-
中山 迅
原稿種別: 本文
セッションID: B111
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学教育研究において、ここ10〜15年くらいの間に、学習あるいは学習者の認知的特性に着目した研究が盛んに行われている。しかし、学習に光をあてること自体の目新しさはなくなり、その意義や役割が問い直させつつある。このことについての若干の考察を試みた。
抄録全体を表示
-
益子 典文
原稿種別: 本文
セッションID: B112
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
認知研究において, 学習者の認知を測定するために開発される課題は重要な役割を演じているが, 「教材」として課題を構成する場合と, 認知研究のために課題を構成する場合とでは, その構成の意図・論理が異なるように思われる。この2つの視点から課題を構成する意図・論理の違いを説明することを試み, 認知研究を授業の設計, 教材開発, 評価等に「応用」する際のギャップについて問題点を指摘する。
抄録全体を表示
-
西川 純
原稿種別: 本文
セッションID: B113
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
-
藤田 剛志
原稿種別: 本文
セッションID: B114
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
従来の「評価」に対して、構成主義的な立場から、評価の在り方についての見直しが提案されている。ここでは、構成主義的な見解に基づく評価法の特徴および意義を明らかにするとともに、それらの評価法に内在する問題点を指摘した。
抄録全体を表示
-
大辻 永
原稿種別: 本文
セッションID: B115
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学校教員養成課程において必修科目である「初等理科教育法」の授業において, 教官と学生及び学生間の対話を促進するため, (1)毎回の授業終了時に回収する自由記述式感想文(Response Card)と, (2)Response Cardの内容を編集し教官のコメントを加え次の授業の冒頭で配布する資料(Palette)を併用した。半期15回の授業で53枚にのぼったPaletteは, Paletteという「ヴァーチャル空間」において社会構成主義的学習が受講生に生じたことを物語っている。
抄録全体を表示
-
鈴木 真理子
原稿種別: 本文
セッションID: B116
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学教育を認識論的に検討すると、科学者集団において営まれている認識の共有化を、どのように学習の中にもりこんでいくかが重要となってくる。科学的知識の特徴をもとに、参加者同士で談話を繰り返す学習者共同体をデザインすることにした。ここでは、学習者共同体の理論的背景とデザインを中心に報告する。
抄録全体を表示
-
阿部 治
原稿種別: 本文
セッションID: C111
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
生涯学習としての環境教育の視点を、人と自然との共生、人と人との共生、すなわち他者との関係の改善としてとらえ、持続可能な社会づくりとしての環境教育の体系化について論じ、今日の様々な環境教育の取組を生涯学習の中に位置づけた。
抄録全体を表示
-
樋口 利彦, 原子 栄一郎, 山下 脩二, 木俣 美樹男
原稿種別: 本文
セッションID: C112
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
アメリカ合衆国を中心にインターネットを活用した地球環境学習プログラム(グローブ計画)が1995年4月より進められている。生徒たちが環境観測を行い、インターネットを介して観測データがアメリカのグローブ本部に送られ、ビジュアルに加工された成果がWWWサーバー上で公開される仕組みとなっているこのプログラムに、日本も1995年秋から参加し、現在、21の中学校と3つのこどもエコクラブが観測を進めている。ここではこれまでのグローブ計画の活動を振り返る中で、コンピュータネットワークを活用した環境教育の在り方を検討する。
抄録全体を表示
-
谷口 文章
原稿種別: 本文
セッションID: C113
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
環境教育において、環境倫理は一方で原理を与えるものであると同時に、他方で実践の枠を与えるものである。倫理の基本はよい・悪いの「区別」であるが、これは言語による。そして言語には、最狭義の科学的な記号言語があり、最広義には神話的な象徴言語がある。科学的思考による区別の厳しさは、一つの観点に立つことを可能とするが、それから飛躍して次の観点に移行して新しいことを発見する場合には、イメージや想像力によって「区別」をゆるやかにする神話的思考が必要となる。環境教育には、両者の思考法が相補的に機能しつつ、環境倫理が展開されねばならない。
抄録全体を表示
-
盛岡 通
原稿種別: 本文
セッションID: C114
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
