の高まりがみられる状況をふまえて,同地域でのこのディシプリンの概括的背景と問題点を検討したものである。この地域では第二次大戦後に政治的独立,経済的自立,工業化とともに工業デザインが始動した。この地域の社会・経済・文化的状況,加えて始動の遅延など先進工業国とは異なった背景は異質の様態を生んでいる。様態を決定する主なものとして工業デザインを主導する主体(社会体系),先進国からの影響(対外的環境),デザイン対象の差異(価値体系),生産主体(社会体系),土着の素材(自然環境)と技術(技術体系)などが抽出された。こうした要素の差異は先進工業国とは異なった「もう一つの工業デザイン」を必要としていることを示唆する。この「もう一つの工業デザイン」は過去のデザイン史上前例をみないもので,現在の東南アジアでもっとも希求されているものであろう。
  • 永田 喬
    原稿種別: 本文
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 33-38
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
    本稿は産業構造が日本のそれと著しい類似点があるにもかかわらず工業デザインの始動が見られないシンガポールに注目して,その社会背景を明らかにしようとするものである。その結果,同国の製造業のありかたが異質であり,例えば,同国の有力な製品であるテレビのデザインは多国籍企業の本国で実施されている。このことは他の製品にもいえ,同国は工業デザインの様態は自動的享受者の立場にあり,生産的側面での様態はみられない。そのため同国はモノを通しての生活は外国製品の混在をきたし独自の生活文化を形成するのを困難にしている。また将来に向けての工業デザイン教育の準備は高等教育機関のなかにもみられない。これらの根本的背景は次のように要約できよう。1.同国が小国で,無資源,仲継貿易国であるという地政学的背景,2.長い植民地下でのモノカルチャー的産業構造とそれを打破するためにとられた産業政策と世界経済の力学など産業・経済的背景,3.その反映としての教育政策などの社会的背景。
  • 宮崎 紀郎, 湊 幸衛, 玉垣 庸一
    原稿種別: 本文
    1986 年 1986 巻 57 号 p. 39-44
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
    週刊誌中吊り広告を提案するにあたって,その制作の手がかりを得るために,週刊誌中吊り広告とその本誌を対象サンプルとして,イメージ調査を行った。調査データを因子分析した結果,サンプルに対する被験者のイメージ評価は4因子で構成されていることが判明した。この第1因子の「好感度」と第2〜4因子の「躍動感」「大衆性」「重厚感」を軸に,それぞれのサンプルの確率集中楕円を描いたところ,各サンプルのイメージ像が浮かびあがってきた。これらの調査結果を生かした,ひとつの提案として,週刊誌中吊り広告のデザインを試みた。今回の調査結果は,中吊り広告ばかりではなく,文字を主とした広告のデザインにあたっての有用な参考資料になると考える。
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