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小石 寛文
原稿種別: 本文
p.
179-180
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
阪神大震災によって,多くの子どもたちが被害を受けた。そのうちでも,震災から時間が経った後においてもなお影響する,いわゆるPTSD(外傷後ストレス障害)の問題が心配されている。さらにPTSD以外でも,親をはじめ家族や知人をなくしたり,生活環境が大きく変化することが原因となって,不登校などの学校不適応を起こしている子どもたちは相当数いるものと考えられる。関係者が協力してケアに対応していかなければならないし,今後の教訓としてのデータを整理しておく必要がある。
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上田 利明
原稿種別: 本文
p.
181-182
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
大震災という未曾有の災害を乗り越えていく過程で学んだ教訓を学校教育の中で生かし、未来に向かって力強く生きて行く子どもの育成を図ることをねらいとして、神戸市立学校の防災教育がスタートした。神戸の防災教育は、①震災体験から学んだ教訓を生かす、②防災、③思いの共有化の3つの視点からなり、一人ひとりの子どもの「生きる力」を育てるために、学校教育の中心的な柱として位置付けている。
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竹島 正雄
原稿種別: 本文
p.
183-184
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
阪神・淡路大震災を通して、学んだことや得たことを無駄にする事なく、それらをもとに「新たな防災教育」として位置づけ、日々の教育活動の中で育んでいくことにより、これからの教育に求められている「生きる力」を真に育てようとするものである。
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[編集部]
原稿種別: 本文
p.
185-186
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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吉岡 有文, 中原 淳, 美馬 のゆり, 山内 祐平
原稿種別: 本文
p.
187-188
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学は、先人たちによってつくられた厳密で体系化された知識というだけでなく、何らかの物理的、あるいは、社会的なモノを媒体として、たえず再構成される社会的な実践でもある。科学を学ぶということは、その実践に参加し科学にかかわり合っていくことである。科学の授業とは、単に学校、教室という特殊な場所だけで、限られた人たちだけで、特別な時間にだけ行われる行為ではなく、むしろ、立場を越え、境界を越え、より広い社会とのかかわり合いをつくる活動的な行為である。筆者はこれを"サイエンスネットワーク"と呼ぶ。学校の科学の授業、物理の授業での教師の役割は、"サイエンスネットワーク"が実現するような物理的、社会的な学習環境をデザインすることである。
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中原 淳, 吉岡 有文, 美馬 のゆり, 山内 祐平
原稿種別: 本文
p.
189-190
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本プロジェクトでは、若手科学者と高校生をネットワークでむすび、科学することの面白さをともに賞味しあう実践を、研究者と実践者の共同研究にて行っている。本稿は、第一に、実践をとおした教師の変容を質的研究を用いることで明らかにし、それをもとにCSCL設計モデルの再考を行う。第二に、そうした変容の契機が、研究者と教師が相互反映的に影響しあうことによって生まれていることを述べ、同様の実践を行う場合の両者の関係と質的研究のあり方について本稿からの示唆を述べる。
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稲垣 成哲, 山口 悦司, 上辻 由貴子, 疋田 康弘
原稿種別: 本文
p.
191-192
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
社会文化的アプローチによる教室の相互行為分析と,それに基づく授業の反省的検討について,筆者らが行っている作業の実際を論じた。教師の発話と子どもたちの発話との出会い、そうした出会いを通した新たな声の発生などが相互行為のあり方として記述され,教師の発話のクラスへの広がりが議論された。
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疋田 康弘, 山口 悦司, 上辻 由貴子, 稲垣 成哲
原稿種別: 本文
p.
193-194
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
授業者とその授業を質的に分析した観察者との議論の事例に即して,授業者が自らの授業の質的分析から何を学ぶことができるのかについて考察した。授業者は,自分自身が抱く理想的な授業者像を再検討することができた。
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Jack Holbrook
原稿種別: Article
p.
197-198
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
Today our lives are dependent on developments in science and technology. There is a need for all citizens to develop scientific and technological literacy. Schools provide education through a number of subject areas including science. What is the role of science education in promoting scientific and technological literacy (STL) ? This workshop explores the philosophy behind a wider interpretation of the goals of science education and the manner in which this can be achieved. An important component is the need to give ownership of the philosophy to science teachers through the creation of supplementary materials based on STL criteria. These criteria reflect on teaching practices and the structuring of science content. The materials can relate to the teaching of science subjects at any age level and are based on societal relevance. The workshop first introduces the philosophy of STL and then looks at examples of supplementary teaching materials. In considering STL, the links and extensions from the STS (Science-Teachnology-Society) teaching approach are explained.