都市での環境学習の特徴を、人間活動が自然の容量を越えた状況下での人間の側での生活や都市活動の見直しと持続可能な社会を築いてゆく学習としてとらえ、主体の側の条件とともに、学習素材、学習支援人材、学習場、学習方法などの要件をあきらかにした。とくに、気づきや分かちあいの学習についてはさまざまの方法論が提案されているが、実践へと促す行動の展開局面やその評価についての課題が多い。
抄録全体を表示
-
鈴木 善次, 原田 智代
原稿種別: 本文
セッションID: C115
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
環境問題を文明の問題として位置づけたとき、科学文明の功罪が浮かびあがってくる。環境教育は、この科学文明について考えさせることが不可欠であり、その視点から今後の環境教育の在り方について検討を行った。
抄録全体を表示
-
中山 和彦
原稿種別: 本文
セッションID: C116
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
日本では1960年代後半からいわゆる公害問題とそれに起因する健康被害がクローズアップされ、公害を防ぐための教育としての「公害教育」が盛んに行われていた。環境教育という言葉が使われるようになったのは、日本では1962年になってからである。世界での環境教育の発展をみると、その開始時点から国際性をもっており、内容も身近なものから広く国際的なものを含んでいる。今後の日本における環境教育の発展のためには、その内容として単に環境保全、生態系保全、資源保全という内容を自然科学的に取り扱うだけでなく、社会科学的・人文科学的な観点から取り扱う必要がある。また、一国内のことを対象とするのではなく、全世界的な視野からの取扱いが必須である。そのためには、国際協同が必要なことは言うまでもない。
抄録全体を表示
-
赤堀 侃司, 横山 節雄, 小川 亮, 松田 稔樹, 成田 雅博
原稿種別: 本文
セッションID: D111
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本報告は, CEC(コンピュータ教育開発センター)における「ネットワークを利用した実践事例の調査研究」の研究成果をまとめたものである。この研究はネットワークを利用した多くの実践事例を収集しこれを分析したものであるが, 本報告ではこれまでの教育実践では見られなかった優れた教育効果と, 解決すべきいくつかの課題について述べている.
抄録全体を表示
-
大岩 元
原稿種別: 本文
セッションID: D112
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
仕事の手順をプログラムで書けば、コンピュータは人間の百万倍以上の速度で実行してくれる。数百円で手に入るコンピュータは会社の在り方を変えるが、それに伴って教育も、プログラミングを中心とした表現教育を行なう必要が生じてきた。
抄録全体を表示
-
大谷 尚
原稿種別: 本文
セッションID: D113
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報リテラシーを考えるために、新たな教育内容、教育手段としての「情報」の本質的特性から、その機能と意義を考える.教育の情報化の問題の多くは、旧来の教育内容の扱い方を「情報」にも適用することから、それらの間で不適合がおきているために起こる.「情報」の本質的特性を考慮して、学校における教育内容を再構成する必要がある.新たな情報リテラシーは、それを基盤として成立すべきものである.
抄録全体を表示
-
永野 和男
原稿種別: 本文
セッションID: D114
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
-
吉川 厚
原稿種別: 本文
セッションID: D115
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
近年騒がれるようになってきた情報リテラシは、何を対象として新しい技能として身につけることを目指しているのか、またどんな対象は従来と変わらないのかを見据え、情報リテラシの訴えている新しい側面を考える。
抄録全体を表示
-
斎藤 等
原稿種別: 本文
セッションID: D116
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
パソコンやカメラなどの情報機器を子どもたちの学習の道具として活用させ、インターネット環境で情報の収集や発信をする学習活動を行った小学校での事例報告を通して、「情報リテラシーの新展開」について、述べている。
抄録全体を表示
-
熊野 善介, 長洲 南海男, 久田 隆基
原稿種別: 本文
セッションID: A121
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
さらに一層深刻化していく高度情報化社会において, 科学教育や科学技術教育の積極的な改善が必要であることは疑う余地はない.本研究では, 世界的な潮流であるSTSを積極的な科学及び科学技術教育の改善の指針であると捉え, 特に, NSTA(全米科学教育連合学会)が定義したSTSを参考にし, アイオワ大学チャタクワ教師教育プログラムを導入した理科教師教育を静岡大学と筑波大学で試み, 参加者による理科授業実践・種々の分析とアセスメントが行なわれた.本報告ではSTSの本研究における定義と教師教育の全体像についてまとめた.
