土と微生物

表紙

原稿種別: 表紙
2013 年 67 巻 2 号 p. Cover1-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_Cover1

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目次

原稿種別: 表紙
2013 年 67 巻 2 号 p. Cover2-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_Cover2

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日本土壌微生物学会役員

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App1-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App1

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作物根圏における窒素と微生物の相互作用(シンポジウム「微生物の機能を環境にやさしい作物生産に活かす」)

南澤究, 包智華, 板倉学

原稿種別: 本文
2013 年 67 巻 2 号 p. 49-53
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_49

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肥料削減は持続的農業の一つの目標である。窒素条件を変化させた水田に栽培したイネ植物体に生息している細菌群集構造の解析を行った。その結果,低窒素環境で特定の細菌群の相対存在比が上昇した。機能遺伝子として,メタン酸化や植物ホルモン関連遺伝子の相対存在比が低窒素環境で上昇した。これらの結果は,低窒素環境がイネ根の共生細菌群集を形作る鍵因子であることが分かった。イネの共生遺伝子が低窒素環境でメタン酸化依存的な窒素固定を制御している可能性が示唆された。ダイズ根粒はN_2Oを吸収する能力が高いにも関わらず,圃場環境ではマメ科作物根圏からN_2Oが発生するという矛盾に関心を持ち,分子生態学的な手法によりN_2O発生機構の解明を行ってきた。その結果,老化根粒では根粒タンパク質を物質的な起点とする一連の食物連鎖と窒素形態変化(根粒タンパク質→アンモニア→亜硝酸→N_2O)の中でN_2Oが発生すると考えられた。また, N_2OからN_2への還元はnosZ+根粒菌が担っており,根粒根圏から発生したN_2Oを吸収しN_2に還元するため, nosZ+/nosZ++根粒菌接種により根圏全体のN_2O発生が削減できることを室内実験および圃場レベルで明らかにした。

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環境保全型野菜生産のための線虫害に対する土壌生物性評価(シンポジウム「微生物の機能を環境にやさしい作物生産に活かす」)

佐藤恵利華, 豊田剛己

原稿種別: 本文
2013 年 67 巻 2 号 p. 54-57
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_54

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環境保全型農業生産システムの確立には,化学合成農薬および化学肥料の使用量の削減が重要な要素技術となる。農薬の使用は要否を判断する科学的指標が普及されておらず,農薬使用は極めて経験的であり,不必要な農薬使用をまねく。これらの不必要な農薬使用を軽減させるためには,農薬使用の要否を判断する基準の普及が必要である。線虫害は土壌中の植物寄生性線虫密度に依存するため,植物寄生性線虫密度を基にした要防除水準の設定に関して,これまで多くの研究が行われてきた。しかし,植物寄生性線虫密度だけではその被害を正確に予測できないケースが存在する。土壌化学性・生物性は線虫害や植物寄生性線虫密度に関与していることが報告されている。これらの報告から,線虫害は,植物寄生性線虫だけでなく,その他の土壌生物性評価を取り入れた基準を作成することにより,より正確に線虫害を予測することができるようになると考えられる。

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微生物の分化制御物質の化学(シンポジウム「微生物の機能を環境にやさしい作物生産に活かす」)

夏目雅裕

原稿種別: 本文
2013 年 67 巻 2 号 p. 58-62
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_58

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我々は微生物の形態分化や代謝分化(二次代謝産物の生産)を制御する内在性の生理活性物質を解明し,その作用機構を明らかにすることによって,微生物の分化や代謝の制御機構を解明すべく研究を行っている。本シンポジウムでは 1) Cochliobolus lunatus (イネにせいもち病菌)の嫌触現象(同一種の菌株間の拮抗現象)の原因物質lunatoic acid Aが厚壁胞子様細胞を誘導して菌糸伸長を抑制し嫌触現象を引き起こしていること, 2) Streptomyces albonigerの気菌糸誘導物質pamamycin-607の構造活性相関,気菌糸誘導作用のメカニズムの推定および他のStreptomyces属菌の気菌糸形成や二次代謝産物生産に対する作用, 3)メロンがんしゅ病菌Streptomyces sp.およびS. coelicolorの自己胞子発芽抑制物質の解明と作用特性について紹介した。

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Analysis of fungal community structures in cedar bark media in container culture of lilies

