コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
11 巻 , 5 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 都倉 信樹
    1994 年 11 巻 5 号 p. 5_357
    発行日: 1994/09/16
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー
  • 本田 耕平 , 吉田 展子
    1994 年 11 巻 5 号 p. 5_358-5_376
    発行日: 1994/09/16
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    本稿では,観測,あるいは,停止性の概念に基づかない,並行プロセスのための等価理論の定式化を提示する.この定式化では,簡約関係と等式推論のみを基礎に据えた新しい意味論構築方法に基づき,強相互模倣性に対応する強い等式理論と,弱相互模倣性に対応する弱い等式理論が導出される.様々な形式系にこの等式理論を適用すると,相互模倣性に基づいた動作等価性と一致するか,あるいは,それをより一般化した等価概念を導く.われわれは,まず名前通信に基づく簡潔な形式系であるν-計算を例として,等式理論の基本的な諸定義を与え,並行計算の等価性の基礎として,簡約閉包性の概念を導入する.さらに,λ-計算の不定式に対応した不作用項とよばれる項集合の同一視という条件を簡約閉包性に加えることで,形式系特有の観測可能性が導かれることを示す.この結果を用いて,簡約閉包であり,かつ,不作用項の同一視を行なう等価理論の属の中で,その等価性において最大のものが導出される.この規範的な等価理論,および,そこから簡約回数を数えることで導びかれる強い等価理論の性質を,従来の相互模倣性の等価性との比較を中心に考察する.また,他の形式系にこの簡約を基礎とした意味論構築を適用した結果についても,簡単に議論する.

  • 香川 考司
    1994 年 11 巻 5 号 p. 5_377-5_386
    発行日: 1994/09/16
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    破壊的代入,入出力などの副作用を関数型言語で模倣するプログラムを書く際に,副作用をmonadというある種の条件を満たす型構成子として表現すると,プログラムの可読性,変更のしやすさなどが増すことがわかってきている.しかし,従来では代表的な副作用である"状態"を扱う場合に,1つの(平板な)構造しか状態として扱うことができず,関数型言語の特徴の1つである,組やリストなどの階層的データをその構造を生かして状態として扱うことは難しかった.その結果,状態を扱うプログラムをこれらのデータ型を介して部品化することができないため,あるデータ型の状態を対象として書かれたプログラムの部品を,他のデータ型を状態として持つ場合に再利用することが難しく,関数型言語にmonadを導入する動機の1つである命令的プログラムの書換え,再利用の容易性が達成されたとはいい難かった.例えば,配列を2つ以上扱いたい時に,どのように配列を1つだけ扱うプログラムの部品を再利用してプログラムを書けばいいのか,その方法がわからなかった.この論文では,階層的なデータ型の中の構成要素の"位置"をmonad morphismとして表現し,その位置にあるデータを局所的状態として扱うことにより,複合的,階層的なデータをその構造に自然な形で状態として扱う方法を提案する.その結果,プログラムの部品化を容易に行なうことができるようになる.結果としてのプログラミングのスタイルは,オブジェクト指向プログラミングを思い起こさせるものとなる.ここでは,オブジェクト指向との対応についても述べる.

  • 追川 修一 , 徳田 英幸
    1994 年 11 巻 5 号 p. 5_387-5_399
    発行日: 1994/09/16
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    本論文は,外部スケジューラに基づいたマイクロカーネルを構成するための機構の設計,実装について述べる.実行スレッドをユーザレベルで実現することにより,高性能かつ柔軟なシステムの構築を可能にする.本論文では,スケジューラを,アドレススペース内のスレッドをスケジューリングするULS(User-Level Schduler),アドレススペース単位のスケジューリングをするMLS(Meta-Level Schduler)に分け,それぞれをカーネルの外,すなわちユーザレベルで提供する.そしてMLSの持つ情報をULS間で共有することにより,柔軟にシステムを構築することを可能にした.

  • 塚田 晴史 , 杉村 利明
    1994 年 11 巻 5 号 p. 5_400-5_413
    発行日: 1994/09/16
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    本論文では,オブジェクトを複数観点から分類するために,オブジェクト指向モデルを拡張したMACモデルを提唱する.初めに,オブジェクト間の2つの意味的関係-特化(specialization)と分類(classification)-の違いを明確にして,特化を実現するメカニズムである多重継承を用いて多重分類を行う問題点を考察する.次に,この問題を解決するために導入した,多重分類を行うメカニズムについて述べる.ここではクラスとオブジェクトのリンクを変更可能なn対1にして,オブジェクトが同時に複数のクラスに所属することを許している.モデルの意味的明瞭さと柔軟性から,2つのメリットが生まれる.1つは継承における名前の衝突の問題に自然な解決を与えることで,もう1つはビュー,スキーマ進化,オブジェクトの所属クラスの変更,マルチユーザのアクセス権制御を実現することである.MACモデルの記述力を確認するために,モデルに基づく言語MACL(MAC Language)の仕様を定め,人事情報データベースを例にモデルのメリットを説明する.

  • 田中 二郎
    1994 年 11 巻 5 号 p. 5_414-5_420
    発行日: 1994/09/16
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー
  • 廣瀬 通孝
    1994 年 11 巻 5 号 p. 5_421-5_431
    発行日: 1994/09/16
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー
  • Garrigue Jacques
    1994 年 11 巻 5 号 p. 5_432-5_436
    発行日: 1994/09/16
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー
feedback
Top