土壌の物理性
Online ISSN : 2435-2497
Print ISSN : 0387-6012
116 巻
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 榊 利博
    2010 年 116 巻 p. 1
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル フリー
  • 落合 博之, 登尾 浩助, 溝口 勝
    2010 年 116 巻 p. 3-8
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル フリー
    TDR 法は,土壌水分量と電気伝導度の両方を圃場や実験室内で同時に経時的に測定できることから頻繁に使われている.これまで TDR プローブ間の平均土壌水分量と平均電気伝導度に関するいくつかの研究がされている.そこで,本研究では 3 層からなる成層土壌での平均バルク電気伝導度の測定値の評価をした.実験は,豊浦砂と関東ロームを用いた.土壌水分量と土壌溶液濃度を層ごとで調節し,温度一定に保たれたインキュベーター内で行った.それぞれの層に水平 TDR プローブを,また地表面から鉛直 TDR プローブを埋設した.鉛直 TDR プローブでの平均バルク電気伝導度は −9 ∼ + 17 % 誤差を生じることがわかった.しかし,ほぼすべての実験で 10 % 以下の誤差だったことから鉛直 TDR プローブと水平 TDR プローブによる電気伝導度の測定は圃場においてほぼ等しく測定可能であることが判明した.
  • 渡辺 晋生, 紀藤 哲矢, 坂井 勝, 取出 伸夫
    2010 年 116 巻 p. 9-18
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル フリー
    不飽和シルトロームの一次元カラム凍結実験において土中の温度,水分量,圧力水頭の変化を測定し,凍土の水分特性曲線と不飽和透水係数の検討を行った.温度の低下速度が氷の成長速度を上回る凍結面近傍においては,凍土が未凍土の水分特性曲線より過剰の不凍水を持つ非平衡状態が生じた.この非平衡の水分特性曲線を用いる θ 補正モデルを提案し,水分 · 熱移動モデルによる凍結過程の水分移動を数値計算した.そして,未凍土の水分移動特性を凍土に拡張した Harlan モデル,凍土の不飽和透水係数を氷量と抑制係数で減少させる K 補正モデルと比較検討をした.Harlan モデルは,未凍土から凍土への水分移動を過大評価した.K 補正モデルは,凍結過程の水分分布を概ね再現したが,凍結面における透水係数の急激な減少のため,実測値とは異なる液状水量と圧力水頭の極端な変化が凍結面に生じた.一方,θ 補正モデルは,凍結時の液状水量と圧力水頭をよく再現し,より物理的に妥当な凍土の不飽和透水係数を評価することができた.
  • 宮本 輝仁, 亀山 幸司, 小林 政広, 陳 嫣, 塩野 隆弘
    2010 年 116 巻 p. 19-25
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル フリー
    エタノール発酵 · 蒸留を通じてエタノールを製造する過程では,多量の廃液(エタノール廃液)が排出される.そのため,エタノール廃液の処理問題は循環型社会の構築のための重要な課題である.エタノール廃液の処理方法の一つとして農地還元が挙げられる.これはエタノール廃液に肥料成分が含まれるためである.しかし,pH が低いことや電気伝導度が高いこと,溶存有機物を多く含むことなど,多量に農地還元された場合,農地土壌環境へ大きなインパクトを与えることが懸念される.本総説では,作物栽培への利用のための試験研究に加え,エタノール廃液の農地還元による土壌の物理性,化学性,微生物特性の変化と不飽和土層内での窒素 · 炭素の動態に関する研究を概観した.そして,土壌物理学的視点からの今後の展開方向について提言を行った.
  • 取出 伸夫, 渡辺 晋生, 中川 絢子
    2010 年 116 巻 p. 27-35
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル フリー
    砂質ロームとシルトからなる成層土の飽和浸潤と不飽和浸潤について,鉛直一次元のリチャーズ式により求めた地表面フラックス,土中の圧力水頭分布,不飽和透水係数分布,水分量分布,フラックス分布の変化に基づき,浸潤形態を考察した.上層土の透水係数が下層土に比べて低い場合には,上層土が水分流れを制限し,下層土への水分フラックスを補うために成層土の境界の圧力が低下する.逆に上層土の透水係数が高い場合には,下層土が水分流れを制限し,成層土の境界に水分が溜まって圧力が増加する.上層が砂質ローム,下層がシルトの飽和浸潤では,成層土の境界において水分フラックスの重力成分と圧力勾配成分がそれぞれ不連続に分布して,上層から下層への水分流れの収支を保っている.この不連続な分布が,流れが不安定化する要因であると考えられる.
  • 臼井 靖浩
    2010 年 116 巻 p. 37-38
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル フリー
  • 千葉 克己
    2010 年 116 巻 p. 39-40
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル フリー
  • 近森 秀高
    2010 年 116 巻 p. 47
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル フリー
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