本研究は問いかけを基本とした授業展開で児童自身の発想による課題発見の重要性と児童自らの発想による問題解決型の実験①および教師のある程度指示された構成探究型の実験②を比較し,教師と児童の発言音数やその内容を比較した。その結果,①は教師の実験説明が短く,児童への応答が多かった。また,児童は多様な考えを積極的に発表していた。他方,②は教師の説明がやや長く,児童の発想や発言に同一性が観られ,音数もやや少なかった。このことより,児童に自由に発想させる授業展開は児童に多くの学びと学習への意欲をもたらすと考えられた。
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