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尾崎 浩巳, 安藤 雅夫
原稿種別: 本文
p.
121-122
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
創造的思考は、拡散的思考からとらえると教育測定と指導が容易になり、科学的・実証的な検討が可能となる。創造的思考検査に基づいた多くの研究を試みてきた。それらは、創造的思考因子の抽出、指導法、原因帰属との比較研究などである。また、ゼネプロア・モデルは、創造的認知のプロセスを研究する上で有効であった。
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三宅 正太郎, 凍田 和美, 阿南 実恵子, 村井 護晏
原稿種別: 本文
p.
123-124
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
遠隔授業が今後学校教育の課題を解決する主要な学習環境として認知されてきている。新しい学習環境としてのマルチメディアを活用しテレビ会議システムを授業に活用する際、学習者の与える影響(資料などの見やすさ、目に与える影響など)を配慮する必要がある。原罪学校などで活用されているインターネットテレビ会議(フェニックスシステム)より画質ので優れている点テレビ会議システムと比較し、今後の授業に活用する上での問題点を検討した。
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中山 新吾, 中山 迅
原稿種別: 本文
p.
125-126
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
問題解決過程における学習者のメンタルモデルを,通信ネットワークを利用した学校間協同の授業を実施することで改善し,科学的モデルの獲得につながるような教授方略について紹介する。メンタルモデルの変容を分析する際の判断基準と分類基準について具体例を挙げながら論じる。
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五十里 美和, 山口 悦司, 稲垣 成哲, 野上 智行
原稿種別: 本文
p.
127-128
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学校における総合的な学習に関する校内研修の実用的な支援環境の構築を目的として,映像配信システムとテレビ会議システムを活用した現職教育プログラムを開発した。本発表では,システムの構成,現在開発を進めているプログラムの概要について報告する。
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中山 迅
原稿種別: 本文
p.
129-130
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「全国発芽マップ」は,1995年4月に開始され,Eスクエアプロジェクトの中の長寿企画として現在も継続中である。内容は,定められた特定の植物を全国一斉に播種,栽培し,成長の様子や,植物にまつわるさまざまな話題について情報交換するというものである。この企画が学校間の協同学習の場を提供しているという点に着目し,この活動の特色を探る。
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池田 幸夫
原稿種別: 本文
p.
131-132
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
イメージや意識の変化を5段階尺度を用いて数量的に測定し、授業評価と学習評価を行う方法の概略と応用例について報告する。この方法を用いると、授業に対する学習者の反応を客観的に捉えることができ、大学における授業の評価や研究授業における授業の客観的な評価を行うことができる。
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堀 哲夫
原稿種別: 本文
p.
133-134
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
問題解決能力の育成は教育実践における焦眉の課題の一つである。これまで、問題解決能力を筆答式で評価する適切な方法はほとんど提案されてきていない。したがって、その評価方法の開発は、とりわけ重要な研究課題である。そこで、問題解決能力を評価することができる方法の基本的骨子、具体例、実施結果、およびその妥当性について検討する。それをふまえて、残された課題についても言及する。
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東原 義訓, 山本 秀樹
原稿種別: 本文
p.
135-136
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では,新学習指導要領に基づいて実施されるこれからの学校教育における自己評価を支援するシステムの必要性に着目し,少ない労力で児童・生徒の自己評価用教材を作成できる仕組みを考案し,システムを実際に設計,開発,試行した。
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山口 悦司, 稲垣 成哲, 舟生 日出男
原稿種別: 本文
p.
137-138
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
再構成型コンセプトマップ作成ソフトウェア(稲垣ら,1999;舟生ら,1999)の改良版を開発した。改良版では,主に再生機能と文字入力方法を改良した。評価実験の一環として,改良版ソフトウェアを小学生に利用させたところ,再生機能を用いた振り返りや操作性などについて,肯定的な評価が得られた。
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角 和博
原稿種別: 本文
p.
