コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
13 巻 , 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 南谷 崇
    1996 年 13 巻 2 号 p. 2_113-2_114
    発行日: 1996/03/15
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー
  • 小野 諭 , 小川 瑞史
    1996 年 13 巻 2 号 p. 2_115-2_130
    発行日: 1996/03/15
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    抽象実行とは,プログラムの様々な性質を解析するために提案された理論的なフレームワークである.これは,プログラムのデータ領域や計算動作などの意味を抽象化した有限抽象領域を設計し,その上でプログラムを不動点計算と呼ばれる手法で「実行」することにより,プログラムの性質を求める. そこで,本チュートリアルでは,プログラム解析のごく初歩的な知識を持つ読者を対象にして,抽象実行の基本概念,分類,具体的設計法、仕様記述への展望などを説明する.対象言語としては,遅延評価型の関数型言語を取り上げる.ただし仕様記述への展望は,手続き型言語における様相論理や時相論理による仕様記述をベースに説明する.

  • 遠藤 隆浩 , 田中 譲
    1996 年 13 巻 2 号 p. 2_131-2_146
    発行日: 1996/03/15
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    著者らの研究室で開発されたシンセティック・メディア・システムIntelligentPadに並行比を導入したConcurrent IntelligentPadシステムを新規に開発した.またIntelligentPadシステムにおいて基本要素であるパッドと呼ばれるオブジェクトに自律的な動作を可能にさせたアクティブ・パッドの機構を追加した.Concurrent IntelligentPadシステムにおいてアクティブ・パッドをもちいることによりダイナミックにかつインタラクティブにエージェント・システムを構築することが可能になる.またエージェントをマルチメディア情報に対する内容検索のインデックスとして利用する手法を提案する.エージェントを利用することで柔軟性をもったハイパーメディア・システムをIntelligentPadシステム上に構築することが可能になる.

  • 大澤 一郎
    1996 年 13 巻 2 号 p. 2_147-2_156
    発行日: 1996/03/15
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    人間との円滑なコミュニケーションが実行可能な知能エージェントのモデルを提案し,そのモデルの有効性を検証するために実装した知能エージェントシステム「ラスカル」を紹介する.知能エージェントのアーキテクチャとしては,即応(reactive)システムをベースにして,センサ系と動作選択系の間に「因果シミュレータ」と呼ぶ新しい系を導入している.因果シミュレータは,センサ系から得た情報と直前の状況情報に基づく因果の拡散伝搬計算を,因果ネットワークによる超並列協調計算により行なう.そして,センサ系だけからは得られない有用な動作選択用の情報を短時間で求めている.例えば,人間と自然言語でコミュニケーションする場合には,対話相手の意図および信念に関する情報などを適切に管理する.このような知能エージェントモデルに基づいて実装した知能エージェントシステム「ラスカル」は,自分の発話をセンサ系からフィードバックさせて他人の発話同様に解釈するなどして,流れる時間の中で動的に状況の変化を捉え,状況に応じた適切な動作系列を創発的に選択し実行していく.

  • 大久保 琢也 , 佐々 政孝
    1996 年 13 巻 2 号 p. 2_157-2_169
    発行日: 1996/03/15
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    属性文法は,コンパイラの定式化の分野などで広く用いられている.しかし,属性文法で記述したソフトウェアのデバッグ法は,いまだに確立していない.本研究は,論理型言語のデバッグ法として提案されたアルゴリズミック・デバッギングの手法による,属性文法のデバッグ方式を提案するものである.本稿では,属性文法に仮想的な関数を導入することにより,アルゴリズミック・デバッギングが適用可能であることを示し,さらに属性文法の特長を生かしたアルゴリズミック・デバッギングの拡張を提案する.また,本手法がほぼすべてのクラスの属性文法に適用できることを,属性評価器との対応で述べる.本論文は主に理論的な枠組に重点をおいたものであるが,デバッガのプロトタイプを実装して以上の点を確認した結果も併せて示す.

  • 大崎 人士 , Middeldorp Aart , 井田 哲雄
    1996 年 13 巻 2 号 p. 2_170-2_185
    発行日: 1996/03/15
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー

    Zantemaの提案した分配消去法は,項書換え系の停止性の証明を容易にする1つの方法である.この方法について次のような定理がある."ある項書換え系(F,R)が与えられたとき,分配消去法で変換されたRが右線形で,かつ停止性をもつならば,(F,R)は停止性をもつ".しかし,Rに分配則の書換え規則がないときに,「右線形」の条件が必要であるかどうかは,未解決な問題とされていた.本論文では,意味ラベリングを用いてこの問題を解決する.さらに,Ferreiraらの示した置換消去法の停止性に関する定理が,意味ラベリングを用いて簡潔に証明でき,しかも置換消去法が容易に拡張可能であることも示す.最後に,分配消去法や置換消去法で変換された項書換え系の間には,停止性・単純停止性に関する含意関係が成り立つことを示す.

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