「入りやすく」, 「好ましい」博物館のイメージと, 年齢によるイメージの差異, 並びに「理想的な博物館」のイメージの構造を明らかにするために, 相関分析, 重回帰分析を用いて分析した。その結果, (1)SD尺度間の相関関係では, 誘導性および好感度評価の両方に対して, いずれの館種においても高い相関を示した評価語は, [面白い][新鮮な][オリジナリティーがある]の三つであった。(2)各館種別に年齢別のイメージ評価を比較した結果, 歴史, 郷土, 総合博物館において10〜30歳代が, [古い][沈滞した][つまらない][陳腐な]などの負のイメージを強く持っていることがわかった。(3)「理想的と思われる博物館」を表すイメージ評価予測式を主成分分析と重回帰分析で求めた。その結果, 第1主成分を構成するイメージ(新鮮な, 面白い, オリジナリティーがある, 豊かな, すっきりした, 美しい, 広い, 新しい)が理想的な博物館のイメージの判断に大きく影響を与えていることがわかった。
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