139-140
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では,アメリカ合衆国イリノイ州立大学にある数学・理科・技術科教育センターのプロジェクトの一つである数学・理科・技術科の統合学習IMaST(Integrated Methematics, Science and Technology)の概要を示し,IMaSTプロジェクトが目標としている統合学習の意義と役割を明確にすることを目的とする.これによって現在わが国で進められている学校教育におけるカリキュラム編成のあり方に教科間を統合的に捉える学習形態のあり方の一つの事例を示すことを試みた.
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隅田 学
原稿種別: 本文
p.
141-142
発行日: 2000年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は,近年の認知研究成果に基づき,理科カリキュラムにおける教材配列を再検討する研究の一環である。新ピアジェ理論に依拠するイギリスCASEプログラムは,理科の内容を扱うプログラムであるにも関わらず,GCSE試験等で,理科のみならず数学や国語においても成績向上でその効果を上げている。また,領域固有な知識観に基づき,新しい枠組みからのカリキュラム設計を提案する研究も出現している。本研究では,これらの動向をレビューしながら,学習者の常識知の発達とそれに沿った理科教材配列の在り方を検討する。
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稲垣 成哲, 大島 純, 大島 律子, 中山 迅, 村山 功, 山口 悦司, 竹中 真希子
原稿種別: 本文
p.
143-144
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学校における理科のカリキュラムにCSCLシステムとしてのWeb Knowledge Forum^<TM>を導入し,学習者の協同的な知識構築を目指したカリキュラムのデザインについて検討した。本発表では,システムの構成及び現在開発を進めているカリキュラムの概要について報告する。
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村井 護晏, 森 哲司
原稿種別: 本文
p.
145-146
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
日本では戦後多くをアメリカの教育にみならいシステム設計されてきた.6334制もそのひとつである.しかし,今日アメリカでは多くは6534制に移行し,中学校も従来のJHSからMSに名称変更をおこなっている.多くの問題が日本とアメリカでほぼ平行しておこっていることを考えれば,このMSで総称される新しいアメリカの教育システムの検討をしてみる必要があるだろう.
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荻原 彰
原稿種別: 本文
p.
147-148
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
アメリカの環境教育に見られる、人と自然との関係に関わる倫理について分析を行った。環境教育は自然を資源として見る自然保全の考え方に強く影響されている。一方、自然の本質的価値や自然の権利を重視する考え方は既存の環境教育に対する外部からの批判にとどまっており、環境教育に大きな影響を与えているとは言えない。これは環境主義者の急進的行動への批判や環境主義が白人中産階級の価値観を代表しているものだというマイノリティからの批判があることなどに起因していると思われる。
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阿部 治, ビシュヌ バンダリ
原稿種別: 本文
p.
149-
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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土橋 永一
原稿種別: 本文
p.
151-152
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
子ども達は学びから逃避しているというよりも、教育されることへの不安を抱えているといった方がよいのではないだろうか。子どもの学びについて考えていくときに、大人との教育関係を抜きにして議論することはできない。教育関係はどのようにして成立し解消されるのか。ここでは活動する子どもの動きに協同している環境、マイクロワールドにおいて観察される微細な教育関係について報告する。
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小澤 俊卓, 水野 幸栄, 久田 隆基
原稿種別: 本文
p.
153-154
発行日: 2000年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
義務教育終了段階近くの中学校3年生の生徒が,「理科」と「科学」ということばをどのように理解し,使い分けているのかを探ることを目的とし,質問紙法を用いてその調査を行った。その結果,被験者の65%が『理科と科学は同じところもあるが,違うところもある』という回答を寄せた。自由記述文からは,『理科が科学に含まれる』とする生徒は非常に少なく,逆に,『科学は理科の一部である』とするものが多かった。SD法を用いての調査結果からは,多くの生徒が,「理科」と「科学」の捉え方に対してほぼ妥当な考え方をしていることがわかった。また,「科学」に比べて「理科」の方が,圧倒的に『親しみがあり,好きだ』という応答結果であった。
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藤田 剛志
原稿種別: 本文
p.
