外科と代謝・栄養
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50 巻 , 5 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
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特  集
  • ―炎症性サイトカイン抑制と貪食細胞賦活化―
    木下 学, 高橋 哲也, 中島 正裕, 中島 弘幸, 宮崎 裕美, 関 修司
    原稿種別: 特  集
    専門分野: 「外科侵襲を代謝とサイトカインから考える」
    2016 年 50 巻 5 号 p. 247-253
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/01
    ジャーナル フリー
  • ―術後回復促進を目指し,手術侵襲の軽減を目的とした麻酔管理―
    谷口 英喜, 佐々木 俊郎, 藤田 久栄, 小林 浩子, 牛込 恵子, 川崎 理栄子
    原稿種別: 特  集
    専門分野: 「外科侵襲を代謝とサイトカインから考える」
    2016 年 50 巻 5 号 p. 255-264
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/01
    ジャーナル フリー
    Postoperative recovery is inhibited by various factors induced by surgical invasion, such as abnormal sugar and protein metabolism, pain, digestive tract dysfunction, and immobility. These inhibition factors prevent early ambulation and oral ingestion after surgery. Shortened duration of hospitalization and reduced incidence of complications, which are the outcomes of measures used for hastening postoperative recovery, are considered to be due to the delay in early ambulation and oral ingestion. Among measures for hastening postoperative recovery, a recommended measure for surgical invasion is to minimize invasion through appropriate anesthesia management. For example, anesthesia management includes mitigation of invasive reaction using analgesics, appropriate infusion management, body temperature management, and management of carbohydrate load before and during surgery. Implementation of such measures for hastening postoperative recovery has been shown to reduce postoperative levels of inflammatory cytokines compared to those in conventional management and shorten the duration of hospitalization. In order to hasten patients' postoperative recovery, it is considered essential to reduce surgical invasion more effectively by combining anesthesia management measures with improvements in perioperative surgical procedures and patient care.
  • 小野 聡, 辻本 広紀
    原稿種別: 特  集
    専門分野: 「外科侵襲を代謝とサイトカインから考える」
    2016 年 50 巻 5 号 p. 265-277
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/01
    ジャーナル フリー
  • 土岐 祐一郎, 瀧口 修司, 山崎 誠, 黒川 幸典, 高橋 剛, 宮崎 安弘, 牧野 知紀, 森 正樹
    原稿種別: 特  集
    専門分野: 「外科侵襲を代謝とサイトカインから考える」
    2016 年 50 巻 5 号 p. 279-283
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/01
    ジャーナル フリー
     古くより術後合併症が全生存率だけではなく癌特異的生存率を悪化させることは知られていたが,これは進行した癌や生物学的に悪性度の高い癌では術後合併症が生じやすいためと説明されていた.しかし,内視鏡手術,リンパ節郭清,手術アプローチなど手術に関するランダム化試験が行われた結果を総合的に判断すると,手術侵襲そのものが癌の予後を悪化させる可能性を完全には否定しきれない.手術侵襲や術後合併症に代表される炎症反応や炎症性サイトカインが癌の増殖に有利に働くというのは確かに理解可能であるが,一方で数年に及ぶ再発までの時間を考えると僅か数日の術後の炎症反応がなぜ数年後の癌の予後まで悪化させるのかという疑問が残る.根治切除後の癌の再発とは微小遺残癌細胞によるものである.手術操作による揉み出しは血液やリンパ組織の中で浮遊した癌細胞を増やすと考えられる.そのほとんどは組織に生着することなく死滅するが,炎症反応やサイトカインは浮遊癌細胞の生着を助け,癌の転移を促進している可能性がある.浮遊癌細胞の生着という転移形成にとって最もクリティカルな時期は手術から数日間に一致しており,この時期の炎症反応の制御が癌の再発にとって最も重要な時期であると考える.これらの現象より手術侵襲を抑制することにより癌の再発を抑制することが可能であると考えられる.臨床研究で証明されることが期待される.
  • 土師 誠二
    原稿種別: 特  集
    専門分野: 「外科侵襲を代謝とサイトカインから考える」
    2016 年 50 巻 5 号 p. 285-290
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/01
    ジャーナル フリー
     外科侵襲は生体にさまざまな反応を引き起こすが,侵襲反応の解明と理解に基づく周術期管理の進歩は近年の外科治療の成績向上に大きく寄与してきた.外科侵襲は神経内分泌系,免疫系,栄養代謝系の反応を引き起こすが,術後感染性合併症発生例では術後の高サイトカイン血症,細胞性免疫能の低下,炎症反応亢進,高血糖がみられ,これらが術後合併症発生のリスク因子と考えられた.さらに,高齢者においても外科侵襲に対して高サイトカイン血症が生じ易く,神経内分泌反応の亢進もみられた.過剰な侵襲反応の制御が治療成績の向上に繋がると考えられるが,免疫栄養療法はこのような合併症対策として有用であった.今後,外科侵襲下の生体反応の詳細な機序が一層解明されることで,より再現性の高い有効な周術期管理法が開発されることが期待される.
  • ―本邦ICU 多施設研究までの15 年間を振り返って―
    渡邉 栄三, 坂本 照夫, 池田 寿昭, 小谷 穣治, 北村 伸哉, 高須 修, 寺谷 綾子, 織田 成人
    原稿種別: 特  集
    専門分野: 「外科侵襲を代謝とサイトカインから考える」
    2016 年 50 巻 5 号 p. 291-296
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/01
    ジャーナル フリー
原  著
  • 眞次 康弘, 大石 幸一, 大下 彰彦, 伊藤 圭子, 中原 英樹, 漆原 貴, 板本 敏行
    原稿種別: 原  著
    2016 年 50 巻 5 号 p. 297-305
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/01
    ジャーナル フリー
     術後回復力強化(ERAS)プログラムの適応は拡大しているが膵頭十二指腸切除術(PD)の検討は少ない.われわれは2007年~2015年までのPD連続138例を対象に従来管理36 例(C群:2007.6~2010.9),ERASプログラム導入前期61例(E1群:2010.10~2013.12),導入後期41例(E2群:2014.1~2015.12)の安全性と有用性につき検討した.対象の年齢中央値71歳,膵管癌43%,胆道癌36%,幽門輪温存PD46%で各群に有意差はなかった.術後経口開始(C vs E2:7日 vs 1日),固形食開始(10日 vs 3日),離床(5日 vs 2日),術後在院日数(52日 vs 18日)は有意に短縮,合併症発生率(72.2, 42.9%)は有意に減少,再入院率(5.6, 5.0%)に変化なく,導入群に手術死亡は認めなかった.PDにおけるERAS プログラムは安全に実施可能で有用性が期待できる.
用  語
記  録
巻  末
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