土壌の物理性
Online ISSN : 2435-2497
Print ISSN : 0387-6012
108 巻
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  • 加藤 正樹
    2008 年 108 巻 p. 1-2
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/11
    ジャーナル フリー
  • 原口 暢朗
    2008 年 108 巻 p. 3
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/11
    ジャーナル フリー
  • 下町 多佳志, 小橋川 千晶, 谷川 弘明, 面田 絵美
    2008 年 108 巻 p. 5-10
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/11
    ジャーナル フリー
    土壌中の水分が欠乏したり塩類濃度が上昇したりして,植物がストレスを感じると,植物は環境適応応答の過程で浸透圧調節物質を誘導合成する。環境適応応答を通じて浸透圧調整物質が植物体内で増減すれば,それらがイオン伝導や電気双極子を持つことから,植物体は自身の誘電緩和スペクトルを変化させるであろう。この現象を,マイクロウエーブの透過性を利用して捉えることによって,植物の環境適応応答を非破壊的検出が可能になるかもしれない。本研究では,植物に塩環境に適応応答させながら植物葉部の誘電緩和スペクトルの変化を測定•解析した結果,植物の環境ストレス適応応答の非破壊的•定量的評価可能性を示す結果が得られた。
  • 竹下 祐二
    2008 年 108 巻 p. 11-17
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/11
    ジャーナル フリー
    不飽和地盤の調査•試験方法として,誘電法を用いた土中水分計測方法に着目し,原位置透水試験による飽和•不飽和浸透特性値の算定方法および地表型地中レーダによる浅層領域の土中水分動態の非破壊測定方法を提案した。挿入型土中水分計を用いた定水位透水試験と排水試験を連続して実施し,排水過程における土中水分プロファイルを用いた不飽和透水係数の算定方法および土中水分量の非定常挙動を浸透流解析によってシミュレートして不飽和浸透特性の関数モデルを同定し,ヒステリシス現象を考慮した不飽和浸透特性値を推定する方法を示した。また,地表型地中レーダにより地盤の平均的な電磁波伝播速度を計測し,誘電率を介して土中水分量を算出する方法を検討した〇これらの有用性を砂丘砂地盤における原位置試験データを用いて考察した。
  • 嶋田 純, 大角 京子, 大場 和彦, 丸山 篤志
    2008 年 108 巻 p. 19-28
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/11
    ジャーナル フリー
    森林内では林内雨に比べて量的に少ない樹幹流は多くの場合無視され,同じ森林域内でも樹幹周辺は樹冠(キャノピー)投影域外側よりも地表面に達する降水量は少ないため,木の下は相対的に乾燥していて地下水に対する涵養効果は低いものと考えられてきた。本研究では,同一断面側線上の土壌水分量変化を非破壊で繰り返し測定することの出来る比抵抗探査法を利用し,落葉広葉樹のクヌギ林がある台地上の試験林において樹幹流が浅層土壌水分分布に及ぼす影響を評価し,地下水涵養に対する効果の把握を試みた。測定結果に基づき樹幹直下林床領域と樹幹の存在していない林床領域の土壌水分スラックスを比較した結果,樹幹直下林床領域は年間を通して下向きのフラックスが存在しており,相対的に湿潤な環境にあったが,樹幹の存在していない林床領域では相対的に蒸発過多で下向き土壌水分降下は殆ど期待できないことが示された。比抵抗継続測定結果をもとに樹幹流浸透領域を定義して地下水涵養における樹幹流浸透効果を評価した結果,対象領域に占める樹幹の割合は面積的にはわずか1%程度にすぎないが,樹幹を経由した降水が領域全体の涵養量に占める割合は40%にもなり,高い涵養効果があることが示された。
  • 半田 駿
    2008 年 108 巻 p. 29-36
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
    地下浅部調査を目的とした高周波CSMT装置を用いて,鹿児島県出水市針原川右岸の斜面崩壊跡地,及び同薩摩川内市でのシラス堤防の調査を実施した。針原川では,斜面崩壊により埋められた幅 20 m程の平地を利用して探査を実施したが,電極間隔が4mと短いことにより,比抵抗モデルが構築可能となるデータが得られた。得られたモデルから,崩壊斜面側で,不透水性の凝灰角礫岩上に帯水層と見られる低比抵抗層が存在すること,推定断層を挟んだ反対側には見られないことが明らかになった。このことは,斜面崩壊の機構解明に重要な知見を与えるものである。また,2回の川内川シラス堤防での調査の比較から,湛水後約3.5ケ月には乾燥を示す高比抵抗域が増加することが明らかになった。これらの結果はいずれも,高周波CSMTの地下浅部探査に対する有効性を示すものである。
  • 宮本 英揮, 筑紫 二郎, 呉 宅根
    2008 年 108 巻 p. 37-45
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
    時間領域反射法(TDR)による河川の水位および電気伝導度と土砂表面位計測の有効性を検証するために,電気伝導度が異なるCaCl2溶液および砂の表面位が異なる条件において,誘電率および電気伝導度の特性を調べ,その計測のモデル化を試みた。水位および土砂表面はトータル誘電率の平方根√εeffとの間には,河川水の電気伝導度によらず直線関係が一意的に成立し,この直線から両者を高精度で評価することができた。一定の水位が確保された条件では,水位と電気伝導度の同時計測が可能である。ただし,TDRによる計測の精度や計測可能域は,河川水の電気伝導度や設置環境に強く依存するため,適切なプローブ長の検討およびその校正が重要であると考えられた。
  • 長 裕幸
    2008 年 108 巻 p. 47-52
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