155-156
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
占いや超能力,UFOや宇宙人といった現在の科学知識では解明できない不思議な現象を信じている若者が増加している。本研究の目的は,不思議現象を信じている中学生(信用群)と信じていない中学生(不信群)の科学に対する情緒的イメージの異同を明らかにすることである。SD法による調査を実施し,科学に対するプロフィル及び意味構造を分析した。その結果,信用群と不信群の科学に対する情緒的イメージに明確な違いは見られなかった。不思議現象を信じているかどうかに関わらず,中学生は科学に対して曖昧なイメージを持っていることが明らかにされた。
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今村 哲史, 佐藤 友紀子
原稿種別: 本文
p.
157-158
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
児童の「生命」についての認識の実態を探るため,「命」についてのイメージ,「命」の存在,そして「命」の大切さに関する調査を行った。その結果,「命」については生や死からイメージしていた。また,「命」の大切さについては,好き嫌い,社会的に尊重すべきもの,生活に役立つ存在かどうかの視点から捉えていることが明らかとなった。
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石内 久次, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
159-160
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学校,中学校,高等学校の算数・数学と理科の教科書で使われている科学に関連する用語を取り出し,これらの用語に関係する科学概念の分類を行い,教科書における科学概念・用語のデータベースを構築する。また,各用語・概念・教科・学年間にある関連性を分析することにより,教科書における科学概念の形成に関係する構造的特質を解析する方法について検討する。
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鈴木 惠美子, 垣花 京子, 堀越 眞理子
原稿種別: 本文
p.
161-162
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は、短期大学情報処理科の新入生に対して1990年、92年、2000年と3回に分けてアンケート調査を行った結果をもとに、高校までの情報処理教育内容と家庭における情報処理機器設置状況の変遷について考察し、短期大学における教育内容の整備・改良点について検討した結果について報告する。
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吉江 森男
原稿種別: 本文
p.
163-164
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
教職に進もうと考える学生が、大学の各専門教育における情報処理や情報技術の利用に関してどのような知識を持っているか、またこれらの知識を教職にどのように役立たせることができると考えているかを、総合大学の教職課程における教育情報処理の実習授業における受講生のレポート記述を手がかりにして探り、これらが情報教育に対して持つ意義について考察を試みる。
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二見 尚之
原稿種別: 本文
p.
165-166
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
私立大学の情報工学科での教育活動は、技術的発展の著しい情報技術分野を含む幅広い学習領域が対象とされ、多様な興味関心や理解度を持つ多人数の学生に対して展開されている。本研究では、学生が主体的能動的に展開できる情報工学演習の課題を開発している。学生への課題テーマ希望調査に従って演習課題を作成・選択し、演習を展開させている。
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坪田 幸政
原稿種別: 本文
p.
167-168
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
2003年から高等学校新設される情報科で利用できる教材を紹介した.実践は選択科目「地学」で行い,教材は気象・天文分野から選択した.文系志望の学生が興味もって取り組み,情報処理方法(収集・分析・考察・発表)を修得させることができた.
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大隅 紀和, 李 雋
原稿種別: 本文
p.
169-170
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
最近では,資料や情報を教育・学習括動に活用するために,デジタル化することが技術的にも容易になってきていると言われる。この状況をみずから経験するために,筆者らはこれまで蓄積してきたスチル写真資料を使ったCD-ROM教材の試作を試みている。たとえば従来ならカラー写真集として刊行するところだが機材とその活用技術さえあれば,CD-ROM教材にすることによって,教授者側にも学習者側にもさまざまな利点があることがわかった。本稿では,その具体例として,筆者らが試作した国際理解教育向けの「アジアの子どもたち」の事例について報告する。この経験から,小規模なデジタル教材開発のプロジェクトの形成と実施,開発教材の評価方法までを含むシステムを検討したい。
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李 雋, 大隅 紀和, 佐々木 真理, 杉本 恭子
原稿種別: 本文
p.
171-172
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
This paper focuses on how to design digital educational products such as "Children of Asia" which is a photo album contains photos, sound and text. We emphasize the importance of thinking in process by illustrating the four development phases of digital material production.
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乾 朋通, 石原 敏秀
原稿種別: 本文
p.