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佐伯 昭彦, 渡邉 正美, 大西 仁, 高橋 正
原稿種別: 本文
p.
199-200
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
90年代に入り、テクノロジーの進歩は、グラフ電卓を生み出し、特に米国では、その教育への普及が目覚ましいものがあった。それに加え、米国の数学教育界では、近年、コンピュータネットワークの教育への利用、数式処理システムの教育への利用が盛んである。米国では、数学教育に、図形ツール,グラフ電卓等によるテクノロジー導入が進み、その成果を果たした。その成果の延長線上の新たな挑戦という見方をすれば当然の目標と思われる。大学での初等数学はもちろんのこと、進んだ高校では、テクノロジー機器/コンピュータネットワーク/数式処理システムの活用により新たな数学教育変革の端緒についていることが数多く報告されている。 それに対し、日本におけるテクノロジーを用いた数学教育は、CAI,CMIの利用から始まり、Hypertext教材の利用等の変遷を経ている。これらの教材開発の問題は、どうしても選択肢形式の教材開発になってしまうことである。特に、数学教育は、考えること(数学的な考え方)を指導することが重要であり、選択肢形式になりがちな教材開発には、その限界があった。また、日本においては、コンピュータネットワーク,数式処理システムはエキスパートの使用として、研究活動に普及した。少数の教育利用者への研究はあったが、それが普及するまでには至らなかった。ここ数年、日本においても、図形ツール,グラフ電卓の利用が盛んになった。この教育におけるテクノロジーの普及に関するズレはいつまで続くのか?それとも、一気に欧米に並ぶのか?もし、欧米流にテクノロジーの利用をするならば、ハードのばらまきだけでことが足りるのか?グラフ電卓は、個人の道具として使え、数学の通常の授業で使える。この点は大きな利点である。しかし、パソコンソフトとして、この路線は発展できないのか。これからの問題は、グラフ電卓普及の次の問題として迫っている。 さらに、近年、多くの国際会議では、インターネット上に大規模な教育用ネットワークの構築に関する研究発表が多く見られる。また、日本の数式処理システムを利用した研究では、システム開発とアルゴリズム理論の研究が主であったが、自動推論理システムの教育への応用研究も発展が著しい。 本ワークショップでは、上記のような多用な数学教育におけるテクノロジーを、以下のように、グラフ電卓部門,数式処理システム部門,インターネットとSCS部門に分けて討論を行う。
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田中 正夫, 渡辺 泰樹, 市原 真司
原稿種別: 本文
p.
201-202
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学校などの百葉箱で使用されている自己記録温湿度計などでは持ち運んで任意の場所での測定が困難であることと、高価であるために生徒自身による身近な自然環境を測定することが非常に難しいという現状がある。ここでは、気温、湿度、気圧、光、音のセンサーを小さいケースにまとめた小型データロガー「エコログ」の実施例をもとに実際に使いその有用性を紹介する。
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市川 智史
原稿種別: 本文
p.
205-206
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ヨーロッパで行われているエコ・スクールの仕組みについて,イギリスの例を詳述し,フランス,ドイツの仕組みを概観する。また日本の文部省が行っているエコスクールの仕組みも概観する。そして,日本でのエコ・スクール像や要素についてのワークショップの結果の概要を報告する。
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Carmen G. Kanapi, Jeanne Therese P. Hilario
原稿種別: Article
p.
207-208
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
The University of Santo Tomas, a 388-year-old private educational institution situated in the heart of one of Manila's most densely-populated sectors and catering to approximately 34,000 students has embarked on a massive environmental education development project tagged as EE FOR ALL AT UST (Environmental Education for All at the University of Santo Tomas). This poster outlines the goals and objectives of this three-year project, highlights the step-by-step development of the action plans targeting the entire university community. To date, a volunteer CORE Group of committed faculty members representing all academic units has been organized, and baseline deta on all non-science curricular offerings (social sciences, languages, mathematics, religion, and the humanities) have been collated. A survey of teacher competency has been administered to determine the non-science teachers' capability to integrate basic EE concepts in their course syllabi. The survey results will serve as a basis for modules to be used in intensive in-service training sessions for teachers.
