デザイン学研究
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50 巻, 3 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 原稿種別: 付録等
    2003 年50 巻3 号 p. App4-
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2017/07/19
    ジャーナル フリー
  • 山田 浩子, 原田 利宣, 吉本 富士市
    原稿種別: 本文
    2003 年50 巻3 号 p. 1-8
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2017/07/19
    ジャーナル フリー
    今日,ゲームやアニメ作品等に登場する2次元(2D)キャラクターが3次元(3D)CG化や立体造形(以下、フィギア)される傾向にある。また,アニメ等の作品自体の人気をも左右するキャラクターデザインは,今後益々重要になると考えた。そこで,本研究ではフィギア,日本人形,およびリカちゃん人形の顔の造形にはどのような相違があり,また人の顔と比較することによりどのように人の顔を抽象化しているかを明らかにすることを目的とした。まず、人や人形の顔の形状を3次元計測し,顔の曲面を構成するキーラインとして顔の特徴点における断面線7箇所を抽出した。次に,それらにおける曲率半径とその変化の仕方の分析結果と,高速フーリエ変換による曲率半径の周波数分析からそれぞれの顔の特徴分析を行った。また,その解析結果を人形の顔作りに応用し,評価を行った。その結果,それぞれの人形の特徴を作り分けることができ,その指針の有用性を確認した。
  • 阿部 眞理
    原稿種別: 本文
    2003 年50 巻3 号 p. 9-16
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2017/07/19
    ジャーナル フリー
    本研究は、スギ圧縮材の有効な活用方法を探究するものの一環である。本稿では、スギ材を1/2に圧縮成形した材の「接着強さ」を、スギ、ナラとの比較実験を通して論じた。また、スギ圧縮材にスライス加工を施し化粧単板としたものを基材に貼り突き板貼り化粧合板とした材について、前回報告した「硬さ特性」に続き、その「接着強さ」を明らかにした。実験の結果として、下記の2点が得られた。(1)スギ圧縮材の「接着強さ」は、ナラ等の硬材とほぼ同等のレベルであることが判明した。この際、柾目面どうしを接着させると効果的である。(2)スギ圧縮突き板貼り化粧合板の「接着強さ」は、スギを若干上回る程度であったが、特に大きな荷重を受ける部位を除いて用いれば、十分実用可能である。
  • 面矢 慎介
    原稿種別: 本文
    2003 年50 巻3 号 p. 17-24
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2017/07/19
    ジャーナル フリー
    19世紀末から20世紀末までの英国の庶民家庭における据え置き型風呂を対象として、その発展・普及の過程、デザイン変遷の経緯を探り、その背景となった諸要因について考察した。庶民家庭に風呂を設けることは、国民の健康向上をめざす政府主導の住宅改善の動きに端を発し、第1次大戦後の公共住宅の多くには給湯式風呂が設置された。20世紀初頭から1960年代までの間、給湯設備として、その場で沸かす直火型、キッチンレンジ接続のバックボイラー、衣類用煮洗い釜、瞬間ガス湯沸かし機などが併存しつつ推移した。風呂の急速な普及の要因としては、板金・陶製から鋳物への浴槽の材質転換によるコストダウン効果があげられるが、より大きな社会背景として衛生観念の変化があった。労働者住宅にも独立した浴室が設置されていく1930年代になると中産階級住宅において「モダンスタイル」の浴室が現れ新たな差別化がはかられた。このような風呂の社会的・文化的位置づけの変化が各時代の風呂のデザインに反映されてきた。
  • 面矢 慎介
    原稿種別: 本文
    2003 年50 巻3 号 p. 25-32
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2017/07/19
    ジャーナル フリー
    イギリスの電気ケトルを事例として、近代家庭機器の成立・発展過程およびそのデザイン変遷をめぐる諸要因について考察した。電気ケトルのイギリスでの発展・昔及は、この国の紅茶愛飲の習慣と密接な関係にあった。電気ケトルをはじめとする小型電気調理器具は、ダイニングテーブル上で簡単な食事の準備ができるという食事習慣の簡略化に沿うものであったが、なかでも電気ケトルは、非儀式的でカジュアルな飲茶習慣の成立を促進した。普及が本格化する1950年代には、沸騰した時点で発熱を止める自動機構が完成して利便性が高まり、それまで長らく普通型ケトルでの流行に追随するだけだった外形デザインでも、普通型ケトルとの差別化がはかられた。1980年代の耐熱プラスチックボディのジャグ型の出現は、素材転換による製造の効率化と紅茶をあまり飲まない大陸各国への市場拡大が意図されていたが、この形状が受け入れられた文化的背景として、コーヒーなどの飲用が増え紅茶愛飲の習慣がもはや絶対的でなくなったことが指摘できる。
  • 町田 俊一
    原稿種別: 本文
    2003 年50 巻3 号 p. 33-40
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2017/07/19
    ジャーナル フリー
    浄法寺漆器の復興にあたっては、地元で採取される漆液を活用することが大きな前提条件となっていた。しかしながら、当該地域の人びとのあいたでは、漆を塗布する技術はもちろんのこと、漆液の加工技術や地場産漆液の特長・性能に関する客観的な知識が継承されていないのが実情であった。漆器復興にかかわる技術面における最大の課題は、漆器製造技術の修得であり、製造技術については2年かけて、職人を養成することとした。新たに求められる技術は、浄法寺産漆液の性能に対する客観的な評価、浄法寺産漆液自体の加工技術などであり、これらの技術を新たに開発・検討することが必要とされた。本稿は、浄法寺産漆の塗膜強度と中国産漆の塗膜強度の比較試験を行ったものであり、その結果、浄法寺産漆液が高い強度を有することが判明した。
  • 町田 俊一
    原稿種別: 本文
    2003 年50 巻3 号 p. 41-46
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2017/07/19
    ジャーナル フリー
    浄法寺漆器の復興にあたっては、実質的な技術課題は下地加工と塗漆技術である。漆器生産技術の中でも、下地加工は漆器の強度を左右する重要な工程で、技術修得にも長い時間がかかると言われている。また、下地加工の意味は、素地の凹凸を埋めて、軟らかい木部の上に硬い塗膜層を形成し、強度を確保すること、断熱性を向上させることであると言われている。製造技術を新たに再修得しなければならなかった浄法寺漆器にとって、高度な技術は、時間とコストの増加を招く。そこで、日常品に適した下地法を採用するため、現在我国の主要な漆器に用いられている8種類の下地について手間と、強度の比較検討を行った。その結果、蒔地法、塗重ね法が高い強度を発揮する事が判明し、更にこれらの下地は技術修得が容易に行えることが判明した。
  • 町田 俊一
    原稿種別: 本文
    2003 年50 巻3 号 p. 47-54
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2017/07/19
    ジャーナル フリー