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Print ISSN : 0289-6540
23 巻, 4 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 椎尾 一郎, 豊田 正史, 角 康之
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_1-4_2
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
  • 五十嵐 健夫
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_3-4_13
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    手書きスケッチを計算機アプリケーションへの入力として用いるスケッチインタフェースが注目を集めている.スケッチインタフェースは,従来のGUIと比較して特に種々のデザイン活動の初期段階における創造的な作業の支援に有効であると考えられている.本稿では,これまでに発表されてきた代表的な手法やアプリケーションシステムを紹介しながら,スケッチインタフェースの可能性と将来像について論じる.具体的には,基礎技術である認識アルゴリズムやインタラクション手法について紹介したあと,スケッチ入力を利用した2次元のデザインシステムや3次元グラフィクスのオーサリングシステムについて紹介する.効果的なスケッチインタフェースを実装する上での注意点などについても議論する.
  • 栗原 一貴, 五十嵐 健夫, 伊東 乾
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_14-4_25
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    本論文では,資料の作成から発表までを電子ペンによって統一的に行うことのできるプレゼンテーションツールを提案し,実用システムの開発と教育現場における長期ユーザスタディによりその有効性を検証する.まず事前調査を行い,従来のツールでは満たせないプレゼンテーションに対する現場ニーズを分析した.その結果,資料の作成・編集をIT初心者でも簡便に行うことができる機能と,発表中であっても資料を動的に編集できる機能が重要であるという知見が得られた.これに基づき,電子ペンの持つ直感的操作が可能な特性と,絵画的表現および言語的表現を自由に空間に配置・操作できる特性を活かした電子プレゼンテーションツール「ことだま」を開発した.そして小中高校の教員を被験者とする2年間にわたる長期のユーザスタディを行った.その結果ことだまの有効性が実証され,教育現場への応用で必要となるプレゼンテーションツールデザインのための知見が得られた.
  • 福田 健太郎, 高木 啓伸, 前田 潤治, 斉藤 新, 浅川 智恵子
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_26-4_35
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    新たな社会基盤へと成長したWebは,障害者や高齢者が独力で様々な情報,サービスにアクセスする為の貴重な手段でもあり,そのアクセシビリティ確保は重要な課題である.近年,Webアクセシビリティへの取り組みが活発に行われ,様々なチェックツールが開発/提供されている.しかし,既存ツールの多くはWebを文法的な側面からのみチェックするため,実際にアクセスしやすいサイトの構築には不十分である.そこで,我々は,新しい概念のアクセシビリティ向上支援ツールaDesignerを開発した.本論文では,aDesignerの特徴である,視覚障害者/高齢者のアクセス環境を健常者にも分かりやすく視覚化する方法,およびユーザビリティの観点からWebページの評価を行う機能について述べる.さらに,aDesignerを用いたWebページの評価結果に基づき,Webサイトのアクセシビリティおよびユーザビリティの歴史的な変遷についても考察を行う.
  • 椎尾 一郎, 浜田 玲子, 美馬 のゆり
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_36-4_46
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    キッチンは生産の場であり,調理を媒介とした教育とコミュニケーションの場でもある.このため,家庭環境の中でも,実用的なユビキタスコンピュータアプリケーションの可能性が高い場所と考えられる.そこで筆者らは,コンピュータ,ネットワーク,センサを組み込んだ未来のキッチン,Kitchen of the Futureを開発している.このコンピュータ強化されたキッチンにより,単に調理の効率を向上させるだけではなく,キッチンを学びとコミュニケーションの場として復活させることができると考えている.本論文では,Kitchen of the Futureを利用して実装した,調理の記録とネットワークでの公開と共有,調理過程の再生,遠隔地キッチンを接続しての調理支援,調理教材の効果的な提示を実現するアプリケーションについて報告する.
  • 大和田 茂
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_47-4_50
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    我々は,形状をゼリーの内部にプリントするゼリープリンターを提案する.このプリンターでは,出力形状が柔らかいゼリーであるために,加工が非常に容易であることが大きな利点としてあげられる.これにより,コンピュータの内部の情報を実世界に取り出し,変形したり加工したり食用にすることが可能となる.さらに,三次元の標高データを出力することもできるので,自由に切ってその断面をみることも可能である.
  • 竹川 佳成, 寺田 努, 西尾 章治郎
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_51-4_59
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    鍵盤演奏において運指は演奏に影響する重要な要素であるが,同じ楽曲であっても演奏家の身体的特徴や音楽の表現方法によってさまざまな運指が考えられるため,楽曲から運指を一意に決定することは難しい.一方,実際に演奏を聴きながらリアルタイムで演奏者の運指情報を得られれば効率的な演奏学習や奏者と一体感のある音楽視聴が可能となる.そこで,本研究ではカメラベースのシンプルな画像処理と,鍵盤や運指特性から得られた演奏ルールを組み合わせることで,実時間で高精度に運指を取得するシステムを構築する.さらに,鍵盤習熟者による評価実験を行うことで,システムの有効性を検証する.
  • 栗原 一貴, 後藤 真孝, 緒方 淳, 五十嵐 健夫
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_60-4_68
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    長い文をペンで手書きすることは煩雑な作業である.この作業を効率よく行うため予測手書き入力を提案する.これはペンで文字列を書き始めると,それに続く可能性のある文字列リストが提示され,ユーザがそれらを選択することで残りの手書き作業を省略できるというものである.我々は手書き文字のマルチモーダル入力システム「音声ペン」を開発した.これは音声認識と文字認識を組み合わせた予測手書き入力システムであり,講義やプレゼンテーションにおける講演者の板書作業を支援するものである.さらに講演者の音声認識結果を聴衆と共有することで,聴衆のノート取り作業にも同様の予測手書き入力が可能である.小規模なユーザスタディにより,システムの有効性を示唆する結果と更なる改善に向けてのフィードバックが得られた.
  • 西田 健志, 五十嵐 健夫
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_69-4_75
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    本論文では,参加者間で画像を共有し,それら画像の特定部分に会話を結びつけることのできるチャットシステムLock-on-Chatとその運用により得られた様々な知見をまとめる.文書や画像と会話を結びつけるほかのシステムが,ひとつの文書について深く議論するのに適しているのに対して,我々のシステムは複数の画像に分散した会話をしやすくすることに重きを置いてデザインされている.Lock-on-Chatは学術会議において発表中に聴衆が会話するためのシステムとして運用された.Lock-on-Chatが局面に応じてさまざまな使われ方がされる様子,多くの参加者が活発に議論する様子が観察された.
  • 綾塚 祐二, 河口 信夫
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_76-4_81
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
  • 黒田 滋樹, 柴山 悦哉
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_82-4_86
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
    ネットワークなどの外部デバイスを使用するプログラムでは,常に物理的な異常が発生する可能性があり,異常時に備えた復旧などの例外処理が定義される.しかし物理的な異常時の処理は非同期に発生し再現性に欠けるため,開発時におけるユニットテストが難しい.本研究では外部デバイス異常の例外処理のテストをテストケースとして記述可能とした.開発者はテストケース中で異常の種類,再現性を確保するため異常発生のタイミングを指定することで,指定した外部デバイス異常時のテストケースを,既存の正常時のテストケースと同様にテスティングフレームワークであるJUnit上で実行可能である.
  • 斉藤 匡人, 石川 宗寿, 川添 瑞木, 栗田 洋輔, 小林 思無邪, 津田 恵理子, 堀江 倫大
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_87-4_93
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
  • 近山 隆
    2006 年 23 巻 4 号 p. 4_94-4_95
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/11
    ジャーナル フリー
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