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原稿種別: 付録等
p.
209-
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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小谷 卓也, 野上 智行
原稿種別: 本文
p.
211-212
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
生涯学習審議会答申(1999)にも指摘されているように、近年、生涯学習の必要性が高まっている.しかしながら学校以外の場における「学び」についてはこれまで十分に検討されてこなかった。博物館における「学び」の構造解明を目的として来館者の動線分析を行い、来館者が展示物とどのように関わるかを検討した.
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伊藤 博, 野上 智行
原稿種別: 本文
p.
213-214
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1998年7月、教育課程審議会からの答申がなされた。この教育関連の情報を、学校の場の教員がどれだけ確実に受け取り理解するかが、今後の学校教育を進める上で重要な要素となる。 そこで、この教育課程審議会の答申について、1999年2月の時点でどの程度理解されているかを、同年の2月に神戸市の公立中学校の教員に対してアンケート調査を実施した。その結果、20代や30代の教員に答申の情報があまり伝わっていないことが明らかになった。
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川上 昭吾, 渡辺 修一郎
原稿種別: 本文
p.
215-216
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
岡崎市の38人の理科の教員が16班にわかれて46ヶ所の水生生物と水質の調査を行った。その結果,市内全域に渡り水生生物と河川の汚れを関係づけてとらえることができた。また,河川の汚れは人家の多さと関係することも理解できた。本調査は環境教育の一環として利用することができる。同時に,調査活動は理科の教員の研修の一種としても優れていることが分かった。
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戸北 凱惟, 濁川 明男, 柴田 好章, 小林 辰至, 中山 玄三
原稿種別: 本文
p.
217-218
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
今日、教員養成カリキュラムは大きく変わろうとしている。その一つが教員となる者へ自然体験や野外活動の体験を通して実践力を育成することである。そうした力量を育成するプログラムとしてフレンドシップ事業がある。多くの大学で行われているが、共通点や相違点、そして課題も見られる。それらの事例として3大学における体験学習を中心とした取り組みの実状と成果を報告する。
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中山 迅
原稿種別: 本文
p.
219-220
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
100校プロジェクト及び新100校プロジェクトの中で実施された「全国発芽マップ」では,1997年度と1998年度にケナフの栽培をテーマにとりあげて実績を上げた。この際にメーリングリストが果たした役割に注目し,学校間協力の要件が何であったかを探る。
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正道 幸子, 松本 伸示
原稿種別: 本文
p.
221-222
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
生活科において子ども達の自然環境をより深め促進させる1つの手段としてコンピュータの活用を考えた。従来からコンピュータ上で検索する草花図鑑は作成されてきたが、本研究では、小学校低学年という子どもの実態を考慮し、また、自然体験へ結びつけていけるように草花あそびや直接五感を使った活動を取り入れた「草花ずかん」を開発した。そして、実際にこの「草花ずかん」を使った「町の草花たんけん」の単元を設定し実践した。
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村田 育也
原稿種別: 本文
p.
223-224
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学校教育では,学習時間と学習内容の制約のため,子どもが帰納的に学習する機会は少ない.本稿では,教育における帰納的推論を重視した学習の必要性を論じ,その実践方法の1つとして「なかま集め」法を示す.「なかま集め」法は,写真イメージなどを用いて「集める」作業で帰納的にWWWページを作成する過程を教育に利用する方法である.これによって情報教育において帰納的推論を重視した学習を実現することができる.
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坂場 潔
原稿種別: 本文
p.
225-226
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報社会及び高度情報社会においては電子技術の成果である各種情報機器が、人々の情報処理活動や情報コミュニケーションにおいて、情報手段としての背景的な特徴を形成すると同時に、そこで扱われる情報内容との関連性において固有のイメージや感性を表出することが推察される。 本研究では、SD法により抽出した14種の情報機器に対する因子分析結果より、各機器が特性としてもつ感性的特徴を分類整理するとともに、同一調査による日韓の若者間の比較をおこなった。結果として、新たに「美的柔軟感覚」に関連すると思われる因子が抽出されたことと機器の特徴において日韓間でいくつかの相違がみいだされる点を挙げることができる。
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NORMA GONZALEZ FABIAN, KIMURA SUTEO
原稿種別: Article
p.