173-174
発行日: 2000年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では、HTML埋め込み型のサーバサイド・スクリプト言語であるPHPを用いて児童が自ら教育環境の構築に参加できる能動的システムについて考察する。教育環境は、WWW上に構築したクライアント・サーバーシステムで提供される。今までの受動的ネットワーク教材と違い自らが教育環境を構築に参加できることによって学習者の教材に対する強い関心が生まれるのではないかと考える。本研究の開発環境は、LAN環境においてLinux上のApacheをWebサーバー、データベースシステムにPostgreSQLを、そのインターフェースにスクリプト言語PHPを使用して、SQL文を実行させている。
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高藤 清美, 余田 義彦
原稿種別: 本文
p.
175-176
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学生が手軽に活用することのできるインテリジェント化された測定装置「ハンズオン・センサ」の開発を行なってきた。「ハンズオン・センサ」を活用することで、理科や環境教育の様々な場面で行なわれる測定を手軽に行なうことができるようになり、これらの教科での客観的で科学的な取り組みを容易に実現できることが期待される。現在、小学校での試用・評価の実施に向けた検討を行なっている。
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Yang-yoon Park, Kwan-soon Choi, Guith-yang Jung, Beom-ki Kim
原稿種別: Article
p.
177-178
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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森田 裕介, 大辻 永, 関 友作
原稿種別: 本文
p.
179-180
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では,大学生が書き出した「科学を説明するのに必要な言葉」からカテゴリ(概念の構成要素)を抽出し,その構造について考察した。数量化III類を用いて分析を行った結果,科学に対する大学生の科学観は,少なくとも日常的生活・自然観,テクノロジー・未来観,個人的学術観,社会的物質観から構成されているという可能性を示した。
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大野 光男, 戸北 凱惟
原稿種別: 本文
p.
181-182
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学習指導要領では「化学変化と原子・分子」の単元を通して、化学変化に関する量的な関係を理解させるとともに、これらの事象を原子、分子のモデルと関連づけて見る見方や考えかを養うという目標が述べられている。中学2年生の生徒がこの単元の学習を通して、粒子概念を形成して行く過程とその学習上の問題点を調査し、報告する。
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濱田 衛, 小川 正賢
原稿種別: 本文
p.
183-184
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
メタファー及びメタファートレーニングを教授方略として用いた場合,学習効果が期待される子どものタイプを明らかにするため,モデル児童の授業での活動状況を追跡した。その結果,理科あるいは科学に関することにあまり興味関心を示せない児童の思考をスタートダッシュさせる効果があること,また自信のある自分なりの意味体系や説明体系を構築させる効果が期待できることが明らかになった。
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黒田 隆夫, 戸北 凱惟
原稿種別: 本文
p.
185-186
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「総合的な学習の時間」は、現在も様々な方向からその扱いについて検討がなされている。本研究では、環境教育の視点から自然と人間との共生の場である里山環境を題材とし、その教材化の有効性を見出すことを目的とした調査を行った。また、その調査結果から、子どもがどのように自然を体験し、学びあうべきか、その方向性についても検討した。
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鶴岡 義彦
原稿種別: 本文
p.
187-188
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
総合的な学習はテーマ的教授・学習である点に特色がある。その学習テーマの設定を巡っては、学習者の興味・関心と現代ないし近未来の社会的課題とのいずれを第一義的に重視するかで対立が見られる。しかし双方とも大切である。調査してみると、21世紀.の課題に対する学習者の認識において「環境」がトップを占めた。また教師も、総合的学習であつかうべき重要課題として、第1位に「環境」を挙げた。これら調査結果と「環境」というテーマの特性とから、「総合的な学習の時間」における環境教育の重要性が分かる。
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小川 哲男
原稿種別: 本文
p.
189-190
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
総合的な学習の試行的な取り組みが、各学校において着実に進められている。本格実施に向けたカリキュラムの作成とともに、総合的な学習に即した授業研究の視点の確立が求められている。そこで、カリキュウラム作成に当たって「「暫定カリ」「試行カリ」「実施カリ」の手順と、授業研究の観点として「5つの総合化」の観点を整理し、提案する。
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小倉 康, 猿田 祐嗣, 三宅 征夫
原稿種別: 本文
p.
