近年,従来から用いられてきた素材の他に,さまざまな素材が室内空間の内装材として用いられている。生活空間の質に大きな影響をおよぼすこれら内装用材に着目し,それぞれの持つ触覚,視覚についての感覚特性を明らかにする。まず,既に内装用材として活用されているもの,活用が期待されているものについて,ボード形状素材とシート形状素材に分類した。本報では,これらの素材の利用指針とすることを目的に,SD法を用いた感覚評価実験を行う。因子分析を行い,バリマックス回転後の因子負荷量を求めた結果,ボード形状では触覚と視覚の共通の因子として,「洗練性」,「品格」,「強さ」,「湿度感」が,シート形状では「品格」,「洗練性」,「強さ」,「弾力性」,「開放感」因子が抽出された。さらに,各因子間における布置図を作成することで,ボード形状23種,シート形状19種の試験片について,素材の種類や特性と,イメージの関係などが明らかになり,感覚特性の傾向を把握することができた。
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