227-228
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
In an age of such an extensive international exchange, it seems that the interdependence between nations becomes more solid. When the people consider this global community, they realize the importance of living-together peacefully even though the human race consists of different ethnic people. Such realization shows the necessity of international education. Therefore, it is necessary for everyone to be introduced to different cultures and understand them so as to have comprehension of his own culture, and to be able to live harmoniously with people from other cultures. The aim of this research is to enhance International understanding between Japanese and Mexican students through the mutual cultural recognition, by the positive use of Internet as a tool for learning activities.
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舟生 日出男, 山口 悦司, 稲垣 成哲
原稿種別: 本文
p.
229-230
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学習者の対話を支援する道具としての再構成型コンセプトマップ作成ソフトウェアを開発した。本ソフトウェアは,学習者がコンセプトマップを作成する過程をすべて再現することができ,かつ,その再現の途中からでも修正を加えることができるものである。
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山口 悦司, 稲垣 成哲, 上辻 由貴子, 鈴木 栄幸, 谷川 由紀子, 加藤 浩
原稿種別: 本文
p.
231-232
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
コンピュータが初めて導入された小学校における学習環境デザインの初期編成過程を解明する試みの一環として,授業を支援する人々が行った電子メール・コミュニケーションについて数量的・質的に分析した。分析結果より,支援者から見た12ヶ月間に渡る学習環境デザインの歴史的変遷のあり方が考察された。
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前迫 孝憲, 青柳 貴洋, 丹羽 次郎, 西端 律子, 菅井 勝雄
原稿種別: 本文
p.
233-234
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
大阪大学人間学部では、平成10年9月に東館竣工記念講演会の映像配信をインターネット、ISDNビデオ会議ネットワーク、デジタル衛星テレビ(DVB)の3者を併用してリアルタイムに実施した。インターネットでは、大阪からRealSystem、東京からMPEG4で配信した。またDVBでは3基の衛星を用いた世界配信を行い、南米コルドバ大学からは質問を受けた他、タイの遠隔教育機関とは異種衛星を使ったメッセージ交換を行った。
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坪田 幸政
原稿種別: 本文
p.
235-236
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理科教育において表計算ソフトを用いたシミュレーションの導入を提案した。シミュレーションには、セルへ数式を記述する方法とVBAの利用が報告された。表計算ソフト付属のVBAを利用することで、過去にBASICなどによって開発された教材が多少の変更によって利用できることが示された。プログラミング指導者がコンピュータ言語ソフトなしで、実施できることが示された。また、この種の題材は新学習指導要領から実施される「情報」の教材としても期待できる。
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佐伯 昭洋, 高橋 正
原稿種別: 本文
p.
237-238
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報化社会に対応した数学教育として「コンピュータを利用した数学教育」が挙げられるが、その効果的活用は進んでいない。また、数式処理システムの利用も、コスト的、指導する人材の不足から進んでいない現状である。数式処理システムを用いたサンプルプログラムを蓄積・掲載した数式教育データサイトの構築について考察する。
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夏 路, 謝大 煒, 横尾 能範
原稿種別: 本文
p.
239-240
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
留学生や外国人を対象として日本語ホームページ利用の際に、熟語の読み方を学習できるデータベースの応用システムを開発した。Windows上で日本語ホームぺージを利用中に、読み方が不明な文字や熟語を指定し、その読み方を表示させると同時に、それを発音させるものである。このソフトを利用することにより日本語ホームページ利用中に日本語の読み方や発音を手軽に学習できる。
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三宅 正太郎, 村井 護晏, 凍田 和美
原稿種別: 本文
p.
241-242
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
遠隔授業が今後学校教育の課題を解決する主要な学習環境として認知されてきている。新しい学習環境としてのマルチメディアを活用したテレビ会議システムに対する、教職員のイメージ、知識を明らかにし、普及するための方策を探索した。有効性は認めるが、新しい教育環境に対する戸惑いが見られた。
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東原 義訓, 近藤 基
原稿種別: 本文
p.
243-244
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
教育実習を支援するために,指導案データベースを開発した。本システムでは,1つの指導案の内容はデータベースの1レコードとして登録される。登録及び検索はインターネットのWWW上で行われる。このシステムにより,教育実習生は容易に指導案をデータベース化して共有できるようになった。
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高藤 清美, 余田 義彦
原稿種別: 本文
p.