191-192
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
シンガポールの中学生は、40カ国余りが参加した第3回国際数学・理科教育調査(TIMSS)において究めて優秀な理数の成績と科学への関心態度を示した。シンガポールにおける科学教育へのいかなる取り組みが、この結果を支えているのであろうか。この疑問に答えるために、シンガポールの教育省、国立教育機関(NIE)、小・中学校などで、関係者へのインタビュー調査と教育視察を行った。その結果、重要と認めれた特徴について報告する。
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赤川 泉, 隅田 学
原稿種別: 本文
p.
193-194
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
アパルトヘイト支配を克服し民主国家建設の途上にある南アフリカ共和国の理数科教育に関する先行研究をレヴューし,今後の理数科教育に関わる重要な問題を考える。まず,1994年までのアパルトヘイト教育の実態を概観する.多数の問題の中から,学校のクオリティ(特に教師の資格・科目の選択・設備など)・教育機会・教育言語などについて,南アフリ力における問題点を拾い上げ,次に差別されてきた人々の権利の回復と国全体の発展のために,理数科教育に関して現在どのような方策が考えらるかについて論じたい.教育言語,現職理数科教員の教育などについても,国際支援の観点から検討する.
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田中 賢二
原稿種別: 本文
p.
195-196
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
アメリカの小学校理科教科書「Discover the Wonder」において、科学にかかわる職業(仕事)のガイダンスに関して様々な特徴や工夫を見出した。初等教育段階ですら、教科「理科」や「総合的な学習の時間」におけるこの実銭に向けて、ヒントを与えてくれている。
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Nasir Mahmood, 篠原 文陽児
原稿種別: Article
p.
197-198
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
The paper addresses the topic of use of educational technology with two perspectives ie. in light of the government policies and the actual practices carried out in the schools. The general opinion among the public is that there is a wide gap between what the policies claims and what the basic indicators like literacy rate, access to education and financial allceation show. This paper is an elfort to analyze the actual situation and extent to which the problem exists. Also, possible ways of overcoming the problems are suggested.
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吉岡 亮衛
原稿種別: 本文
p.
199-200
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本発表は、本年度から3カ年計画で行う、日本とドイツの高校生と大学生を被験者とした調査研究の発想の理由と研究デザインを報告するものである。研究の目的は、学校教育によって得られた知識と学校教育以外に得られた知識が科学リテラシーの形成上どのように影響しているかを明らかにすることである。その場合に、教育制度、社会環境、文化等様々な条件が異なる日本とドイツの両国における調査結果の比較によって、科学リテラシーの形成に及ぼす要因をより明らかに特定できると考えている。
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橋本 健夫
原稿種別: 本文
p.
201-202
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
総合的な学習の完全実施を目前に控えて、その学習内容や展開のあり方が各地で議論され、先行的な実践研究も行われている。この3年間に関わった先行的な総合的な学習のあり方を探る実践研究において、児童・生徒の諸能力の的確な把握が、その成否を左右することを感じた。そこで、製作活動がその多くを占める生活科学習を対象として、児童の基礎的な製作技能の調査方法を追究した。また、児童と教員の製作技能についての認識を調査することによって両者にずれが生じていないかを明らかにしたいとも考えた。調査は、製作技能についての認識を聞く一方、実際に製作をさせてその完成度をチェックするという方法で行った。その結果、1〜2年生の段階では「物の接合」などについては完成度は高いものの「ハサミなどで形を切る」については、完成度は低かった。また、それらの技能に関しての児童の認識は甘い点がみられた。それらに対する教員の認識には正確な部分とそうでない部分があった。
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長崎 栄三, 西村 圭一, 牧野 宏, 島田 功, 久保 良宏, 松元 新一郎
原稿種別: 本文
p.
203-204
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究においては、日常生活や社会と関連した問題への児童・生徒の算数・数学的な能力や意識を調査研究によって発達的に調べた。そのために、児童・生徒の社会の問題を算数・数学的に扱う能力について、「量・形についての感覚」、「社会の問題を数学的に解決するのに必要な諸能力」、「近似的に扱う能力」の3つの領域を基に構造化をし、調査問題を作成した。調査の結果、これらの能力はあまり高くなく、しかも、学年とともに高くならないことなどが明らかになった。
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篠原 文陽児
原稿種別: 本文
p.
