日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
1 巻, 6 号
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
セッション1(自由研究発表)
  • 西出 勉
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 6 号 p. 1-6
    発行日: 1987/06/13
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本報告では小字校低学年 (1・2年) における合科に関する実態を探るために、全国で実施されている合科的な指導、合科・総合学習の実践校54校を抽出し、合科的研究資料を収集・分析したものである. 各実践校の合科・総合学習の目標・ねらいを使用されている用語から11類型に分類した. また教育課程上、教科・道徳・特活の組み合わせ及び統廃合パターンから教科・領域の融合度をみていき A・・・合科的な指導タイプ B・・・新教科・活動学習タイプ C・・・総合学習タイプ の3類型に分類してみた. 学習内容の特色をみていくために教材・単元名を12の類型に分類し、さらに資料分析の一例としてISM教材構造化法を用い、単元の内容を分析していく.
  • 古田 博之
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 6 号 p. 7-12
    発行日: 1987/06/13
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    小学校理科における評価研究の実態を探るため、昨年度、32都道府県、42校の研究紀要など、実践的資料を収集すると共に、学校にも訪問し、先生方から説明を伺った。その中で、理科の実践記録が掲載されている32校の資料 (昭和57〜61年発行) について、評価機能、評価者、評価方法という視点で分類を試み、整理した。その結果、教授活動へのフィードバックや単位時間の教授活動展開の参考といった機能に重点を置き、単元の達成目標を各時間に配分し、毎時間評価を位置づけている研究が多いこと、研究指定校の多くが、指導要録の観点に沿って目標分類をしているのに対し、指定校以外の学校の多くは、独自の観点を設けて目標分類をしていること、児童の自己評価をとり入れる場合、自己学習力や自己教育力の育成との関連で、自己評価そのものを目的とした捉え方をしている研究が多いこと、などが明らかになった。
  • 長瀬 久明, 正司 和彦
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 6 号 p. 13-16
    発行日: 1987/06/13
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    中学校理科『電流回路』の計算問題に関する、生徒の思考過程について考察する。情報処理的アプローチにもとづいて、生徒が問題の内容を理解し、解答する過程と、その過程で用いられる知識を、問題解決過程モデルとして表わす。また、調査によって得られたデータの中から生徒の誤答を考察する。
  • 林 徳治, 浦口 直樹, 岸本 輝明, 八田 昭平
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 6 号 p. 17-20
    発行日: 1987/06/13
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    現状でのパソコンによるCAI教材オーサリングシステムでは、開発者の独創性による専用ツールを用いなけれぱならないので、CAI教材の共有化という点から大さな問題が残る。これは、教育現場でのCAI教材の流通性や、既に開発された教材の活用面からみても、今後のCAI活用の発展において大きなネックとなっていることは、否定できない事実である。そこで筆者らは、現況下において、CAI教材ソフトの作成、実行、分析・評価に至るまでの内容を包括し、教育現場の教師ができる限り容易に取り組め、今まで教師らが開発した教材の活用を考慮して、現在最も普及しているOS (MS-DOS)、BASIC言語を採用したシステムを考案した。
  • 中沢 保生, 田中 豊雄, 丹羽 義信, 金田 正也, 斉藤 洋典
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 6 号 p. 21-26
    発行日: 1987/06/13
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    敗戦後の学制改革以来、英語学習は広く国民大衆の身近なものになり、その必要性、学習の効率化の論議が活発となってきた。これまで多くの外国語教授法が生まれ、紹介され、そして忘れられていったものも少なくない。そしてその間に、これらを補助する視聴覚教育機器もいろいろと開発され、発展しあるいは衰退して行った。今日、言語の素性特性のある一面のみを強調したり、言語習得を単なる習慣形式そのものと見なすことから構成された視聴覚教育システムは、その基礎理論、運用理論の両面から検討を加える必要があると思われる。本論文は、当該システムが、実際の教室場面でどのような運用理論に基づくべきか、実験プログラムの制作と、実際的な運用を継続して、それらに関する経験的、予備的な研究を行ってきた、継続研究のレポートである。
  • 廣瀬 治男, 片山 滋友, 丹羽 次郎, 清水 紘司, 井上 正也, 大嶋 建次, 西野 聰, 前迫 孝憲
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 6 号 p. 27-32
    発行日: 1987/06/13
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    技術教育にCAIシステムを導入することを目的として、実際に教育に携わっている教員が集まり、中長期的な視野に立って理想的なCAIシステムの研究を行っている。今回はその途中経過報告であり、CD-ROMとNAPLPSを用いたプロトタイプのCAIコースウェアを実際に作成し、それらをCAIに利用する上での長所、短所について検討した。
セッション2(自由研究発表・教師教育)
セッション3(パネルディスカッション-科学教育と教師教育)
第5回研究会シンポジウム
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