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Print ISSN : 0289-6540
20 巻 , 5 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 井上 克郎, 鯵坂 恒夫, 大西 淳, 中島 震
    2003 年 20 巻 5 号 p. 413
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
  • 張 紅輝, 大西 淳
    2003 年 20 巻 5 号 p. 414-431
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    本論文ではシナリオ記述言語と異なる視点で記述されたシナリオの統合手法を紹介する.シナリオ記述言語は格文法に基づいたアクションフレームを用いており,シナリオはイベントとイベント間の時間的順序によって記述され,内部表現に変換される.異なる視点で記述されたシナリオの統合手法は,幾つかの視点から書かれたシナリオ群を内部表現によって統合して,シナリオの時系列の矛盾や抜けを検出し,さらに特定の視点を指定することによって,視点に依存しない統合内部表現からより完成度の高いシナリオを生成できる.また,シナリオ統合手法を用いて,シナリオの進化を支援できることも示す.「国際会議のプログラム委員長の業務」に本手法を適用した結果を述べる.
  • 中川 晋吾, 金指 文明, 谷沢 智史, 富樫 敦
    2003 年 20 巻 5 号 p. 432-443
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    近年の情報技術(IT)の推進により,情報処理システムの需要が高まってきている.しかし,その導入,管理,運用に必要なコストは非常に大きい.また,インターネットと携帯端末の普及により,いろいろな端末でネットワークを使ったサービスを受けられるようになってきている.どのような端末であっても同等のサービスを提供できるようにしたい.しかし,端末ごとのシステム開発は移植・検証のコストが大きい.そこで,コンポーネント指向で開発するマルチプラットフォームアプリケーションである,資源適合型アプリケーションを提案する.資源適合型アプリケーションは,一度の開発で複数の端末に対応可能なアプリケーションである.この様なコンセプトに基づいて開発したシステム,GISEN (General Integrated Software Environment for Nexus)について報告する.
  • 清野 貴博, 緒方 和博, 二木 厚吉
    2003 年 20 巻 5 号 p. 444-457
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    振舞遷移機械とその記述言語としての代数仕様言語CafeOBJは,分散システムを適切に記述し,それが安全性を持つかどうか検証する能力を持つ.この検証には帰納法を用いるが,その際の主要な作業の1つは場合分けである.本稿では,場合分けの各場合を項の組み合わせで表現する手法と,帰納段階の場合分けをマトリクス状に組織化する手法を提案する.各場合を項の組み合わせで表現することは,場合分けをCafeOBJ処理系による簡約によって制御できるようにし,処理系からより多くの検証支援を検証者にもたらす.本手法の有効性は,実際に使われている鉄道信号システムの安全性検証を対象として適用実験を行い,適切に応用できることを確かめた.
  • 河辺 義信, 真野 健
    2003 年 20 巻 5 号 p. 458-469
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    本稿では,形式的手法を用いて,Nepiネットワークプログラミングシステムの実装方法の正しさを検証する.我々は,Nepiシステムの抽象仕様と具体仕様をI/O-オートマトンモデルで記述し,IOA-Toolkitを使って,それら記述を一階述語論理に変換する.さらに,具体仕様から抽象仕様へのフォワードシミュレーションと呼ばれる関係が存在することを,Larch定理証明器を使って証明する.
  • 磯部 祥尚, 大蒔 和仁
    2003 年 20 巻 5 号 p. 470-491
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    We present formal frameworks tCCA, tLCA, and tICCA for verifying composition of agents. Behaviors of composite agents are described in tCCA and specifications for them are described in tLCA. Since consistency between specifications in tLCA is undecidable as proven in this paper, we propose to use intermediate specifications described in tICCA instead of directly checking the consistency, and then give useful propositions for verifying composition of agents in tICCA.
