本研究は名古屋市サカエチカの社会実験を対象として, 地下街における空間特性と収益を検証することを目的とする。
サカエチカと栄地区の連携について議論するワークショップをおこない, その結果を反映した社会実験を開催した。来訪者のサカエチカに対する意識および空間特性を把握するために意識調査と滞留調査をおこなった。加えて, 社会実験のイベントにおいて来訪者が購買する収益の特徴を把握するために収益調査をおこなった。
意識調査から, 社会実験の各イベントにおける来訪者属性, 社会実験の評価, 社会実験に対する要望の特徴を把握した。滞留調査から, イベント内容に加え, 設置物の配置や種類が来訪者の滞留位置や時間に影響を与えることがわかった。収益調査から社会実験によるオープンカフェへの来訪者属性と商品の特徴を把握した。
以上より、名古屋市サカエチカの社会実験における空間特性と収益を把握し、地下街の活用における新たな指針を示した。
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