Yuko Suga, Kazuhiko Takagi, Yasufumi Kuroda, Koki Toyota

原稿種別: 本文
2013 年 67 巻 2 号 p. 63-69
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_63

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Cultivation of lilies in containers was conducted on a farm-wide scale in Tokushima prefecture using two types of cedar bark medium to evaluate the effects of continuous and renewed treatment on the fungal community structures and chemical properties of these media. The fungal community monitored using denaturing gel gradient electrophoresis (DGGE) was different in both types throughout continuous cultivation and was more affected by type of medium than by cultivation times or season. The chemical properties of cedar bark medium were changed by cultivation management and contributed to differences between the fungal communities. There were no disease symptoms throughout the cultivation period using either continuous or renewed treatment on a small scale, and continuous cultivation was performed three times with few troubles on a farm-wide scale. Hereafter, it is necessary to confirm whether the continuous cultivation of lily is possible more than four times on a farm-wide scale.

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養液栽培への拮抗菌およびリジンやシュクロースの添加がトマト青枯病およびトマト根の微生物群集に及ぼす影響

須賀有子, 井川岳士, Yanetri Asi Nion, 豊田剛己

原稿種別: 本文
2013 年 67 巻 2 号 p. 70-76
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_70

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トマトの養液栽培において,青枯病菌および青枯病拮抗菌とリジンやシュクロースを添加し,トマト根の微生物群集と青枯病発病抑制効果との関係,青枯病菌DNA量と青枯病発病との関係を調査した。青枯病拮抗菌とリジンやシュクロースの添加によって,トマトの生育や収量を低下させずに発病率は低下し,発病率が最も低かった拮抗菌K20およびリジン添加区では,リジン添加によって新たな細菌種が増殖することがわかった。正準対応分析(CCA)によって,拮抗菌K20およびリジン添加区に特徴的なDGGEバンドが見られたことから,これらのバンドに相当する細菌種が発病抑制に関与したと考えられた。細菌と同様にリジンやシュクロース添加区では新たな糸状菌種が増殖したが,CCAの結果からこれらの糸状菌種は発病抑制に関与しなかったと考えられ,拮抗菌K20およびリジン添加区で見られた高い発病抑制効果に及ぼす影響は,トマト根の糸状菌群集よりも細菌群集の方が大きいと考えられた。また,播種後6週のトマト根の青枯病菌DNA量が青枯病発病率に相関することが示され,青枯病発病リスク評価に有用である可能性が示唆された。

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愛媛県内のアスパラガス改植後の障害発生における疫病の関与

横田仁子, 大森誉紀, 奈尾雅浩, 渡部貴志, 北本宏子

原稿種別: 本文
2013 年 67 巻 2 号 p. 77-82
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_77

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愛媛県のアスパラガス産地で改植後に多発する生育障害には,疫病菌(Phytophthora nicotianae)が関与していた。現地の採取土壌からは,疫病菌の特徴を示す無隔壁菌糸と乳頭突起が明瞭な遊走子のうが観察され,各器官の形態的特徴からP. nicotianae van Breda de Haan (1896)と同定した。アスパラガス幼苗を用いた生物検定で,非滅菌区で株枯症状が多発したが,薬剤処理区(メタラキシル粒剤2土壌処理)とオートクレーブ滅菌処理で著しく抑制された。PCR-DGGE法により,移植3日目からアスパラガス幼苗の根圏土壌中で疫病菌の密度が高まることが明らかとなった。

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Microbes and Environments CONTENTS

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. 83-84
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_83

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本会記事

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App2-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App2

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日本土壌微生物学会会則

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App3-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App3

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地域選出評議員選挙規約

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App4-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App4

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編集後記

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App5-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App5

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日本土壌微生物学会誌投稿規定

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App6-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App6

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日本土壌微生物学会誌執筆要領

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App7-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App7

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賛助会員

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App8-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App8

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複写される方に

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App9-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App9

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奥付

原稿種別: 付録等
2013 年 67 巻 2 号 p. App10-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_App10

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裏表紙

原稿種別: 表紙
2013 年 67 巻 2 号 p. Cover3-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_Cover3

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CONTENTS

原稿種別: 表紙
2013 年 67 巻 2 号 p. Cover4-
発行日: 2013/10/01
公開日: 2017/05/18

DOIhttps://doi.org/10.18946/jssm.67.2_Cover4

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