堆積学研究
Online ISSN : 1882-9457
Print ISSN : 1342-310X
検索
OR
閲覧
検索
68 巻 , 1 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
カバー・ストーリー
総説
  • 後藤 和久
    68 巻 (2009) 1 号 p. 3-11
    公開日: 2009/10/23
    ジャーナル フリー
    我々は,2004年インド洋大津波によって運ばれたタイ・パカラン岬の津波石を調べ,2007年にSedimentary Geology誌で報告した.そして,この論文は2009年に日本堆積学会第一回論文賞の受賞論文となった.本稿では,この論文の内容に加えて,津波石の既往研究を紹介し,高波起源の巨礫とどう識別するか,どうやって防災に役立つレベルにまで研究を進めるかを議論する.従来,津波石の認定には,津波と高波の波高の違いに着目した水理学的方法が用いられてきたが,実用に耐えるものではない.それに対し著者らは,両者は移動距離の違いによって識別可能だと考えている.これは,津波の周期が長く,巨礫をより内陸まで運搬できると考えられるからであり,高波による巨礫移動限界線を明らかにできれば,津波石を認定する基準になると考えられる.さらに,数値計算技術を用いることで,津波石の分布から津波の局所波高と周期を推定できる可能性があることがわかってきた.
    抄録全体を表示
研究報告
  • 小松原 純子, 中島 礼, 木村 克己
    68 巻 (2009) 1 号 p. 13-25
    公開日: 2009/10/23
    ジャーナル フリー
    埼玉県戸田市上戸田地区でボーリングコアGS-TKT-1を掘削し,堆積相・貝化石・物性・元素分析結果に基づいて沖積層の堆積環境変遷を明らかにした.また放射性炭素年代に基づき既存ボーリングデータと比較した.
    GS-TKT-1で観察された堆積物は5つのユニットに分けられる.ユニット1(更新統下総層群),ユニット2(礫質河川堆積物),ユニット3(砂質河川~塩性湿地堆積物),ユニット4(内湾~デルタフロント堆積物),ユニット5(砂質河川堆積物)である.ユニット2より上位は沖積層に相当し,一回の海進(ユニット2-3)および海退(ユニット4-5)を示唆する.堆積年代はユニット2が10000calyBP以前,ユニット3が10000-9000calyBP, ユニット4が9000-5000calyBP, ユニット5が5000calyBP~現在である.
    既存ボーリングデータに基づく断面図からは,礫質河川堆積物と砂質河川堆積物は埋没谷の中軸部に,塩性湿地堆積物と内湾堆積物の下部は中軸部および南側の埋没段丘面に分布し,内湾堆積物の上部,デルタフロント堆積物,河川堆積物は埋没谷全域に分布することがわかった.
    抄録全体を表示
ノート
学会参加報告
書籍紹介
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top