205-206
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本報告は、平成8年度末から平成9年度間に東京都内の公立小学校で実験的に行われた「情報教育」の成果を、児童23人へのアンケート調査の結果から紹介するとともに、これらの成果をもとに、新たに設けられる「総合的な学習の時間」における関連ある学習内容及び活動の統合化を図る小学校の情報教育カリキュラムに関する開発の理念と展開の方略を、理科教育のそれを基礎に提案している。
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前田 功雄, 高柳 敏子
原稿種別: 本文
p.
207-208
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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本試みではデータベースを扱う際の導入として,前期に身近で一般的な表計算ソフトExcelを使用してデータベースの基本的な考え方を概観する.続いて後期ではExcelで扱ったデータを,こちらもかなり身近になったパソコンのデータベース専用ソフトAccess上に移行し,現在大型機からパソコンまで多くのデータベース専用ソフトとして使われている関係データベースの基礎を学びつつ,両ソフトの利点・問題点を考える.
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金 シミン, 赤堀 侃司
原稿種別: 本文
p.
209-210
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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学校教育において情報社会に対応できる生徒を育むために、世界各国では教育の情報化に取り込んでいる。教育の情報化の中でも、もっとも核になる情報教育そのものについて、韓国ではどのような目標と内容をもって行われているのかを、主に2000年度から適用される第7次教育課程を通じて分析し、その現状と課題を示す。
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仙波 愛, 小川 正賢
原稿種別: 本文
p.
211-212
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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科学博物館ハンズ・オン展示の始祖、オッペンハイマーが抱いていた展示の理想は、「科学と芸術の両方の知覚に着目し、来観者の好奇心をそそるもので、来観者が一つのものの見方を生み出せるような展示」であった。彼の描いた博物館像はその「場」を提供するものであったはずである。実際の展示開発・制作過程において、彼の理想がどのように反映されたのかをエクスプロラトリウムの初期の展示を事例にして検討した。
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坂谷内 勝, 三宅 征夫
原稿種別: 本文
p.
213-214
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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国立教育研究所教育情報・資料センターでは,毎年「教育情報・資料センターの事業実施に関する打合せ会議」を実施している。本稿は,この打合せ会議で報告された,地方教育センター等における教育情報に関する課題について述べる。各機関における最大の課題はインターネットへの対応である。具体的にはインターネットに関する教職員研修(講座数及び講座内容等),管下の学校への対応,情報インフラの整備,サーバの運用管理が現状の課題である。
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福井 真由美, 野上 智行
原稿種別: 本文
p.
215-216
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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近年,博物館の展示は,一方的な伝達展示から,双方向的な参加体験型展示に移行しつつある。本研究では,伝達型,参加・体験型の両方が設置してある科学博物館で,来館者の滞留時間と展示の間にどのような関連性があるか探った。
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松野 成孝, 篠原 文陽児
原稿種別: 本文
p.
217-218
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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教育用コンピュータの整備に関しては、文部省から整備計画が出され、それに向けてどの市町村も取り組んできている。また、今回新たにミレニアム・プロジェクトが報告され、情報教育環境の整備が一段と進むものと思われる。そこで、本報告では、整備とあわせて、有効なコンピュータ等の活用を目指した松戸市の取り組みを紹介している。
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中村 光伸, 篠原 文陽児
原稿種別: 本文
p.
219-220
発行日: 2000/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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平成15年度より完全実施される高等学校の新学習指導要領より普通教科に「情報」が新設され、学習指導要領ではコンピュータや情報通信ネットワークなどを適切に活用できるための学習活動の充実を図ることを求めている。情報通信ネットワークを利用し情報を収集、処理することと同様に情報を発信する知識と技能の習得も求められる。本研究では「情報A」を事例に、新しい学習観・授業観等を達成するためのWebページを制作する授業案を提案し、課題を指摘している。
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