抄録全体を表示
-
小野 禎文, 熊野 善介
原稿種別: 本文
セッションID: A122
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究はSTSの背景である新しい科学観を考慮した科学観評価項目を作成・実施し, 高校生以上の人々が持つ科学観を調査分析したものである.その結果, 年齢・性別に関わらず, 科学の本質に関わる理解・認識が曖昧であることが実証された.こうした結果から, 社会が科学の社会的位置づけを行う段階において, 本質論の曖昧さが様々な誤解や偏見を招く原因となることが予想され, 科学の本質論を踏まえた教育の場を確保する必要があるといえる.
抄録全体を表示
-
久保 輝利子, 筒井 昌博, 熊野 善介
原稿種別: 本文
セッションID: A123
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究はSTSアプローチの実践研究としてモジュール「薬とからだ」を作成し, その実施によって得られたデータを分析したものである.これは中学3年生を対象としたグループ毎の主体的な研究活動である.実際に現場の教師が授業者となることにより, STSアプローチの現場へ導入した場合の問題点を, 具体的に明らかにすることが出来た.例えば, 教師の負担や時間の制約等である.また成功させるポイントが教師と生徒の信頼関係にあることなどが明らかとなった.
抄録全体を表示
-
小松 久郎, 熊野 善介
原稿種別: 本文
セッションID: A124
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
STS教育における「日本モデル」構築のための基礎資料を得ることを目的に、高校化学の有機化学分野において、チャタクワプログラムに基づきながらも生徒達の特性や能力の実態、或いは生徒達を取り巻く地域・社会や文化の実態を考慮したSTSモジュール「茶」を開発し、実際に授業実践を試みた。さらに、その有効性について検討したところ、生徒の学習意欲や知識獲得に与える教育的効果の大きいことが確かめられた。
抄録全体を表示
-
長洲 南海男, 今村 哲史, 川島 則夫, 吉田 直子
原稿種別: 本文
セッションID: A125
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
必ずしも正解が得らるとは限らないイシューズ指向の科学教育, 即ちSTSに必須である意思決定の指導方策として、意思決定マトリックス, 見通しの輪, 行動化判断チャートの3種の方策を開発し、これまでの3年間に霞ヶ浦の水環境汚染を中学生の身近なイシューズとして取り上げ, 試行実践し, 評価した。その結果はこれら3種それぞれの特色ある指導方策で, それぞれ効果があることが明らかになった.
抄録全体を表示
-
内村 浩
原稿種別: 本文
セッションID: A126
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
高校理科の授業で, 生徒に超能力を特集したテレビ番組を見せてディベートを行わせたときの教育的効果について検討した。学習形態による効果の違いを比較するために, ディベート群と非ディベート群を設定して両者の結果を比較したところ, 前者に超常現象に対するイメージや科学的態度の変容がみられた。
抄録全体を表示
-
森藤 義孝, 中村 雅美, 安藤 裕明, 坂本 憲明
原稿種別: 本文
セッションID: B121
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
子どもたちが特定情況で展開した一つの知が, 彼らの唯一の知であるとの見方が支配的な状況にある。ところが, 子どもたちは常に複数の知を展開可能であり, 特定情況で展開される一つの知の存在のみが彼らの思考を支えているわけではない。我々は, こうした問題意識を背景として, 生態系のメタファーを援用しつつ, 知のありようにアプローチすることが重要であると考えてきている。本報においては, こうした見地から推進してきている電流についての自然認識研究の成果を示す。
抄録全体を表示
-
宮川 雄司, 中山 迅
原稿種別: 本文
セッションID: B122
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学習者は、力は「擬人的にはたらくもの」、「動きをもたらすもの」、「物が持っているもの」として捉えている傾向があることが先行研究から示唆されている。今回の研究では、学習者のこのような考え方の構成をメタファを通して分析した。その結果、力という言葉を用いて考えている者と力という言葉を用いずに考えている者とでは考え方の構成が異なることが明らかになった。
抄録全体を表示
-
松原 道男
原稿種別: 本文
セッションID: B123
