表面科学
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12 巻 , 9 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 戸叶 一正
    1991 年 12 巻 9 号 p. 538-542
    発行日: 1991/11/10
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
    高温超電導体が発見されてからまる5年が経過し,エレクトロニクスのみならず電力輸送や強磁界発生などの分野でも実用化を目指した懸命の努力が続けられている。このような電力機器関係への応用のためには,臨界電流密度の高い線材を作製するための技術開発が必要である。本稿では高温超電導体を線材として使用するうえに特性的にどのような特徴や問題点があり,また線材化技術の開発にあたってそのような問題がどのように解決が図られているか,また将来の展望などについて述べる。
  • 和佐 清孝, 松嶋 朝明, 市川 洋, 榎原 晃, 広地 久美子, 足立 秀明, 瀬恒 謙太郎
    1991 年 12 巻 9 号 p. 543-552
    発行日: 1991/11/10
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
    スパッタによる薄膜化プロセスにおいて,原子層オーダーでの精密制御の限界についての最近の研究について述べる。本解説では,Bi層状ペロブスカイト構造の高温超電導体を多元マグネトロンスパッタでlayer-by-layer蒸着すると,1/2格子ユニット程度(10~20A)までは化学組成・結晶構造の制御が可能であり,また,このIayer-by-1ayerスパッタで,1/2格子ユニット単位で構成した人工超格子物質が創成されることを示した。この種のスパッタリング法は,人工歪超格子強誘電体や触媒・人工酵素などバイオミメテック材料のような新材料の創成にも有望なプロセスである。
  • 小林 典男, 渡辺 和雄, 山根 久典
    1991 年 12 巻 9 号 p. 553-560
    発行日: 1991/11/10
    公開日: 2010/02/05
    ジャーナル フリー
    1986年に酸化物超電導体が発見されて以来,高温超電導の発現機構を探る基礎的研究と同時に,実用材料化をめざし:た応用研究が進められている。特にYBa2Cu3Oy薄膜では,液体窒素温度でも106A/cm2を越えるものが,種々の方法で作製されている。本稿ではCVD法による超電導薄膜の作製方法と作製された薄膜の組成,構造を明らかにし,超電導特性,特にJcとの関連を探る。またピニング機構に関して一つのモデルを提案し議論する。
  • 那須 弘行
    1991 年 12 巻 9 号 p. 561-566
    発行日: 1991/11/10
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
    高温超電導体の発見は,工学,理学のさまざまな分野に大きな波紋を投げかけた。高温超電導厚膜形成技術も従来の厚膜作成技術のノウハウを生かしながら,発見直後にすでに開発が始まった。現在はそのノウハウを生かしながら,さらに応用へと進んでいる段階である。この解説では,この高温超電導厚膜作成技術の現状をまとめてみる。
  • 松葉 博則
    1991 年 12 巻 9 号 p. 567-573
    発行日: 1991/11/10
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
     高温超電導体の応用分野としてシールドが話題となっている。本文ではシールドについての解説と, 超電導体の特長を生かすためには他の超電導を用いないシールドと比較することによりどのようなシールドに適用すべきかを述べている。この結論として人間の脳などの活動を知ることのできる生体磁気測定用シールドと, 強磁場を発生する超電導マグネットの漏洩磁場のシールドをあげ, これを実現するための技術課題について論じた。またこれら超電導シールドの実現のための古河電工での検討状況を紹介し, 種々実例を述べその実現可能性の大きいことを示した。
  • 段 世鐸, 王 積分, 王 〓, 陳 慧
    1991 年 12 巻 9 号 p. 574-579
    発行日: 1991/11/10
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
    A computer texture analysts method based on statistical model has been used to extract features from the scanning electron microscope images of the catalysts for the oxidation of naphthalene to phthalic anhydride. Extracted texture features are effective measures for the evaluation of catalyst activation. Different kinds of catalysts have been discriminated and classified using the entropy curves with increasing temperature that is relative to the surface properties of the catalysts. In addition, we note that the curves can be used to define the optimum temperature for activation and to predict the thermal deactivation of the catalysts.
  • 村上 雅人
    1991 年 12 巻 9 号 p. 580-583
    発行日: 1991/11/10
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
    高温超電導体の発見によって,液体窒素を用いて超電導現象が利用できるようになったことから,いろいろな分野に大きなインパクトを与えた。また,悲観的な予測が大勢を占めていた実用化の問題も,最近では材料の組織制御によりピン止め力の大きな超電導体の作製も可能となってきたことから,かなり希望がみえてきている。さらに,ピン止めの大きな材料を用いて,磁場に対して大きな反発力を得ることができるようになり,人間を空中に浮上させることにも成功している。原理的にはいくらでも重いものが浮上できることがわかり,この特性を利用したベアリングやフライホイールへの応用が検討されだしている。
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