  • 勝野 恭治, 相原 達, 水谷 晶彦, 玉川 憲
    2003 年 20 巻 5 号 p. 492-496
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    本論文では,様々な携帯デバイスに搭載されている短距離無線通信技術,Bluetoothを用いた距離検出方法を提案する.無線通信として搭載されているBluetoothでデバイス間の距離を検出できれば,デバイスの位置が相対距離で検出できる.そのため,位置情報を利用したサービスをBluetooth搭載デバイスに提供することが可能となる.さらに本方法を用いたアプリケーション例として,Bluetooth搭載腕時計型コンピュータ,WatchPad 1.5を身につけたユーザーとの相対距離に応じて提供するコンテンツを変えるインフォメーションキオスクシステムを試作し,本方法の有効性を確かめる.
  • 西田 直樹, 酒井 正彦, 坂部 俊樹
    2003 年 20 巻 5 号 p. 497-501
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    項書換え系(TRS)の書換え規則に右辺のみに現れる変数を持つことを許すEV-TRSは,その変数に任意の項を代入して書き換えるので,書換え関係が無限分岐となる.さらに,EV-TRSは停止性を持たない.そのため,EV-TRSは計算モデルとして好ましくなかった.本稿では,ナローイングをEV-TRSに自然に拡張したEVナローイングを提案し,EV-TRSの書換え関係をシミュレーションできることを示す.さらに,EVナローイングが停止するためのEV-TRSの条件の1つを示す.
  • 田村 直之, 番原 睦則
    2003 年 20 巻 5 号 p. 502-508
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    一階述語論理の節形式をPrologプログラムに変換し,Prologコンパイラ処理系を用いて定理証明を行うシステムとしてPTTP (Prolog Technology Theorem Prover)が知られている.本論文では,節形式を線形論理型言語LLPのプログラムに変換し,LLPコンパイラ処理系を用いることで,より効率的な証明探索が可能になることを示す.特に,証明中のリテラルをリソースとして追加することにより,ME (model elimination)処理を高速化している点に特徴がある.
  • 筧 一彦, 鈴木 太朗, 小川 瑞史
    2003 年 20 巻 5 号 p. 509-518
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    2002年9月12日より17日まで会津大において連続して開催された,ASIA-PEPM 2002 (ACM Asian Workshop on Partial Evaluation and Semanticsbased Program Manupulation)およびFLOPS 2002 (Functional and Logic Programming Symposium)について報告する.開催場所となった会津大は県立として1993年に設立された若い大学で,計算機・情報関連の3学科から構成されている.今回は,国際会議開催において場所の提供のみならず,招待講演者の旅費や予稿集の出版にいたるまでサポートを頂いた.ここに厚く御礼申し上げる.
    ASIA-PEPMは,ACM SIGPLANにおけるPEPM (Partial Evaluation and Semantics-based Program Manupulation)シリーズの一環である.PEPMは1991年来既に9回の開催を数える会議で,今回初めてアジアでの開催となった.ただし2002年は既に1月に米国ポートランドにて開催されているため,今回に限りASIA-PEPMの名前が与えられた.FLOPS (Functional and Logic Programming Symposium)は1995年に始まり,今回が6回目となる日本国内で開催されてきた国際会議である.
    今回,ASIA-PEPM/FLOPSの投稿はそれぞれ21件/27件,採録が11件/14件,その他それぞれ4件の招待講演またはチュートリアルが企画された.参加がそれぞれ40名/50名前後,あわせて65名程度(両方に参加したのは25名程度)とやや低調であったが,欧米・アジアなど海外からの参加者が約4割を数えた.特にASIA-PEPMにおいては学生の参加が約1/3と若い世代の参加者が多かったこともあり,親近感のある雰囲気が醸され議論に参加し易く感じた.
    なお筆者のうち,鈴木がFLOPS2002の,小川がASIA-PEPM 2002の現地主催者(local chair)である.本報告では,筧が参加者側から見た全体的印象・感想を,鈴木・小川が主催者側から見た全体的印象・感想を記し,さらに個別の発表について三人で分担して取り上げ簡単に紹介する形式をとった.各講演を紹介するにあたり,敬称等はすべて省かせて頂いた.御了承頂きたい.
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