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は、てんびんの認識を対象に、ニューラルネットワークを用いて知識モデルを作成し、視覚的処理について分析する方法を明らかにしたものである。本分析法の妥当性は、論理的処理との比較を行っている。本分析法により、各生徒のパターン視の特徴や視点の分離について明らかにすることができた。
抄録全体を表示
-
安達 哲夫, 西川 純
原稿種別: 本文
セッションID: B124
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
個別に事象が提示されたとき、文脈依存的に考える子どもたちがいる。同時に事象を提示することによって、個別に提示されたときに見えなかった矛盾が意識され解決が図れるのかを調べた。その結果、事象を同時に提示することによって一貫した考えを適用する傾向があった。
抄録全体を表示
-
小倉 康
原稿種別: 本文
セッションID: B125
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学的思考力としての比例的推理能力の存在を仮定し、調査を実施し、従来から用いられてきた尺度である「論理的思考力」及び「科学のプロセススキル」との関連を解析した。その結果、その重要性が確認されたとともに、中学校段階で殆ど成長していない実態が明らかとなった。
抄録全体を表示
-
下野 洋, 野外学習スタッフ
原稿種別: 本文
セッションID: C121
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理科の野外学習のあり方をさまざまな観点から見直し、それが広く行われるための題材を提示しようとするものである。一連の研究では、野外学習の必要性、児童・生徒の環境認識の実態、野外学習の型、カリキュラム上の位置付けと指導計画、観察対象の類型化、評価と教員の研修などの検討と学習事例の収集等を行ったが、本稿ではその基本的な考え方と観察対象の類型化などについて報告する。
抄録全体を表示
-
恩藤 知典, 野外学習スタッフ
原稿種別: 本文
セッションID: C122
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
国立教育研究所の下野 洋室長を代表とする全国組織の野外学習研究グループは、10年間に亘って児童生徒を対象に野外学習を実践的に研究した。この成果の検討を平成6・7年の2年間をかけて行い、野外学習は、学校教育改革に当たって大きく取り上げられてよい活動であるとの結論に達した。この論を自己学習力の育成、児童生徒の特徴の伸長に絞って述べる。
抄録全体を表示
-
濱中 正男, 野外学習研究グル-プ
原稿種別: 本文
セッションID: C123
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学校教育における理科の野外学習の必要性は認められながらも、その実施率は低い。この実施を妨げている問題点は何か、その問題点を各学校で克服して実践するにはどのように対処したらよいかを、野外学習を実施しにくい理由等の調査結果に基づき、修学旅行の位置づけ方法、実施のための時間設定の方法、教師が学習指導しやすい状況の設定方法、野外観察場所の選定方法等について述べる。
抄録全体を表示
-
五島 政一, 野外学習スタッフ
原稿種別: 本文
セッションID: C124
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
野外学習の指導計画については、単発的なものから、単元全体を考慮にいれた総合的な指導計画まで考えられる。ここで紹介する「野外学習の指導計画の立て方」は単元全体の野外学習を中心にした総合的な指導計画の立て方の例を示し、その教育的効果について説明する。
抄録全体を表示
-
鳩貝 太郎, 野外学習スタッフ
原稿種別: 本文
セッションID: C125
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「要約」各学校で野外学習を計画、実施する時に解決しなければならない課題が少なくない。それらの課題を解決するためには、教員研修の充実、博物館等の施設の利用と連携、環境学習の視点の重視、評価の工夫、地域に対応した指導事例の開発などを図ることが重要である。
抄録全体を表示
-
田羅 征伸, 浅野 貴行
原稿種別: 本文
セッションID: D121
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
笹ヶ瀬川は児島湖流入河川中最大であり、岡山市をはじめとした市街地の生活排水が流入するため、それ自体の浄化作用を上回っていると予想される。本研究では、笹ヶ瀬川の流域中でもっとも自然が保たれている流域に調査区間を設定し、自浄作用について調査を行い。その調査法について教材化を検討した。
抄録全体を表示
-
田羅 征伸
原稿種別: 本文
セッションID: D122