245-246
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報の科学的理解を目的とした計測・制御の学習の端緒となりうる装置として、インテリジェント型データ計測・収集システムの検討・試作をおこなった。本システムは、小学校で日常的に誰でもが使えること、および、実験や観察の教具としての性能や機能を持つことを目標として設計した。本システムを日常的に活用することにより、小学校の段階から、計測・制御装置に慣れ親しむことができる。また、教具として活用することで、実験や観察などの体験を通した科学的な理解を深める学習の幅を広げることもできる。今回の試作では、小学校で最も使う機会の多い温度測定装置を対象とした。
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小川 哲男
原稿種別: 本文
p.
247-248
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
問題解決学習の重要性が改めて指摘されている。ここでは、その背景を考え、問題解決学習を通して児童に育つ資質能力を新たに考えた。その実現のための方法について、個と協同の問題解決の視点から捉えなおすとともに教師の役割の重要性を示した。
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吉川 正弘, 小川 正賢
原稿種別: 本文
p.
249-250
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学習の初期段階での学習内容をまとめて整理された形で記憶している状態を「内容把握」の段階と呼ぶとすると,この段階に影響するものとしていくつかの要素が考えられる。ここでは,学習内容の文章による提示の再に添えられている内容に関連した説明図および,覚え書きやまとめとしての作図作業などの要素が「内容把握」にどのように関わってくるかを調査した。その結果,特に作図作業には多くの思考のリソースを必要とすることが明らかとなった。
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高橋 藤一郎
原稿種別: 本文
p.
251-252
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では,おもりの動きを教材として取りあげ,子どもが持つ日常知を科学知に転換するために,子どもが日常の生活の中で形成してきた,おもりの働きに関する日常知を詳細に明らかにし,その実態に適応した授業(学習過程の最適化)の在り方を探ることを目的とした。
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山藤 誠司
原稿種別: 本文
p.
253-254
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「参画授業」とは、武蔵大学の林義樹氏が開発した授業法で、「教師の教育的配慮のもとに学生が主体的に、授業の企画・運営・実施・伝承の各段階に参画することを目指す授業」と定義づけられている(林、1994)。本報告では、自然科学教育における「参画授業」の可能性について基礎的考察を行う。
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西川 純
原稿種別: 本文
p.
255-256
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本発表では、上越教育大学における最近の研究を、「学習者にとっての数値」、「子どもの自己認識」、「学習者の認知スタイル」、「カテゴリー知識と学習」、「誤解と概念獲得障害」、「観察の記録活動」、「見方・聞き方と学力」、「学び合いの社会的意味」、「小学校における話し合いの現状」、「好き/嫌いの社会的構造」、「学びの集団と遊びの集団」、「教師主導の学び合い」、「ジグソー法による学び」、「小学校における学び合い促進の手法」、「中学校における学び合い促進の手法」の各テーマまとめて発表する。
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安藤 浩, 尾崎 浩巳
原稿種別: 本文
p.
257-258
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
子供は、ものを見たときにそのものが生きているかどうかをどのようにとらえているかを調査した。その結果を踏まえ、主観的な見方ではなく広い視野から命あるものを捉えることができるようにするための指導の在り方を考えた。主に体験的活動を取り入れることに重点をおき指導し、子供の変容を見た。
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中原 雅則
原稿種別: 本文
p.
259-260
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数学の学習効果にとって,学生の授業に取り組む姿勢は非常に重要である。その姿勢には,良い学習環境・雰囲気を教室内につくるための教官としての姿勢や数学の授業方法などが大きく影響する。本報告では,これらについて取り組んできた経過について具体的に紹介する。
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松嵜 昭雄, 礒田 正美
原稿種別: 本文
p.
261-262
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
初等メカトロニクス教具としてレゴを位置付け,数学科と技術・家庭科の関連する学習に対する機能を検討し,その効果を考察した.レゴで機構を表現し,その数学化を行った.グラフ電卓に表示されたクランク運動のグラフシミュレーションと現実のクランクとの対応関係の重要性を,実際には存在し得ない機構を再現することで意識した.レゴ上で実現するクランクの条件変更とシミュレーションとの対照は,数学科と技術科との関連付けをもたらした.
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氏家 亮子, 佐伯 昭彦, 槻橋 正見
原稿種別: 本文
p.