  • 大西 泰介, 加藤 誠, 西村 拓
    2008 年 108 巻 p. 53-65
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
    傾斜土壌槽(8度)と人工降雨装置を用いた実験を行い,裁断稲ワラまたは木質混合牛糞コンポストによる被覆が裸地表土の降雨下における地表面流出,土壌流亡発生に及ぼす影響を地表面被覆率との関係から考察した。土壌槽充填の黒ボク土に各々の被覆材について異なる被覆率,0, 30 (稲ワラ被覆)または35 (コンポスト被覆),および60 (両被覆材)areal%,で被覆を行ない,直後に平均45.1mmhr-1で100分間の降雨を与えた。その結果,全被覆条件について無被覆条件に比べ侵食量が抑制された。他方,被覆の有無,程度による地表面流出量の抑制は無く,逆に,牛糞コンポスト被覆60 areal% 無被覆よりも多い地表面流出量を示した。地表面流出が増えた原因として局所的に被覆物傍らに形成された堆積クラストによる透水性低下が観察された。
  • 吉迫 宏
    2008 年 108 巻 p. 67-80
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
    1 m深地温探査法によるため池堤体の漏水調査法の確立に向けて,青池堤体においてlm深地温の測定を行うとともに,lm深地温の日較差や季節変化,堤体表面温度等の測定を行った。また,シミュレーションにより堤体表面や漏水経路•浸潤面の各種条件とlm深地温の関係を求めた。これらの結果から,堤高の低いため池堤体において,漏水による地温異常の把握は温度差が形成され易い夏季及び冬期に堤体天端上で測定した1m深地温から可能なことや,シミュレーション時の漏水経路や浸潤面,温度境界条件の設定方法を明らかにした。さらに,lm深地温のシミュレーションからlm深地温の測定結果と整合する漏水経路や浸潤面の条件を得ることにより,漏水経路の幅•深度が推定できることを明らかにした。
  • Komariah , 伊藤 健吾, 千家 正照, Adomako John Tawiah
    2008 年 108 巻 p. 81-90
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
    インドネシア国ランポン州のパイナップル農園を対象にして,籾殻とタピオカ残渣(キャッサバの絞りかすとキャッサバの表皮)を土壌改良材として使用した時,土壌の物理性と生物的特性に与える効果を検証するために15ヶ月間の圃場実験を実施した。試験区は,対照区,籾殻で土壌面をマルチした試験区,キャッサバの絞りカスで土壌面をマルチした試験区,キャッサバの表皮で土壌面をマルチした試験区,キャッサバの表皮を土壌に混合した試験区,黒ビニールで土壌面をマルチした試験区からなる。実験開始時と実験終了後(実験開始から15ヶ月後)の土壌の物理性と生物的特性について調査し比較した。実験開始後15ヶ月目においても,籾殻マルチ試験区の表層土壌における有機物含有量が増加し,真比重が減少し有効水分量が増加するなど土壌の物理性を持続的に改善する結果が得られた。一方,キャッサバの絞りカスや表皮を利用した試験区では,実験開始から15ヶ月後,それらの分解が土壌の物理性を改善できなかった。しかしながら,これら有機物資材の施用は,雨季においてミミズの個体数を増加させ,その結果,土壌の乾燥密度を減少させ,大間隙や耐水性団粒を増加させた。乾季においては,土壌水分量が大きかった籾殻マルチ区のみミミズの個体数が増加した。
  • Toshihiko Momose, Tatsuaki Kasubuchi
    2008 年 108 巻 p. 91-98
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
    耕地における土壌の熱フラックスを測定するための方法を検討した〇本方法は,従来の熱流板法とほぼ同じ原理に基づいた測定法であるが,センサーにサーモモジュールを用いるため,測定感度が大幅に改善される。このため,温度勾配が非常に小さな土層においても,精度良く熱フラックスを測定することが可能になると考えた。そこで,1次元の定常熱フラックスを発生させた試料に,サーモモジュールを設置し,キャリブレーションを行った。その結果,広範囲にわたり,熱フラックスとサーモモジュール出力とは比例関係にあることが明らかとなった。この関係式を用いて,耕地における土壌中の熱フラックスを測定した。この値の信頼性を検討するために,熱フラックスと温度積分法とから求めた貯留熱量を比較し,両者は良く一致することを明らかにした。以上の結果,サーモモジュールを用いる熱流板法が有効なことが明らかとなった。
  • 宮本 輝仁
    2008 年 108 巻 p. 99-105
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
    TDRを土壌水分計測法として利用可能なことを広く知らしめた,1980年に発表されたToppらの論文(ToppがaZ.,1980)を紹介した。土性の影響が少なく θv—Ka関係が得られたという結果やToppらが観察した土壌の誘電特性が,その後の研究発展のための多くの示唆に富むものであったこと,温度依存性や塩濃度の影響も含めTDRを土壌水分計測に用いる際に必要な情報が適切に議論されていることを示した。また,新しい計測法が自分の専門分野や関連分野の研究者の間で認められ,普及するためには,測定原理を示すだけではなく,計測装置の開発や絶え間ない改良と普及活動が必要である。このため,ToppがTDRと関わるようになった経緯やToppらの論文(Topp et al.,1980)発表後の研究•普及活動についても併せて紹介した。
  • 望月 秀俊
    2008 年 108 巻 p. 107-108
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
  • 川本 健
    2008 年 108 巻 p. 110
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/09/13
    ジャーナル フリー
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