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1988年と1994年に、道路ゴミが筆者により拾われ、「初等理科教育学」、中等理科教育学」の講義で、学生の手により分析された。収集された1941点のゴミのうち、1562(80.5%)点は、燃えるゴミ、379(19.5%)点は燃えないゴミであった。さらに、燃えるゴミのうち、もっとも多かったものは煙草ゴミであった。喫煙者やジュースのカンをところかまわず捨てる人に対する道徳教育が望まれる。
抄録全体を表示
-
谷口 弘一, 高氏 明雄, 伊藤 論, 竹林 祐子
原稿種別: 本文
セッションID: D123
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学校教育ではフィールドワークを中心としたカリキュラムと教材開発を1976年から行い, 自然教育推進事業は最初からカリキュラム開発と適用を行った。生涯学習では札幌市成人学校を手始めに, 北海道新聞社, NHK札幌の文化教室でカリキュラムを作成し適用した。自然保護活動としては, 1983年以降のレブンアツモリソウの生育株調査, 生態調査, 人工受粉種子の形成と播種, 発芽, アポイ岳山麓公園自然観察園の設置, 札幌市十五島公園の十五島自然観察園の設置活動を行っている。
抄録全体を表示
-
丹伊田 敏, 柄山 正樹, 川勝 健二郎, 中村 好伸, 渡部 智博, 歌川 晶子, 山内 辰治
原稿種別: 本文
セッションID: D124
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
英国の科学教育学会(ASE)とBPが開発した世界広域で共通の内容の教材Science Across the Worldのアジア太平洋 Science Across Asia Pacificプロジェクトに参加し, 高等学校の理科教育で試行的に実践した。この教材は国際的視点にたち理科教育で環境に関する全ての内容を扱え, また学習の結果やそれぞれの国の情報が郵便やFAXはもとより, インターネットを用いて高等学校などの教育現場が直に交換できるなど新しい形で, 教育効果が期待できる教材である。
抄録全体を表示
-
日置 光久, 永井 義彰, 降旗 信一
原稿種別: 本文
セッションID: D125
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ネイチャーゲームは米国で開発された新しい環境教育型のプログラムであるが、我が国においては西欧とは異なった普及・展開をしている。また、日本型ネイチャーゲームの開発の努力も行われている。このような状況の中で、学校教育の中にネイチャーゲームが取り入れられつつある。ネイチャーゲームは奥の深いプログラムであり、よく理解して導入することにより、環境教育はもとより子どもの自然認識の育成にも貢献することができると考えられる。
抄録全体を表示
-
永井 義彰, 日置 光久, 降旗 信一
原稿種別: 本文
セッションID: D126
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
自然と人間との新しいかかわり方、新しい環境教育の在り方を提案しているのが、ネイチャーゲームである。このネイチャーゲームを小学校教育の中に導入し、展開していく際の配慮点や注意点を調べ、小学校教育の中でのネイチャーゲームの有効性、必要性を考える。
抄録全体を表示
-
酒井 たか子, 加納 千恵子, 小林 典子
原稿種別: 本文
セッションID: E121
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
外国人日本語学習者に対して、漢字・語彙テストを視覚による呈示および聴覚による呈示を用いて行い、その関係を検討した。母語群別分析ならびに問題の項目分析も行ったところ、漢字の書きテストは他の項目とは異なる傾向を示した。また、聴覚テスト、視覚テスト間の相関は高いが、同一能力を測定しているというほどではないことが分かった。項目分析の結果、聴覚問題による語彙テストは識別度が高く、誤用論的なレベルでの測定には有効であると考えられる。
抄録全体を表示
-
小林 典子, 山元 啓史, フォ-ド丹羽 順子
原稿種別: 本文
セッションID: E122
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
筆者等が開発した日本語能力簡易テストSPOTは、筑波大学留学生センターのプレースメントテストの文法得点及び総合得点との相関が高い。しかし、日本語能力が低くなるほど相関が低くなりばらつきがでてくるという特徴がある。学習者の特徴がどのようにSPOTの得点に影響してくるのかを、見ることで、SPOTの言語テストとしての特性を考察する。
抄録全体を表示
-
清水 百合
原稿種別: 本文
セッションID: E123
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
