日本セキュリティ・マネジメント学会誌
Online ISSN : 2434-5504
Print ISSN : 1343-6619
33 巻, 1 号
日本セキュリティ・マネジメント学会誌
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
巻頭言
鵜澤昌和 名誉会長 追悼特集
  • 事務局
    原稿種別: 特集
    2019 年 33 巻 1 号 p. 3-11
    発行日: 2019/05/31
    公開日: 2019/12/25
    研究報告書・技術報告書 フリー
    我が国の情報セキュリティの黎明期に,当時としては時代の先をはるかに見越して「セキュリティ・ マネジメント」の重要性を看破し,本学会を構想・設立して初代会長を務められ,その後名誉会長とな られた鵜澤昌和先生が,2019年2月4 日朝安らかにご逝去なされたとの報に接しました. 享年百歳の大往生で,亡くなるまで自宅で車いすの生活ながら元気にされていたとのこと,2 月8 日 に日本キリスト教団鳥居坂教会にてご葬儀,5 月2 日には青山学院大学時代の「鵜澤ゼミ」の卒業生 で構成された「昌友会」主催の「お別れ会」が温かな雰囲気の中で行われたとのことです. 鵜澤先生のこれまでのご活躍に心を馳せ,本学会へのご貢献に感謝を込めて,鵜澤名誉会長の追悼特 集といたします.謹んでご冥福をお祈りいたします. 追悼文の後ろに,本学会設立当時から鵜澤先生が会長を退任された頃までの学会の様子を抜粋して掲 載しております.鵜澤会長の『学会の原点復帰』の提言は,今も新鮮に私共の心に響きます. 本学会のこれまでの歩みを誇りに,さらに発展に努めてまいりたいと思います. 日本セキュリティ・マネジメント学会 会長 大木榮二郎
一般社団法人としての新たなスタート特集
研究ノート
  • 八木 晃二, 大曽根 匡
    原稿種別: 研究ノート
    2019 年 33 巻 1 号 p. 15-29
    発行日: 2019/05/31
    公開日: 2019/12/25
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ビッグデータ時代、IoT 時代を迎え、企業においては、様々な大量の情報を活用して事業活動を行うことが 必須となっている。その情報活用のために、企業のシステム提供者は経営資源であるヒト・モノ・カネなどあ らゆるものにID を付番し、そのID を使用して情報を収集、連携、分析、活用することを頻繁に行っている。 そして、システム利用者は、提供された情報システムを利用して、便利なサービスを享受している。 情報技術の進展と法制度の整備に伴って、ID を使用した情報活用のための情報システムは数多く構築され、 既に多くのID が付番・発行され、かつID は多種多様な意味で多義的に使用されている。しかし、このID の 発行数の増大とIDの多義的な使用により、便利なサービスが増えていく反面で、プライバシー保護の観点から みると多くの課題が発生している。プライバシー保護の確立のためには、システム提供者は情報システムを構 築する際に、様々なID の特性を十分に理解した上で規律性を持ってID を使用し、情報システムの設計、開発 を行うことが必須である。システム利用者は、自分に対して付番・発行されたID とそのID に紐づいた個人情 報をしっかりと管理することが必須である。 そこで本稿では、􀀀ID 使用の視点から、現在の情報社会の抱えるプライバシー保護確立の課題について分析し 明確化する。そして、その課題解決策について考察し提案する。
解説
辻井重男セキュリティ論文賞大賞受賞論文(概要)
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