263-264
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1990年頃より、現実社会の現象から数学的処理によってモデル式を作成し(以下、数学モデルの作成)、問題解決する関連づけ学習の重要性が述べられ、数多くの研究・実践が行なわれている。その中で特に重要視されていることは、生徒が現実世界から自分自身で問題を見つけ、モデル化し、検証する一連の過程をいかに理解・習得させるかという点である。本稿では、金沢高等専門学校で実施している数学と物理とを関連づけた実験・観察型授業で扱う教材群を例に挙げ、生徒が数学モデル作成のプロセスを習得し実践する様子を報告する。
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佐伯 昭彦, 氏家 亮子, 槻橋 正見
原稿種別: 本文
p.
265-266
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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近年,手のひらサイズのテクノロジー(データ収集機,センサー,グラフ電卓)の発達により,物理や化学実験の実現象データの収集・解析が容易になった.これにより,我が国においてもテクノロジーを活用した数学的モデリングの実践研究が行われるようになった.本稿では,テクノロジーを活用した数学的モデリングの過程における探求活動を金沢高専の「数物ハンズオン」の実践例をもとに報告する.
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益子 典文
原稿種別: 本文
p.
267-268
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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認知研究をもとに効果的な教材構成を図るため,推論抽出法と場面設定法からなる課題構成法の検討を行う。「推論抽出法」は,教材開発の「目標分析」に相当し,「場面設定法」は教材開発過程の「教材分析」に相当する。昨年の場面設定に関する検討に加え,本報告では,目標分析法について述べる。
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飯田 賢一
原稿種別: 本文
p.
269-270
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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アメリカの大学11校の実験教育に関して,その実験教育方法,科目,実験規模,担当者の数,教育方針などを現地調査した。さらに,インターネット上のホームページと各大学のブルテンおよび全米教育統計局の資料などを調査した。その結果,これからの実験教育の方向性として,以下の三項目を提案した。第1に小人数実験教育の実施,第2にティーチング・アシスタントやチューターの実験教育への積極的活用,第3としてネットワークを利用したシュミレーション実験教育である。このことにより,より効果的な実験教育が期待される。
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張 〓恒, 周 尚文, 村井 護晏
原稿種別: 本文
p.
271-272
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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中国の素質教育の理論的背景は確固たるものになってきた。しか、実態は遅々としている。それはなお重くのしかかってくる進学教育であり、その現状について分析する。
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周 尚文, 張 〓恒, 村井 護晏
原稿種別: 本文
p.
273-274
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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中国では従来の入試中心の教育から素質教育へと大転換がなされつつある.しかし,進学教育の弊害は指摘されるものの,それにかわる素質教育の実態はなかなかはっきりしない.そこで,素質教育のあるべき姿を考察した.
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原稿種別: 付録等
p.
275-
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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吉本 奈央, 柴 一実
原稿種別: 本文
p.
277-278
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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オーストラリアの小学校では、現在『初歩の探究(Primary Investigations; PI)』という教科書が広く使用されている。PIと、アメリカのBSCSにより開発された初等科学カリキュラム『生命と生活のための科学(Science for Life and Living; SL&L)』との比較を行った結果、前者の開発に後者が深く関わっていることが分かった。外国で開発された初等科学カリキュラムを参考にしながら、自国の教科書を編纂していくプロセスを、PIの分析を通して明らかにしていく。
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Kenichi Hiura
原稿種別: Article
p.
279-280
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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The paper presents the planning design, implementation process, accomplishments, and evaluation results of a teachnical cooperation project between the government of Japan and the Philippine government sience and mathematics education manpower development in 1994-1999. Involved are the Japan International Cooperation Agency, University of the Philippines Institute for Science and Mathematics Education Development as the implementing agency, and three cooperating Philippine agencies, namely, Department of Education, Culture and Sports, Commission on Higher Education, and Department of Science and Technology. The components of the project are deployment of Japanese experts at the University of the Philippines, training of Philippine counterparts in Japan, provision of equipment and books, development of sourcebooks, posters and videotapes for leader trainers, and national training programs for these trainers.
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小倉 康
原稿種別: 本文
p.
281-282
発行日: 1999/07/30
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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生徒の理科に対する態度への都市化の影響を多文化比較的に調べるために,わが国とフィリピンの大都市部と農山村部の8学年生を対象に,理科的活動に対する興味とその実行状況,活動環境,及び価値意識についての質問紙調査を実施した。結果は,わが国において農山村部の生徒の方が興味と実行状況において統計的に有意に高い反応を示した。両国の社会文化的背景と関連づけながら都市化の影響とその意味について考察した。
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