一年という限られた短い期間日本で日本語を学習する中級レベルの学習者が、効率的に漢字力・語彙力を身につける学習方法を、学習者とのインターアクティブなコースデザインで試行し、中級レベルにおける目標の置き方、指導の方法等を提案する。
抄録全体を表示
-
加納 千恵子
原稿種別: 本文
セッションID: E124
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
外国人の科学技術研究者のための日本語専門文献の読解教育を支援する目的で開発された、読解支援システムCATERS(Computer Assisted TEchnical Reading System)を平成4年度、6年度、7年度の計3回にわたって、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の夏期科学技術日本語講座において試用した結果をまとめ、分析する。その結果から、科学技術日本語読解教育の方法とコンピュータを利用した支援システムのあり方に関する今後の展望について探る。
抄録全体を表示
-
カイザー シュテファン
原稿種別: 本文
セッションID: E125
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
漢字はアルファベットや仮名という「表音文字」と違うという議論がある.それを根拠に、漢字は文字ではなく図形である、また直接意味にアクセスするものである、などといわ、その考え方は一部の漢字教育アプローチでも根底にある.しかし、「漢字とアルファベット・仮名は処理が異なる」ということがそもそも証明されているだろうか.心理学・神経心理学・臨床神経心理学などにおける先行研究を概観し、検討を加える.
抄録全体を表示
-
寺 朱美, 北村 達也, 落水 浩一郎
原稿種別: 本文
セッションID: E126
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
日本で専門的な分野において研究を進める留学生にとって、日本語の文章を読むことは必要不可欠であるが、漢字が障害となって文章の読解が困難な学習者が少なくない。そこで、文章を自動的に大語彙辞書とリンクさせたハイパーテキストをWWWブラウザ上で表示させるシステムの構築を試みた。WWWブラウザはインターネット上で利用できるので、このシステムはインターネットを介して利用することができる。
抄録全体を表示
-
山元 啓史, 坂谷内 勝, 吉岡 亮衛
原稿種別: 本文
セッションID: E127
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
UNIXの通信ツールやシェルツールとCASTEL/Jのデータベース群を使い、日本語教材開発を進めるためのシステムを開発したので報告する。本システムは日本語教材を作成する際必要とされる語彙リストの自動生成機で、主処理をUNIXで行うシステムである。メールシステムを利用することにより、ユーザはUNIXを意識することなくこのシステムを利用し、自分が必要とする教材の前処理を手に入れることができる点が特徴である。
抄録全体を表示
-
坂谷内 勝
原稿種別: 本文
セッションID: E128
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
現在開発している日本語教育支援システム(CASTEL/J)の電子化辞書データベースの1つに用例辞書データベースがある。この用例辞書データベースに収録されている用例に着目し, 日本語教育の学習者にとってわかりやすい用例を提供するために, 用例の適切性について数量的に解析し報告する。さらに, コンピュータ利用による適切な用例の自動抽出と自動生成について検討する。
抄録全体を表示
-
浦上 賀久子
原稿種別: 本文
セッションID: F111
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
WINDOWS環境でコンピュータリテラシーなどの授業を行うに当たって、チュートリアルを作成し、利用している。ディスプレイ上での動作、特にマウスの動きを、実際の通りに見ながら学ぶことができるので、書籍、マニュアルなどを読むことに比べてはるかに分かりやすく、学習者の好評を得ている。主として、MS-PowerPointを使用して作成した。
抄録全体を表示
-
二見 尚之
原稿種別: 本文
セッションID: F112
発行日: 1996年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
高等教育での情報工学実験には, 複数人の学生が1つのプログラムを作成・テストし, 結果をリポートにまとめ提出するソフトウエア実験がある.ここでは, 実験の目的や学生の実験活動, やりとりされる情報, 実験実施の枠組みから, 学生の実験過程を支援するために必要となるCAI機能への要求を明らかにし, 5つの機能を考察した.
抄録全体を表示