土と微生物
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17 巻
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 石本 真, 山本 勇, 梅山 雅代, 千葉 幸子, 金子 真弓, 福井 徹
    原稿種別: 本文
    1975 年 17 巻 p. 1-9
    発行日: 1975/12/15
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
  • 香川 尚徳
    原稿種別: 本文
    1975 年 17 巻 p. 11-15
    発行日: 1975/12/15
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
  • 田中 行久, 三宅 三恵子, 赤沢 俶紀, 山中 道勇, 贄田 博躬
    原稿種別: 本文
    1975 年 17 巻 p. 17-28
    発行日: 1975/12/15
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    土壌伝染性タバコ病害のたん水による防除効果について検討した。1. 無たん水土壌中のpHは,ゆるやかな上昇ののち4ヵ月目より下降と上昇をくり返した。たん水土壌中では初期よりpH5からpH7前後まで一たん急激な上昇を示したのち,25, 30, 35℃の各条件下においては6ヵ月目より下降した。2. 立枯病菌は,10, 20, 25℃の無たん水土壌中および10, 20℃のたん水土壤中で約180日間生存し,30, 35℃の無たん水土壌中では60日間生存した。25, 30, 35℃の各たん水土壌中では60日以内に検出不能となった。タバコの後作としてイネを作付けることによりたん水処理したライシメーター内土壌における試験では,漏水してたん水不十分な火山灰土壌を除いて,たん水による高い防除効果が認められた。畑(3年輪作)と水田(連作,2年輪作)では,明らかに後者における発生が少ない。3. 10, 20, 25, 30, 35℃の各条件下で1年間保存後の無たん水土壌中の全糸状菌数は,10^4/gないし10^5/g以上であったが,同一条件下のたん水土壌中では高温ほど少なく,30, 35℃では10^3/g以下であった。4. 腰折病菌は,10, 20℃の無たん水土壌および10℃のたん水土壌中で270日以上生存し,30℃の無たん水土壌および20℃のたん水土壌中では68日以内に検出不能となった。33℃のたん水土壌中では33日以内に検出不能となった。5. 疫病菌は,10, 20, 30, 35℃の無たん水土壌中で180日以上生存したが,10, 20℃のたん水土壌中では150日以内に検出不能となった。30℃のたん水土壌中では90日まで,35℃のたん水土壌中では60日まで菌の検出が可能であった。6. 黒根病菌は,10, 20℃のたん水,無たん水土壌中において360日以上生存したが,30℃の無たん水土壌中では240日以内に検出困難となった。30℃のたん水土壌中では30日まで検出されたが,35℃のたん水,無たん水土壌中では30日以内に検出不能となった。7. 白絹病菌は,10, 20, 30, 35℃の各無たん水土壌中で360日以上生存した。10℃のたん水土壌中では60日まで,20℃のたん水土壌中では30日まで検出可能であったが,30, 35℃のたん水土壌中では30日以内に検出不能となった。8. TMVは,10, 20, 30, 35℃のたん水,無たん水土壌中で390日以上活性を保持していた。しかしTMV濃度は無たん水土壌中よりもたん水土壌中で常に高い値を示した。9. ネコブセンチュウは,10, 20℃のたん水,無たん水土壌および30, 35℃の無たん水土壌中で240日以上生存していた。しかし30, 35℃のたん水土壌中では60日以内に検出不能となった。
  • 西尾 道徳, 草野 秀
    原稿種別: 本文
    1975 年 17 巻 p. 29-36
    発行日: 1975/12/15
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    連作した陸稲の根面と根内部の糸状菌フロラを調べ,陸稲の根面で優占的な糸状菌の属が,Penicillium, FusariumとPyrenochaetaであることを認めた。さらに次の結果から,Pyrenochaeta sp.が陸稲の連作障害の一因となっていると推定した。1.Pyrenochaeta sp.は,発芽直後から全生育期間にわたって,連作した陸稲の根面に菌糸態で非連作陸稲のそれによりも多く集積していた。2.本菌は根面に定着後,やがて根の内部に侵入し,収穫直前に連作・非連作いずれの陸稲の根内部でも著しく増殖した。3.収穫後圃場に放置された陸稲残根上で本菌は越冬し,翌春まで永存した。そして,残根から翌春新たに播種され発芽した幼根に定着し,やがて根内部に侵入するというサイクルによって,本菌が連作した陸稲の根面や根内部に集積すると推定された。4.本菌は他の作物に比べで陸稲と畑水稲の根面に特異的に定着していた。5.圃場の陸稲の生育量と本菌の根面からの分離頻度との間に負の相関々係が認められた。6.陸稲連作土壌を部分殺菌して本菌を消失させると,陸稲の生育が促進され,部分殺菌土壌に本菌を接種すると陸稲の生育が低下した。7.本菌は単菌状態で陸稲幼植物の生育を阻害した。8.本菌は単菌状態で陸稲幼植物根に感染すると,そこで水溶性の阻害物質を生成した。9.その阻害物質はある程度特異的に陸稲の生育を阻害した。10.本菌が圃場の陸稲でもその阻害物質を生成している可能性が示唆された。
  • 小林 達治
    原稿種別: 本文
    1975 年 17 巻 p. 37-46
    発行日: 1975/12/15
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
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