日本人は入浴を好み、娯楽目的の入浴施設が多く有る。しかしストーマ保有者の中には入浴施設を利用できないと思っている場合も有り、利用に関する情報は少ない。そこで、入浴施設におけるストーマ保有者の利用の可否などについて、260件の入浴施設を対象にアンケート調査を行った。
回答数は85件、回収率32.6%であった。そのうち58件(68%)の施設がストーマ保有者の利用は可能と答えていた。入浴時の要望には装具を貼る事、汚物や使用済み装具を正しく処理する事を挙げていた。
ストーマ保有者に対して入浴施設の要望や現状を伝えるとともに確実なセルフケア指導を行い、施設側に対しては正しい知識提供のための啓発活動が必要である。
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